Vol.743

MONO

31 MAR 2026

見慣れた風景に新たな風を。ANTRY ラタンバンブーカントーク

当たり前のように目にする自分の住まいに、少しだけ変化が欲しい時がある。毎日変わらぬ風景にほんの少しのスパイスを足し、より心ときめくものにしたい時に役立つものが、ANTRYのラタンバンブーカントークだ。素朴な風合いを持つこのプロダクトは小さなテーブル代わりとして、あるいはディスプレイにと、自分の使い方次第で幾通りもの表情を見せてくれるに違いない。

見慣れた日常に変化を取り入れたい時に

自分が選んだ好みのものを集めて作った、自分だけの住まい。それはどんなところよりも心地良く、過ごしやすい大切な場所だ。そんなお気に入りの自宅でのんびりと過ごすひと時、ふとした瞬間にその場所がありきたりなものになってしまったと感じることはないだろうか。

例えば一人で楽しむ休日のティータイム。のんびりとリラックスして過ごすのは特別な時間であるはずなのに、目の前に広がるいつもと同じ変わらぬ景色に物足りなさを感じたり、時が止まってしまっているかのように思えたりする。

暮らしが少し単調に感じ始めたら、オンオフの切り替えも難しくなりがちに
毎日同じ景色の中で過ごしていると、少しだけでも気分を変えてみたくなる。そうかといって、大きな家具を買い替えたり、大がかりな模様替えに取り組むのもハードルが高く感じてしまう。

そんな時におすすめしたいのが、ANTRYから展開しているamuco(アムコ)シリーズのひとつ、ラタンバンブーカントークだ。カフェタイムやディスプレイ、ローテーブルとして活用し、自分らしいセンスを活かして住まいに新たな風景を生み出してみたい。

タイの職人による手仕事で生まれたラタンバンブーカントーク。使い方次第で色々なアレンジを楽しめる

流行に流されず普遍の美を紡ぐANTRY

輸入やオリジナル商品を取り扱うショップからスタートしたANTRY(アントリー)は1999年、大阪府和泉市で設立された。2000年からアメリカや欧州で直接買い付けを開始。

ヴィンテージ家具の販売、並びに「ずっと美しく、ずっと使いやすく」をコンセプトに掲げたオリジナル製品ブランド「GENUINE(ジニュイン)」の設立や、建築部材・住宅パーツを専門に扱うオンラインストア「PARTS & SUPPLY」を開設している。

ANTRYはインテリア雑貨から家具まで、ハイセンスなプロダクトを数多く展開している
現在、ANTRYは自社プロダクトと世界中から厳選したセレクトアイテムを融合させ、時代に左右されない普遍的な美しさを備えた空間スタイリングを日本各地へ発信し続けている。

今回ご紹介するラタンバンブーカントークは、ANTRYが展開しているシリーズ、amucoの中のひとつ。タイで買い付けてきたという、職人の手作りによる様々な「かご」は、日常的に持ち歩いたり、ざっくりと収納したり、室内のアクセントになったりと、どれも魅力的なものばかりだ。その素朴な風合いは暮らしに寄り添い、新鮮な風景を作り上げてくれるだろう。

ナチュラルな味わいが、室内に穏やかな空気を運んでくれる

暮らしに優しく寄り添う、カントークの佇まい

自然豊かなタイでは熱帯の自然素材が豊富にあり、ラタン(籐)やバンブー(竹)で作られた生活用品や家具、手工芸品などが長い歴史を持っている。カントークはタイ北部やラオスなど、ラーンナー文化圏と呼ばれる地域で使われている、足付きの丸型のお膳とその食事様式のことを指す。

結婚式や寺院のお祭り、葬儀などで出されるカントーク料理。小皿に様々な料理を載せて提供される
皆でローテーブルのように囲んで使用したり、あるいは一人用の膳としても使われており、ちゃぶ台やお膳に慣れ親しんだ日本人にとっては、どこか懐かしさを感じさせるプロダクトだ。

軽やかさを持ちつつ、細部まで丁寧に編み込まれている
本体はラタンで編まれており、軽く持ち運びがしやすいけれどもしっかりとした作り。天面はバンブーがヘリンボーン模様で編みこまれている。自然素材の柔らかな風合いを持ち、どこに置いても馴染んでくれる印象だ。

載せたものをしっかり支えてくれる。豊かな表情を持つヘリンボーン模様が美しい
「職人による手作り」と聞くと、取り扱いに慎重にならざるを得ない、どこか身構えてしまう感があるが、ラタンバンブーカントークは素朴な印象で普段使いにぴったりだ。

今回選んだSサイズは天面のものを載せる部分が約24cmで、他にSサイズよりも一回り大きい、約26.5cmのLサイズが展開中。どこに置くか、どのように使うかを考慮して、自宅に合うサイズを選んでみたい。

カップ&ソーサーが収まるSサイズ。持ち運びしやすいのも嬉しい

自由な感性で新鮮な風景を室内に

ラタンバンブーカントークの魅力はその素朴な質感とナチュラルな風合い。Sサイズは大きさも丁度良いサイズ感なので、カフェタイムに使えばいつもの風景が優しく穏やかなものへ変化する。

天気の良い休日の午後、お気に入りのお茶とお菓子を用意して、暖かな日差しを浴びながら、好きな画集を前にしてリラックス。ラタンバンブーカントークを小さなテーブル代わりにして、自宅でのカフェタイムを楽しんでみよう。

ミニテーブルとして最適なラタンバンブーカントーク。洋菓子にも和菓子にもしっくりと馴染んでくれる
あるいはラタンバンブーカントークをコンポート皿のように使ってみれば、平面になりがちなテーブルコーディネートに高低差が出て、空間に心地良いリズムが生まれるだろう。

食卓に立体感を生み出すカントーク。お気に入りの調味料を載せれば、テーブルコーディネートもドラマティックに演出できる
また小さめのライトを置いて、ディスプレイコーナーに新鮮さを加えるのにも向いている。天面の大きさによって、ライトはちょうど良いサイズを選んでみたい。おすすめは、UYUNI リチャージャブルコレクション。モダンでシンプルなデザインで、どんなテイストの室内にもマッチするのが魅力的なプロダクトだ。
このライトはコードレスのため、置く場所を選ばないのがポイントに。ラタンバンブーカントークに載せると、棚の上やテーブルに直置きするのとはまた異なる風景を描いてくれる。

高さのある位置にライトを置くことで、光に奥行きが生まれる
今まで当たり前のように同じ場所に飾っていたフラワーベースも、このラタンバンブーカントークに載せれば洗練された風景が完成するはずだ。景色の中に高低さを生み出し、花がもたらす印象も変わるだろう。

今回選んだSサイズは小さめなので、花器もそれに合わせたものを使いたい。おすすめなのが、ミニサイズのフラワーベース。それには大ぶりの花ではなく、華奢で可憐なものを合わせてみよう。
棚の上や玄関先でラタンバンブーカントークにフラワーベースを置き、通り過ぎる度に心を癒す植物たちを主役に変えて、瑞々しい花の息吹を感じてみたい。

季節が感じられるディスプレイコーナーを楽しんで

日常に小さな変化という喜びを

気候が穏やかで日差しは輝き、家で過ごすのが楽しい季節となった。肌に優しいさらりと軽い衣類を羽織り、好きな音楽を静かにかけて、ゆったりとまどろみながら休日を過ごす。

そんな時に欲するのが自身を包み込む新鮮な風景だ。家具を買い替えたり、大仰なイメージチェンジをするのではなく、自然素材で作られたカントークを用いて、これまでと異なる景色を楽しんでみたい。

使い方に自分のこだわりを取り入れて、日常を優しく彩りたい
何を置いてみようか、どこで楽しもうかと感性を刺激するラタンバンブーカントークは、暮らしに小さな特別感をもたらしてくれる。住まいを彩るプロダクトとして、また暮らしを整える小さなアクセントとして、自分なりのアイデアを活かしてみよう。

ラタンバンブーカントーク