サステナブルな暮らしってどういうこと?
「サステナブルな暮らし」は世界共通の目標
つまり「サステナブルな暮らし」とは、地球の環境を壊さず、限りある資源を使いすぎないようにして、未来も美しい地球とともに生活し続けていけることをいう。サステナブルな暮らしの実現に向けて、世界中が共通の目標として取り組み始めているのだ。
なぜサステナブルな暮らしが必要か
また経済活動で排出される二酸化炭素によって、地球温暖化も深刻化しているのだ。これまでと同じ資源の使い方をしていては、地球の豊かさを保つことは難しいだろう。
SDGsの活発化で注目を集めたサステナビリティへの取り組み
「持続可能な開発目標」として掲げられたのは「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」「つくる責任 つかう責任」「海の豊かさを守ろう」などの17項目。この一部は、私たち一人ひとりがサステナブルな暮らしを目指すことで達成に近づくことができる。
サステナビリティに関するテーマはZOOM LIFEでも多く取り扱っている。
概要はこちらの記事を参考にしてほしい。
サステナブルな暮らしに向けて、意識度をチェック
ごみの分別が面倒くさい?
ごみの総排出量は2000年頃をピークに減少傾向にあるものの、このままでは約20年で最終処分場の許容量を超えるといわれている。ルールに沿ってごみを出すことで廃棄にかかるエネルギーを抑え、再利用できる資源が確保されるため、面倒でも分別することが大切だ。
疲れたらタクシーに乗ってしまう?
車から出る排気ガスの排出量や、限りある資源であるガソリンの使用量を抑えることもサステナブルな行動につながる。無理のない範囲で、公共交通機関や自転車を利用することを考えてみよう。車移動から徒歩に切り替えることは、地球にはもちろん個人の健康のためにもよい。
ホテルのアメニティグッズが大好き
プラスチックごみを出さないために「使用しない」という選択をしてみよう。また客室で使用した歯ブラシや歯磨き粉などは、使い捨てせずに持ち帰って「使い切る」ことが大切だ。
プラスチックという素材そのものを見直す活動もある。私たちを取り巻く環境はモノづくりの視点からも大きく変化しそうだ。
食品は「奥から取る」のが習慣?
賞味期限の短いものから買うことで、食品ロスの削減に貢献できる。この取り組みは日本では「てまえどり」という言葉で広まり始めている。すぐに食べるときには値引き商品から購入するのもおすすめだ。
みんなで取り入れたい、サステナブルな暮らしのヒント5つ
エネルギー消費を抑える
見落としがちなのは、お風呂の「追い炊き機能」にも電力が使われているということ。自動で温度を一定に保つ設定になっている場合、温度が下がるたびに追い炊きが行われるので注意が必要だ。家族がいるなら続けて入ることで無駄をなくせるだろう。
食品ロスを減らす
私たちが暮らしの中でできることの1つは、食べきれる量だけを買うこと。何を作るかを決めてから買い物に向かうのもよい方法だ。量り売りを利用すれば、本当に必要な分だけが手に入る。また、作りすぎてしまったときには、近くに住む家族や友人に「おすそ分け」してみてはどうだろうか。
外食時も頼みすぎに注意し、食べきれなかったものは持ち帰れるかどうかを事前に確認してみよう。
近年ではフードロス問題を解決するためのアイデア食品も登場している。
モノを大切に、循環させる
汚れたり破れたりしてもすぐに捨てず、手入れをして部屋着にし、長く着用することが望ましい。最後は雑巾にして掃除や新しいモノの手入れなどに使えば、初めて「モノを使い切った」といえるだろう。
まだ着られるけれど不要になった服や道具は「捨てる」のではなく、リサイクルショップやフリマアプリなどを利用して「譲る」という手もある。モノは購入する際に必要かどうかをよく検討することが大切だが、モノの手放し方についても考えてみてはどうだろうか。
マイバッグ・マイボトルを持ち歩く
使い捨て商品を見直す
洗って繰り返し使えるおしゃれなプラスチックストローを生活に取り入れるのはどうだろう。
簡単なことから少しずつ、サステナブルな暮らしを始めよう
地球の未来に思いを馳せて、今できることから少しずつ始めてみよう。こだわりすぎることなく、生活の中で変えられそうな部分を見直してみてほしい。自分にも地球にも心地よい選択をすることが、これから生まれてくる人たちみんなの笑顔につながっていくと信じて。