Vol.304

MONO

14 JAN 2022

部屋を彩る魔法のアイテム。置き型プロジェクター「Aladdin Vase | アラジン ベース」

2021年末に登場した、置き型プロジェクター「Aladdin Vase(アラジン ベース)」。花瓶のような形につるりとした質感、こっくりしたキャメルブラウン…一見した限りではプロジェクターと気づかないほど洗練されたデザインは、今まで「おしゃれなプロジェクターがない」と敬遠していた層の心もつかむ。そんなアラジン ベースは、片手で持ち運べるほどコンパクトでありながら、プロジェクター以外にも照明やスピーカー、時計など魅力的な機能が備えられている。そこで気になるのが、実際の使い勝手だ。さっそく、さまざまなシーンで使ってみた。

映像を心ゆくまで楽しめる。プロジェクターのある暮らし

100インチの迫力あふれる大画面も、プロジェクターがあれば手軽に家で観ることができる
近年、テレビだけでなく、YouTubeなどの動画共有プラットフォーム、NetflixやAmazon Prime Videoなどの定額制動画配信サービスなど、さまざまなアプリケーションを通して動画を楽しめるようになった。それらはテレビモニターやPC、タブレット、スマートフォンなど、デバイスを使って手軽に観ることができるが、映像に集中し、臨場感を感じたいときは、大画面で観たいものだ。そんなときに家庭でも手軽に使えるアイテムが、プロジェクターである。

筆者も国内メーカーのプロジェクターを長年愛用しつづけていたのだが、大画面を楽しめる一方で、本体が大きくて持ち運びしづらく、セッティングにも時間がかかり、さらに長時間使用していると熱やファンの音が気になるなどの不便も多かった。しかし近年は、コンパクトで持ち運びしやすく、OSが内蔵され外部接続不要なプロジェクターも増え、より手軽に楽しめるようになっているという。

そんな数あるプロジェクターの中でも、暮らしに馴染むデザイン性で、これまでのプロジェクターの概念を覆したメーカーが、popIn(ポップイン)である。

popInから置き型プロジェクター「アラジン ベース」が登場

「アラジン ベース」¥69,800 (税・送料込)
popInは、家庭用プロジェクター「popIn Aladdin(ポップイン アラジン)」を開発しているメーカーだ。照明、スピーカー、プロジェクターという3つの機能がひとつにまとまり、電源の確保や置き場所にも困らない。さらにAndroid OSも搭載されて、リモコンひとつでスマートに操作できるということで、“今までになかった暮らしにフィットするプロジェクター”として人気を博している。

リモコンで簡単操作
そんなpopInから、コンパクトなスマートライト型プロジェクター、「アラジン ベース」が新たに登場した。入力端子は電源コードのみで、どこから見ても美しい。テレビやゲーム機にもワイヤレスで接続でき、移動もさせやすいため、映画を観たいときはリビングで、ニュースを観たいときはダイニングで、リラックスできる空間を演出したいときはベッドルームで…と、あらゆるシーンで楽しむことができる。

今までになかった、インテリアが活きるプロジェクター

リモコンも一緒に立たせて。置くだけでインテリアが華やぐ
これまで、デザイン面では「インテリアの邪魔にならないかどうか」という観点で選ばれがちだったプロジェクター。しかしこの「アラジン ベース」は、「インテリアに馴染む」を超えて、「インテリアアイテムとして活きる」プロジェクターなのだ。

デザインを手がけたのは、プロダクトデザイナーの柴田文江さん。これまでオムロンの体温計や無印良品のソファー、KINTOのフラワーベースなど、幅広いプロダクトを世に出してきた。そんな柴田さんは「アラジン ベース」のデザインについて、「いつもそこにあることが新しい映像体験のはじまりなので、カタチはつい飾りたくなるように練り上げ、映像機器でありながら暮らしの道具としての佇まいを目指しました」とコメントしている。

食器と一緒にディスプレイ

どんな場所においても馴染むので、自然と飾りたくなる
部屋に置くと、家電であることを忘れるほど愛らしい。温かみのあるフォルムと色味は、日中使わないときもそこにあるだけで空間に彩りを与え、気分までほんのり高揚させてくれる。

コンパクトなのに驚きの高機能。アラジン ベースをあらゆる場所で使ってみた

大画面でもしっかり投影。リモコンで簡単に角度調整ができ、フォーカスは自動で設定してくれるので、設定の手間はほとんどかからない
片手でも軽々と持てるほど、軽量でコンパクトな「アラジン ベース」。そのシンプルな見た目に反してOSが搭載されているため、YouTube、Amazonプライム・ビデオ、Netflix、Hulu、U-NEXT、Spotify、radikoなど、人気の動画や音声サービスをこれ一台で幅広く楽しむことができる。

間接照明をつけて壁時計を投影すれば、より空間に広がりが生まれる
また、デジタルインテリアとして活用できるアプリも標準搭載。壁時計や美風景、ヒーリングライトなど、数十種類がそろい、ただ映像を映すだけではなく空間演出としての役割も果たしてくれる。「アラジン ベース」は明るさが200ルーメンと低めで、映画などを観るときは基本的に暗い中での使用がおすすめだが、空間演出として使う際は部屋の照明をつけておいても問題なく使うことができる。

ベッドルームで、寝る前にNetflixで映画鑑賞。本体が軽いため、触れると位置がずれやすい。通り道にはなるべく置かないようにしよう

寝るときは、スマートライトとして活用。7色の光をベースに様々な色味で空間を彩ることができる
「アラジン ベース」の上部には、さまざまな色に光るスマートライトも搭載されている。音楽に合わせて光を演出するサウンドモード、光のリズムに合わせて呼吸することで眠りを促すスリープモードなどがあり、空間だけでなく時間まで演出してくれる。ファンの音も非常に静かで、スリープモードを活用すれば心地よい眠りにつける。

プロジェクターを使う場合、「スクリーンも設置しなければいけないのでは?」と考える方も多いだろう。もちろんスクリーンを使った方が、よりきれいな映像を楽しめるが、「手軽に大画面を楽しむ」というところにフォーカスを当てた場合、スクリーンは必ずしも必要ではない。まずはあらゆる場所でフレキシブルに使ってみて、壁紙の質感や画質が気になる場合はスクリーンの購入を検討する方がいいだろう。

日常をもっと楽しく

プロジェクターを、暮らしのそばに
これまで週末に映画を観るときしか使わなかったプロジェクターだが、「アラジン ベース」を使うようになってからは、タブレット端末で観ていた映像も投影して観るようになり、格段に使用頻度が増えた。毎日観る映像をプロジェクターで観るようになったことで、ブルーライトの光を見る時間が低減したのも嬉しいポイントだ。

いつ、どこにあっても美しく
また、見た目も美しく場所を取らないので、どこにでも置いておけるのもいい。映像を観るだけでなく、部屋を演出する要素もあるため、夜だけでなく昼間も、1日中使えるアイテムとなった。親しい人たちを呼んで映画鑑賞をしたり、パーティー会場で使ったり、仕事のプレゼンテーションに使ったりするのもいい。共有することで、暮らしの楽しみがさらに広がるはずだ。フレキシブルな「アラジン ベース」は、暮らしの質そのものにも彩りを与えてくれるだろう。

Aladdin Vase | アラジン ベース

外形寸法:80(幅) x 169(高さ) x 80(奥行) mm
質量:約650g

投写方式:単板DLP™方式
光源:RGB LED
明るさ:200 ANSI ルーメン
解像度:HD 
オートフォーカス:対応
自動台形補正:対応

¥69,800 (税・送料込)

https://aladdin.popin.cc/pages/aladdin-vase