Vol.456

MONO

30 JUN 2023

長く愛せるものを選びたい。365methods(サンロクゴメソッド)ホーローオーブンディッシュ

熱狂的なコレクターとまではいかなくても、集めずにはいられない心惹かれるものがあり、私にとってキッチンツールや食器類がそれにあたる。だがすべてのものを頻繁に使用しているわけではなく、棚の奥へと追いやられているアイテムも多々あるのが現状だ。これからは、購入したことを後悔することのない、長く使い続けていけるものを選びたい。365methodsのホーローオーブンディッシュは、自分が描く未来の理想のキッチンでも、きっと活躍しているに違いないプロダクトだ。

これからは、厳選したものだけに囲まれて

見渡せば、世の中には何て素敵なものが多くあふれていることだろう。デザインが秀逸なもの、佇まいが美しいもの、手触りが好みのもの、機能性に優れたもの…。キッチンツールやグラス、食器類など、食に関するプロダクトに目がない私は心惹かれるものを見ると、激しい購買欲を抑えるのにいつも四苦八苦している。

だがそんな理性もどこへやら、店頭やオンラインで素敵なものを見つけると、つい財布の紐が緩んでしまうのが現状で、今やキッチンエリアも食器棚も満杯の状態になっている。だがこれまで購入してきたアイテムを今でも愛用しているのかと問われると、否という答えが出てしまう。

SNSで気になる画像を見かけたから、ショップで見つけて胸がときめいたからと、つい手にしてしまうキッチンツールや食器類
使わなくなったのには「案外使いづらかった」「趣味が合わなくなってしまった」等、それぞれ事情があるのだが、整頓できないキッチンを見渡してはため息が出る。

それぞれの時代の流行によって買い求めた一貫性のないテイスト、今では手に取ることすらなくなった食器類を見ては切ない気持ちがこみ上げて、このままではいけないと強く思う。これからは長く愛することが出来、10年先も使い続けていけるものだけを選びたい。

しかし実用性ばかり重視するのも少し淋しく、やはり使う度に胸がときめくものであって欲しい。365 methodsのホーローオーブンディッシュは、そんな願いを叶えてくれる、長く良き相棒となってくれるプロダクトだ。

使い道が多く、テーブルを華やかに彩る365methodsのホーローオーブンディッシュ。どの料理にどんな風に活用しようかと心が弾む

機能性とヴィジュアル。ともに優れている素材、ホーロー

素材にホーローを使用しているキッチン・テーブル製品は数多く、既に幾つかのアイテムを所有している方も多いだろう。我が家にも保存容器や皿やマグなど、ホーロー素材のものがあちこちで見受けられる。

アウトドア用の食器類、保存容器に鍋や花瓶など、ホーロー素材は多くの用途に用いられている
ホーローとは金属の表面にガラス質の釉薬を焼き付けた素材を指しており、金属部分をガラスで覆うことによりサビから保護し、美しい外観を与え、金属とガラスという異なるふたつの素材の良さを結びつけたマテリアルだ。

酸や塩分に強く匂いがつきにくいため、保存容器として使われているのはご存じの通り。更に熱伝導率に優れ保温性も高いので、食卓に出す器としても扱え、直火にも対応可なのでキャンプなどアウトドアシーンでも活躍してくれる。

軽やかな光沢を持ち、どこかレトロな印象を感じさせるホーロー製品は様々な利点を兼ね備えている
反面、ガラスを使用しているため衝撃を与えるとヒビが入ることもあり、また急激な温度変化にも弱い。金属を使っているため電子レンジの対応は不可で、洗う際は研磨剤や、たわしなどは避けること。これらの点に気を付けていれば、長く愛用できるマテリアルであるに違いない。

365methodsが生み出した、ありそうでなかったホーローウェア

今回ぎゅっと心を掴まれた、365methodsのホーローオーブンディッシュ。一体どこが他の製品と違うのかと問われれば、ありそうでなかった蓋付き、ハンドル付きというデザインだ。

蓋とハンドルが付いていることで、多くの使い方ができる秀逸なデザイン
1949年に創立したY.YACHT(ワイ・ヨット)はキッチン、ダイニング用品を中心に百貨店や専門店に向けた商品を扱う商社であり、365methodsはY.YACHTのオリジナルブランドとして誕生した。

「365日毎日使える、毎日楽しい、毎日使いの定番アイテムを提案する」と謳っており、現在展開しているシンプルなデザイン、使いやすさと機能性に優れたプロダクトを見れば、どれもが日常を豊かにしてくれるものだとすぐに分かるに違いない。

ホーローオーブンディッシュはカラーと縁取りがイエロー X グレー、グレー X ネイビー、ホワイト X グレーの3種類が展開中

左上より時計回りに浅型Sサイズ、スクエア、レクタングル。これらの他に浅型のMサイズの4種類から選ぶことができる
ホーローオーブンディッシュのかたちとカラーはどれも様々なテーブルコーディネートに馴染んでくれて、使う度にその良さを実感できるはず。日常の調理の時間や食事のひと時を特別なものにしてくれるだろう。

多くのシーンやレシピで愛用したい、ホーローオーブンディッシュの魅力

365methodsのホーローオーブンディッシュは、デザイン性の高さもさることながら、その豊かな多面性にも注目したい。ホーローを素材としたプロダクトは保存容器や鍋、テーブルウェアとそれぞれの役目を担ってくれるが、365methodsのオーブンディッシュはひとつで全ての役割をまかなえる。

まず蓋付きという特性を生かして保存容器に、そして酸や塩分に強いというホーロー素材の特性を理解してマリネなど料理の下ごしらえにも使用が可能だ。

素材によっては容器に匂いが移ってしまうこともあるマリネ。ホーロー素材なら安心して使用できる
重ねて収納できるため、冷蔵庫などスペースが限られたエリアでも場所を取らずにスッキリとしまうことができるのも嬉しい。

蓋付きなので重ねてしまえてスペースも確保。冷凍保存も可能だ
また熱に強いため直火で調理が可能で、オーブン調理にも対応してくれる。ホーローは軽く持ち運びもしやすいので、アウトドアなどで使用するのもおすすめだ。

熱に強いホーロー素材。ただし空焚きは避け、水分の多いメニューに活用しよう。使用する際は鍋つかみを忘れずに

オーブンで調理するグラタンや、焼き菓子の型にしてスイーツ作りにも向いている
料理に使用しない時でも、バットのように使ってみれば調理中でも大活躍。ホーローは洗いやすく汚れや雑菌も付きにくいので、いつも清潔に保つことができる。

下ごしらえした野菜や肉をのせたり、パン粉や小麦粉などを使用する際のバット代わりにも活用できる
選んだカラーに合わせて料理の色を決めるのも楽しく、テーブルにそのまま出して器として使用するのも面白い。使えば使うほどに調理中から食卓の上まで、あらゆるシーンで輝きを放ってくれるのを実感できるに違いない。

調理した後、そのままテーブルに出しても雰囲気を損ねないヴィジュアルが魅力的
調理中に手を汚さず、卓上でも色々なテーブルコーディネートのスタイルにマッチするのが、オークスのトングだ。シンプルなデザインは使いやすく、メニューによって掴みやすいタイプを選ぶことができるのも嬉しい。
オークスのトングも末永く使えるプロダクト。365methodsのホーローオーブンディッシュをテーブルで使用する際には一緒に活用してみてはどうだろうか。どのサイズ、カラーにもきっと馴染んでくれるはずだ。

10年後の理想のキッチンを思い描いて

キッチンツールや器やグラスが好きな人にとっては、心弾むデザインのものを見つけるのは喜びの一つ。数多くの魅力的なプロダクトが次々と世に生み出され、眺めているとあれも欲しい、これも欲しいとつい欲深になってしまう。

しかし永く愛せるもの、ずっと使い続けていけるものを見つけるのは難しい。せっかく購入したけれど、思ったよりも使用頻度が少なかったアイテムも数多くあるはずだ。

だが飽きてしまったらその存在を消し去って、また新たなものを購入するという、これまでは当たり前であった意識も、これからの時代は本当に気に入ったもの、長く使えるものを探したいというものへシフトしているのではないだろうか。

食卓に華やぎを、調理に機能性を。様々な使い道のあるプロダクトだからこそ、長く使い続けていけるはず
飽きの来ないデザイン、多くの使い道のあるマテリアル、それでいて使う度に心をときめかせてくれるもの。これからのキッチンを彩るものは、そんなプロダクトを選びたい。

10年後に自分のキッチンを見渡した時に、長く愛用してきたものに囲まれながら「本当に好きなものだけを選んできたな」と自分自身を誇れるように。365 methodsのホーローオーブンディッシュはそのきっかけとなってくれるに違いない。

365methods ホーローオーブンディッシュ