Vol.125

KOTO

28 APR 2020

習慣を、どこへでも。Manduka「eKOスーパーライト トラベルマット」

ストレッチしながらインナーマッスルを鍛えるために、ヨガやピラティスのレッスンへ通うようになった。慣れてくるにつれ、動画を見ながら自宅でも行う日々が続き、集中力も高まりやすくなったようだ。近頃はマットの上に立たない日が続くと、どうも落ち着かない。ヨガやピラティスで体を動かすことが、習慣化されつつあるのだろう。「家の中に限らず、どんな場所でもヨガやピラティスができたらいいのに」。そんな思いから手に入れたのが、持ち運びを自由にしてくれるManduka(マンドゥカ)の「eKOスーパーライト トラベルマット」だった。

ヨガやピラティスを習慣化する

マットの上で行う、ヨガやピラティス。どちらも習慣として取り入れたいものだ
もともと2年ほど前からキックボクシングをしていた筆者。運動不足とストレスを解消するために続けていたが、ハードな運動は体への負担が強いのか、翌日以降の筋肉痛がひどく、柔軟性も低いため怪我の心配が出てくるようになった。そこで身体パフォーマンスの向上や怪我の予防のために始めたのがピラティスである。

ピラティスは20世紀初めにドイツのジョセフ・ピラティス氏が、負傷して寝たきりとなった患者でもできるリハビリ方法として考案したエクササイズである。ピラティスはヨガに似た動きも取り入れられているが、全くの別物。背骨や骨盤の動きの柔軟性と、インナーマッスル強化にアプローチし、胸式呼吸によって交感神経を高めてくれる。姿勢改善にも効果があると言われているエクササイズだ。

一方でヨガは、約4500年前のインダス文明で生まれたと言われ、その思想体系を元に、修行や治療法として発展したものだ。腹式の深い呼吸や、伸ばしたり縮めたりキープするといった動きや姿勢、そして瞑想を組み合わせながら、しなやかな体をつくり、心身の安らぎを得ていく。そのため、瞑想も合わせて体を動かしたい場合やリラックス気分を味わいたい場合は、ヨガをやるようになった。

似ているようで全くの別物であるが、2つに共通するのは「継続することで、より効果が実感できる」という点だ。

自宅で使うヨガマットは6mm程度の厚さ。クッション性が高いものの、かさばるので持ち運びには不便だ
しかしながら、ヨガもピラティスも習慣化しようとすると、なかなか難しい。どちらも体や床を保護し、ポーズを取りやすくするためにマットを使うため、基本的には室内で行う。しかしずっと同じ部屋でやるのも飽きが来やすい。スタジオへ行くのもいいが、テラスや公園、旅行先など、開放感あふれる場所でやれば、新鮮な気分を味わうことができ、リフレッシュにもなるだろう。

一方でマットはかさばるため、荷物になりやすい。出かけた先で気軽にできない点はネックである。軽量で持ち運びがしやすく、マット本来の機能もしっかり持ち合わせたものがあれば、より自由にヨガやピラティスの習慣が続けられるはずだ。もちろん長く習慣的に使うために、耐久性の高さも欠かせない。

薄くて軽いのに高機能。Mandukaのトラベルマット

Manduka「eKOスーパーライト トラベルマット」(19SSモデル)
手に入れた「eKOスーパーライト」は、使用感の良さと環境への配慮にこだわったヨガ製品を作るブランド、Mandukaのトラベルマットだ。Mandukaのマットは多くのヨガインストラクターに愛用されている「PRO」シリーズや、ホットヨガ向けの「GRP」、初心者向けのエントリーモデル「BEGIN」など、高機能な製品が様々ある。

天然ゴム製なので、グリップ力はしっかり。ポーズも取りやすい
今回筆者が選んだ「eKO」シリーズは、天然ゴムマットを使い、圧倒的な耐久性を実現したヨガマットだ。手頃な価格のヨガマットはいくらでもあるが、長く使ううちに手足の滑りやすさが気になったり、マットのベタつきや割れなどの劣化が目立ったりしてくる。Mandukaのマットは高級の部類に入るが、長く使うことを考えればコストパフォーマンスがいい。さらに天然素材のみを使用しているため、廃棄の際も完全に土に還る。非常にエコなマットである。

重さ900g、厚さ1.5mm。持ち運びのしやすさに特化した超軽量版モデル
その「eKO」シリーズのマットのなかでも、「eKOスーパーライト トラベルマット」はMandukaの製品の中でも、最も軽量で最も薄手のマットだ。1.5mmという薄さのため、クッション製には欠けるものの、持ち運びがしやすい。普段使いはもちろんのこと、レンタルヨガマットの衛生面が気になる場合には上に敷いて使えるし、何よりアウトドアでのワークに最適である。芝生やビーチの砂の上などの上に敷いて、手軽に使うことができるのだ。

バッグに入れてコンパクトに持ち運ぶことができる
「eKOスーパーライト トラベルマット」は、持ち運びのしやすさにも特化しているため、折りたたんでコンパクトにできるのも魅力的なポイントだ。マチの狭いバッグにも入れることができるし、かさばらないので家での収納にも困らない。使用後は濡れた布巾やクリーナーを使って汗や汚れを拭き取れば、簡単にお手入れ完了だ。

出かけた先で見つける、習慣の新しい魅力

屋外で太陽の光を浴びながら行うことで、いつもと違った新鮮な感覚を得られるだろう
まだまだ世の中は混乱の最中である。ライフワークバランスが大きく変化した方もいるだろう。人は環境が変化するだけで、簡単に心身のバランスが乱れてしまうものだ。そんな時、習慣は自分自身の本来の軸に立ち返らせてくれるはずだ。

さらに運動の習慣がない方にとっては、家にいる時間が長くなった今の時期こそ、ヨガやピラティスなどを習慣づける絶好のチャンスとも言える。屋内でのワークに加え、人の少ない時間帯に近くの公園へ出かけがてら、屋外でのヨガやピラティスに挑戦してみるのもいいかもしれない。普段のワークで得られる心地よさとはまた違った、新鮮な心地よさを得られるだろう。自分らしく生きるための、新たなライフスタイルを築きあげるいい機会になるはずだ。

Manduka「eKOスーパーライト トラベルマット」

Size / 61cm×173cm×1.5mm
weight / 900g Material / 天然ゴム
価格:¥ 7,000(+tax)

https://manduka.jp/