Vol.521

MONO

13 FEB 2024

ルームシューズにも健康視点を。ビルケンシュトック「ダボス」

BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)といえば、春夏によく履く「アリゾナ」や「チューリッヒ」といった外履きサンダルが定番商品。しかし実は「寒い日に最適」と、冬素材のルームシューズにも根強い人気があることをご存知だろうか?さまざまな種類のルームシューズが展開されている中で特におすすめしたいのが、今回ご紹介する「DAVOS(ダボス)」である。「ダボス」には、足の健康を考えるビルケンシュトックならではのこだわりがたくさん詰まっている。日常生活に「ダボス」を取り入れるべき理由を、いくつかご紹介したい。

2世紀以上、足の医学を考えてきたビルケンシュトック

室内履きにオススメのクロッグ「ダボス」。サイズもカラーも豊富
そもそもビルケンシュトックは、240年以上の歴史を有するドイツのフットウェアブランド。創業当時は家族経営の小さな会社だったが、今やフットウェアでは世界トップ5のブランドに上り詰めている。とはいえ、根底にある信念は今も昔も変わらない。

ビルケンシュトックが“ブランドの本質”として掲げているのは、「健康な睡眠と暮らし」「健康な労働環境」「健康な足と歩行」「健康な生活態度」の4つ。つまりどの商品も“人々の健康”を前提に作られているのだ。同ブランドのロゴには逆さまの足や十字マークが描かれているが、これは「足から健康をサポートする」というビルケンシュトックの企業姿勢を表している。

ビルケンシュトックの商品は、どれも“健康”を前提に作られている
では、なぜビルケンシュトックはそこまで足の健康にこだわるのだろうか。それは、「足はもうひとつの心臓」と呼ばれるほど体の重要な部位だからだ。

心臓は、血液を全身へ送る「ポンプ」の役割を果たしている、言わずと知れた最重要な臓器。しかし心臓だけの力で、下半身に送った血液をもう一度心臓へと戻すのは至難の業。その負担を軽減させるのが、足の役目である。

歩くことで足の筋肉が収縮し、血行を促すことで、血液が正常に全身を巡ることができる。足の健康は、身体全体の健康を支える。だからビルケンシュトックは、歩行がしやすい靴、疲れにくい靴を2世紀以上にわたって作り続けているのだ。

こちらは夏の定番サンダル「チューリッヒ」

こちらはレザーシューズ「モンタナ」

ビルケンシュトックの真髄は、フットベッドにあり

履けば履くほど自身の足裏に馴染んでいく
ビルケンシュトックの真髄は、足裏の形に沿った不思議な形のフットベッド(インソール)にある。1900年代当初は木製や金属製が主流だった中、シューマイスターのKonrad Birkenstockが手がけたのが、コルク×ラバー製で柔軟性のある「ブルーフットベッド®」。今なお、ビルケンシュトックの代名詞となっている。

ビルケンシュトックを履いて歩くのは、気持ちいい
フットベッドのコンセプトは、“素足で歩く状態を実現する”。解剖学に基づいて、体重が均等に広くかかるよう立体的に設計されているのだ。これにより足への負担が軽減され、まるで素足で地面を歩いているような人間本来の自然な歩行をサポートする。そのためビルケンシュトックの靴は、履けば履くほど正しい姿勢・歩き方へと矯正され、足や身体の美容と健康が整っていく効果が期待される「リカバリーシューズ」としても名高い。

保温性や耐久性に優れたルームシューズ「ダボス」

アッパーはフェルト素材で足にやさしく、ホールド感もある
「ダボス」は、ウールフェルトのアッパーに、外履きのサンダルと同じEVA素材のソール、そしてビルケンシュトック独自のフッドベッドが使用されたルームシューズ。

足元を冷えから和らげてくれるデザイン
まずウールフェルトは非常に保温性に優れた素材であるため、足を冷えから守ってくれる。血行が悪くなってしまいがちな冬でも、つま先まで温かさを保ってくれるのは非常にありがたい。

驚くほどに軽量、スリッパとほぼ重さは変わらない
また底のソールは、耐久性が高く非常に軽量なEVA素材。布製のスリッパと違って水に強いため、キッチンやお風呂場など水回りにも躊躇なく足を踏み入れられる。さらにガラスを踏んでも直接足裏には響かない丈夫さがあるため、災害時にも役立つのではないだろうか。

素足で履いても気持ちいい、フッドベッド
そして、先ほどご紹介したフッドベッドが「ダボス」にも採用されている。柔軟な素材であるため、履けば履くほど足裏にフィットして歩きやすくなっていくはずだ。自分の足の形に沿う、世界に一つだけのルームシューズへと育ててみよう。

この厚さが安心感でもある

機能性だけじゃない、デザインも文句なしの優れもの

奇抜さがないシンプルなデザイン
「ダボス」の魅力は、今挙げたような機能性だけではない。せっかく良いルームシューズを手に入れるのであれば、ビジュアルにもこだわりたいもの。そんな人々のニーズをきちんと捉えた、シンプルで美しいデザインも特徴なのだ。

厚手のソックスを履いても歩きやすい
ウールフェルトのアッパーは、甲まで伸びているためホールド感がある一方、余計な装飾のないスッキリとしたシルエット。そのため安心感や保温性は保ちつつも、上品さは決して損なわれない見た目となっている。

さらに嬉しいのが、その甲の高さ。ゆったりとした作りになっているため、厚手のソックスとも相性抜群なのだ。「靴下のせいでスリッパが履きづらい」「靴下もスリッパも分厚くて野暮ったく見える」といったストレスから解放され、心にも余裕が生まれるようだ。

プレゼントにもぴったりな、QOLを高めるアイテム

一度履いたら、その快適さはやめられなくなる
足の健康を考えるビルケンシュトックから生まれた、冬のルームシューズ「ダボス」。リモートワークが普及し、家にいる時間が長くなってきている現代。外履きだけでなく、ルームシューズに「歩きやすさ」や「快適さ」を求めてみるのも賢い選択だろう。

さまざまな魅力が詰まったアイテムだが、価格は8,250円〜(税込 ※レディースの場合)。1万円以内で購入できるため、ちょっとした贈り物にもおすすめ。一度使うと手放せなくなる「ダボス」で、QOLを高めてみてはいかがだろうか?

BIRKENSTOCK