Vol.519

FOOD

06 FEB 2024

ストレスをほどく。マイヤーズラムの香りで毎日の癒しを。

毎朝トーストを焼いて食べる。お供にコーヒーを飲む。夕方におやつを食べる。そんな日々のルーティン、分かりきった味に、たまには変化を求めたくなる人は多いはず。ついつい、なんとなく、いつものコーヒー、いつものパン。マイヤーズラムは、そんなマンネリ化しがちな毎日に少しの変化をもたらすことができる。毎日のルーティンをちょっとしたカフェタイムにグレードアップ。冬にぴったりなラムの香りと味わいで日々のストレスを癒そう。

マンネリ化するコーヒータイムにちょっとした変化を

変わらない毎日が幸せ。たしかにそれはそうだ。例えば朝のパン、いつもと同じコーヒー。選択肢や決断の多いストレス社会の中で、「考えなくていい」とはなんて楽なことだ。

毎日口にするものに、ちょっとだけ特別な味と香りを加えてみてはどうだろう。マイヤーズラムのオリジナルダークは、汎用性の高さから洋菓子やカクテルには欠かせない存在だ。

洋菓子やカクテルと聞くとハードルが高く感じるが、実はコーヒーや紅茶に入れると相乗効果を発揮して、なんとも言えないリッチな味わいに変化する。その深い香りと味わいにより、たった1さじで「おっ」と思える変化をもたらすことができるので、普段の飲み物のちょい足しに最適だ。

本格化する寒い冬にぴったりの、ストレスがほどけていくような香りをプラスしてみよう。

リキュールのボトルはインテリアとして置いておいてもよく馴染む

「ラムの王者」マイヤーズラムとは

有名な海賊映画で、船乗りたちがラム酒をガブガブと飲むシーンを見たことがあるだろうか。長い航海に出る船乗りたちの間で、ビタミンCの欠乏による「壊血病」の特効薬がラムだと信じられていたのだ。

だからヨーロッパの港周辺の酒場にはラムが必ず置かれていて、特にイギリス海軍は壊血病対策としてラムを船乗りたちに支給していたという。ラムはいわば「ワイルドな海の男の飲み物」としてイメージされることが多い。

ラムは「ホワイトラム」「ゴールドラム」「ダークラム」の3つに分けられる。サトウキビから砂糖を精製する際に、結晶化しない糖蜜(モラセス)がある。この副産物を原料としてラムは生まれたのだ。

サトウキビを発酵・蒸留した後、熟成させず作ったものが「ホワイトラム」、樽で3年未満熟成させたのが「ゴールドラム」、3年以上熟成させたものを「ダークラム」と呼ぶ。サトウキビが原料の糖蜜から作られているので、砂糖との相性も抜群。

ちなみに、海賊は壊血病の対策としてラム酒を飲んでいたわけだが、ラム酒にビタミンCは含まれていない
今回紹介するマイヤーズラムは、ジャマイカ産の本格的なダークラムだ。マイヤーズのラムは、熟成に4年の歳月を費やして作られている。ジャマイカの砂糖農園主だったフレッド・ルイス・マイヤーズが情熱のすべてをこめて作ったという。

そんなマイヤーズラムの持つ華やかな香りと豊かな風味を活かしたレシピを提案したい。

ラムに限らず、日々の暮らしの中にリキュールを取り入れるのは意外と簡単。紹介するレシピのラムを別のリキュールに置き換えてみたら、新しい発見があるかも

ほっと一息。マイヤーズラムを使ったカフェラテのレシピ

ラムは砂糖やミルクと相性が抜群だ。無糖でももちろん美味しいのだが、無糖の場合でもぜひミルクは入れてみてほしい。おすすめはマキネッタでエスプレッソを抽出して、ミルクたっぷりを注いで作るこちらのレシピ。

マイヤーズラムでとろけるカフェラテ

・エスプレッソ 30cc
・牛乳 180cc
・きび砂糖 お好みの量
・マイヤーズラム 小さじ1(ティースプーン1杯程度)

マキネッタで入れる場合はタンピングは不要。その代わりコーヒー粉はたっぷりと入れるのが美味しく作るコツ
マグカップに牛乳ときび砂糖を入れて電子レンジで温め、抽出したマキネッタを上から注ぐ。仕上げにマイヤーズラムを加える。

ここでのポイントとして、砂糖はきび砂糖をぜひ使ってほしい。ラムはサトウキビから作られているので、同じくサトウキビから作られるきび砂糖と非常に相性が良い。

この2つを使うことで、普段のカフェラテになんともいえないコク深さが出る。コーヒーの強い香りに負けない、華やかな香りと味わいが顔を覗かせるカフェラテができあがる。

ミルクたっぷりで作っても、エスプレッソ多めでも美味しい。カフェラテのアレンジは無限大
お好みでシナモンをふりかけると、寒い冬にぴったりだ。マグカップにたっぷり入れて、冷たくなった手を温めながら飲んでみてほしい。

ちなみに夏に飲むアイスカフェラテは、上記の分量をそのままに、抽出したエスプレッソに砂糖とラムを入れて混ぜ、氷がたっぷり入ったグラス注ぎ、その上からミルクを注ぐ。

冷えるとラム独特なクセも軽やかになり、苦手な人にも飲みやすいカフェラテになる。暑い夏に家を訪ねてくれた友人に出したところ、「あぁ、生き返る」と言ってもらえた秘密のカフェラテだ。

牛乳を入れる前の状態でボトルに保存しておけば、ラテベースとしていつでも飲むことができる。

KINTOのカラフェに入れて冷やしておけば、いつでも美味しいアイスコーヒーが飲める

リッチな味わい。マイヤーズラムを使ったミルクティーのレシピ

ラムチャイというカクテルをご存知だろうか。 ラムチャイはインドの伝統的ミルクティー「チャイ」にラム酒を加えたホットカクテルだ。ラムチャイに似せて、市販のティーバッグで手軽にリッチな味のミルクティーを飲もう。

マイヤーズラムでまろやかミルクティー

・水30〜50cc
・ティーバッグ 1個
・牛乳 180cc
・きび砂糖 お好みの量
・マイヤーズラム 小さじ1
茶葉はアールグレイがおすすめ。水を耐熱のカップに入れ、ティーバッグも入れて電子レンジで温める。沸騰するくらいまで熱々にしたら、レンジから取り出し、蓋をして蒸らす。

牛乳ときび砂糖をマグカップに入れて温め、そこに抽出した紅茶を注ぎ、仕上げにマイヤーズラムを入れる。もっとまろやかにしたい場合は生クリームを入れると極上の味わいになる。

ラスター彩のカップにたっぷり注ぐ。ウォーカーのショートブレッドと合わせて贅沢なティータイムを
マイヤーズラムのアルコール度数は40°。熱々の状態で注いでアルコール分を飛ばすのを忘れずに。ちなみに、ラムを入れる時は瓶のキャップで測れば洗い物も少なく、所作にもこなれ感が出る。

たっぷりお砂糖を入れれば濃厚なスイーツを食べているよう。ケーキが無くとも幸せな気分に

ラムの王者は名脇役

紹介したコーヒー、紅茶以外にも、ココアやバニラアイスにかけたりしても良い。「ラムバター」はイギリスの定番で、ドライフルーツがたっぷり入ったケーキに塗って食べる。

バターとブラウンシュガーをよく混ぜ、そこにラムを入れてしっかり乳化させる。バゲッドに塗るとおつまみになるし、食パンに塗って焼けば贅沢な朝ごはんだ。朝食、ティータイム、夜のおつまみまで1日使うことができる。

ラムはバターとも相性抜群。熱々のトーストにラムバターを塗ると、ラムがトーストの熱で揮発して、かじった瞬間に香りがじゅわっと鼻に抜ける
マイヤーズラムは「王者」と呼ばれるラム酒であるのに、何に対しても名脇役足りふえる存在なのだ。

人に聞けば「あぁ、見たことあるよ」と言われるこのお酒だが、使い方はさほど知られていない。製菓に使うのはハードルが高いと思う人には、ぜひこのドリンクを提案したい。

自分の贅沢な時間への1杯にも良いし、家族への労りドリンクの1杯に出せば、「美味しいね」と言ってもらえるに違いない。

秋の夜長に本を読みながら一口。製菓のレシピ本を見ると新しい閃きやアレンジが浮かんでくる

マイヤーズラムで暮らしに癒しを

他のリキュールやコーヒー豆と並べると、カフェカウンターのような景色に早変わり。レトロな形の瓶とダークラムの重厚な色合いで骨太な雰囲気をプラスしてくれる
本格的に寒い冬がやってきた。日照時間は短くなり、寒くて体も縮こまる。まだ暗い時間に眠気と戦いながら通勤する人もいるだろう。いつものコーヒー、いつものパン。そしていつもの仕事。変わらない毎日。

肉体的にも精神的にもストレスの多くなる冬。せめて家にいる時だけは、自分を存分に甘やかすために時間を使ってはどうだろうか。

家のパントリーに、マイヤーズラムを仲間に入れてほしい。毎日1さじずつ、あなたを癒やし、生活を豊かにしてくれるだろう。