Vol.259

FOOD

10 AUG 2021

酵素ドリンクで健康な毎日を。自分好みのフルーツで酵素を作る「おうちこうそ」

おうち時間が増加し、体型や体重の変化を感じている人も多いのではないだろうか。そのせいか最近はファスティングやプチ断食が人気で、酵素ドリンクに興味を持つ人が増えたという。酵素は我々が生きていくために不可欠な要素であり、エネルギー源になったり、消化や代謝を促してくれたりする。果物などを発酵して作られる酵素ドリンクは、胃腸に負担をかけることなく酵素を体内に取り入れることができるとされるが、どんな酵素ドリンクが良いのかわからない。そんなときに見つけたのが「おうちこうそ」だ。自分好みのフルーツを入れて、一日一回混ぜ合わせるだけで、酵素を簡単に作ることができる。おうちこうそを使ってオリジナルの酵素ドリンクを作ってみた。

誰でも酵素が簡単に作れる専用キット

おうちこうそのキットは、発酵する際に使う専用保存瓶、作り方が載った小冊子、そして「おうちこうそのもと」がセットになっている。おうちこうそのもとは酵素のもととなり、てんさい糖や米麹、食物酵素がブレンドされている。てんさい糖は天然のオリゴ糖やミネラルが含まれており、腸内環境のバランスや免疫力の低下を招く悪玉菌の増殖を抑制するという。また、そこに脂肪を分解吸収する働きを持つ、生きている米麹(麹菌)を加えており、麹菌は発酵する際、甘みや旨味を引き出してくれるそうだ。そこに、75種類の野菜・果実・穀物・海藻類などの食物酵素を入れている。

そのおうちこうそのもとと、自分好みのフルーツを瓶に入れて蓋を閉めると、浸透圧差でフルーツから酵素エキスが抽出され、発酵していく仕組み。一日一回混ぜ合わせ、時期によるが10日前後で生酵素が簡単に作れてしまう。混ぜるだけなので料理が苦手な方にもおすすめしたい。

好みのフルーツを用意すれば、すぐに作ることができる

おうちこうその作り方

瓶に入れる果物は基本的に好きなものをチョイスできる。果物に付着している微生物も酵素の発酵に必要となるため、洗剤を使わずに水で果物の汚れを落とす程度に洗う。そのあと、450g分の果物を皮付きのままカットする。好みにもよるが皮のさわやかな苦味がアクセントとなるので、皮はそのまま剥かないのがベター。おうちこうそのもとは糖分が入っており若干甘いため、苦味が入るとちょうどいい塩梅になり飲みやすくなるからだ。

フルーツを瓶に入れていく作業も楽しい
果物のカットを終えたら、洗った瓶に入れていく。瓶の底におうちこうそのもとを少し入れ、果物、おうちこうそ、果物といったように交互に重ねていく。最後は果物をおうちこうそのもとで蓋をするようにきっちりと覆い、直射日光が当たらない明るい場所で保管する。

発酵には20-40度が適温で、今の季節なら約1週間で発酵する。春秋は10日-2週間、冬は2-3週間が目安となる。

果物を入れた初日は酵素が呼吸できるように瓶の蓋は閉じずにキッチンペーパーなどを被せておき、翌日からかき混ぜていく。金属以外のスプーンなどを使い、下からすくい上げるように40-50回混ぜる。蓋を開け撹拌することで、酵素を呼吸させてあげよう。

1日後 おうちこうそのもとがじんわりと溶け始める

2日後 下におうちこうそのもとが溜まっている

3日後 だんだんとおうちこうそのもとが溶けていく

4日後 おうちこうそのもとがほぼ溶ける

7日後 全て溶け、液体(酵素エキス)が薄いオレンジ色に変化

10日後 果物の色が酵素エキスに写り、果物がぐにゃりとやわらかくなる
瓶のふちに見える小さな泡が混ぜると白く広がり、混ぜ終わると材料と泡がゆっくり上がってくるのが完成の目安。毎日少しずつ変わる色やぷくぷくの泡の変化を観察しながら、時間の経過を楽しみたい。

完成に近づくと、小さな泡ができてくる
出来上がったらざるなどを使いゆっくりエキスを濾していく。瓶に残った果物は手でぎゅっと絞って、最後までしっかり酵素エキスを抽出する。濾した後も酵素は生きているため、蓋がついた瓶に保存する場合は一日に2,3度蓋を開けて酵素を呼吸させてあげよう。酵素エキスを抽出した後の絞りかすも、さまざまな使い道があるため冷蔵庫で保存しておく。

オリジナルの酵素ドリンクの完成

出来上がった酵素エキスを好みの液体で薄め、酵素ドリンクを完成させる。原液のまま飲んでも良いが、水や炭酸と割って飲むのがおすすめ。牛乳や豆乳と割ったり、アイスティーに入れても美味しくいただける。生酵素は48度以上の熱を加えると失活してしまうため、冷たくするか常温で飲むのがオススメだ。

カラフルな果肉が水面に浮かび、見た目も楽しめる
また、出来上がった酵素エキスは酵素ドリンクだけでなくさまざまな料理に使え、お酢、塩、胡椒を加えてピクルスもできる。お肉やお魚の下ごしらえにも使え、お肉は30分ほど漬けると酵素の力で柔らかくなる。魚も薄く酵素エキスを塗って30分ほど置き、水でさっと洗い流せば生臭さが取れる。

1日経てばフルーティーな香りのピクルスが完成
また、果物の絞りかすも美味しくいただける。酵素エキスを少しずつ絞りかすに加えていき、ハンドミキサーなどで攪拌すれば生酵素ジャムの出来上がり。普通のジャムと同様、パンやヨーグルトにかけていただく。こちらも酵素を失活させないように、熱は加えない。

お酢とオリーブオイル、塩胡椒を加えてミキサーにかければドレッシングも作れてしまう。また、48度以下のオーブンもしくは一日天日干ししてじっくり乾燥させればドライフルーツもできる。サルサに混ぜたり、チーズと一緒に食べたりと自分の好きな食べ方で酵素を摂取していきたい。

おうちこうそを使ったジャムとドレッシング

自分好みの果物や野菜で作る

最終的な味を想像しながら果物を選ぶのも、瓶に入った果物の彩りを考えながら選ぶのも、自分の好きなように果物をチョイスできるのがおうちこうその魅力の一つ。

おうちこうそのもとは甘みがあるため、まず初めは飲みやすいものを作りたい、という方には酸味のある柑橘類がおすすめ。レモンやグレープフルーツ、オレンジ、かぼす、すだち、ゆず、みかんなどスーパーに行けば旬のものを含め何種類かが手に入るだろう。柑橘類であれば複数の種類を組み合わせても美味しくいただける。

今回使ったのは8月が旬のデイジーマンダリン、レモン、ピンクグレープフルーツ
いちごやぶどう、りんご、梨など柑橘類以外でも作れるが、その場合は熟しておらずできるだけ固いものをチョイスするのが正解。若い果物のほうが酵素の発酵に向いているからだ。桃やバナナなど甘みの強い果物を使う場合にも、柑橘類をプラスすると甘みと酸味のバランスがとれて美味しくなる。果物の配合で好みの甘さに調整できるのも面白い。

また、生姜や人参、トマト、セロリなど、匂いの強いものやアクのあるもの以外であれば野菜も選ぶことができる。ただし、なすやきゅうりや白菜などは発酵すると漬物の香りがするので適さない。ニラやねぎ、ニンニクなど香りの強いものやアクの強いものも不向きである。

果物や野菜のみならず、大豆、小豆、ひよこ豆、黒豆や玄米、あわ、ひえ、麦などといった豆類や穀類で作ることも可能だ。瓶に入れたときに水玉模様のように見た目のアクセントにもなって、見た目が華やかになるだろう。春に伸びるつくしやたんぽぽ、よもぎ、クレソンなどといった野草も入れることができる。自分で摘んだ野草を酵素としていただくのも春ならではの楽しみ方。ローズマリーやタイム、ラベンダー、ミント、レモングラスなどといったハーブを気分によって入れてみるのも良いだろう。

旬の果物だけを使ったり、キウイ、マスカット、セロリ、ローズマリーといった緑色のみを組み合わせるといったやり方も。フィルムカメラが現像されるまでどんな写真になるかわからないように、おうちこうそは数日間経たないと最終的な味がわからない楽しい緊張感もある。瓶は繰り返しつかえるため、新しいおうちこうそのもとと果物を使えば、何度でも作れる。繰り返し作り、自分好みの果物の組み合わせを見つけていきたい。

パーソナライズされたエネルギー源

毎朝オリジナルの酵素ドリンクを
水や酸素と同じように、人間が生きていく上で必要不可欠な要素の酵素。我々の体内にはデトックスや新陳代謝、免疫力などに関わる代謝酵素と、食べたものを吸収しやすいように分解してくれる消化酵素が存在しているが、おうちこうそで作ることができるのは食物酵素で、体に取り入れることで新たに酵素を使えるようになる。皮や種ごと果物の栄養や酵素が入った酵素エキスは、優れた栄養価を持ち、効率よく体内に吸収され、血液を循環させて消化を促進する。

自分が好きな果物で自分好みの味にした酵素は、きっとパーソナライズされたエネルギー源になるはず。変化するカラフルな瓶を毎日楽しみながら、生き物を愛でるように酵素を手作りしてみてはいかがだろうか。

おうちこうそ

https://ouchikoso.jp/

おうちこうそキット(1袋) 4,900円(税込)