Vol.84

MONO

29 NOV 2019

ここではないどこかへ。「Atmoph Window 2」が変える部屋の景色

朝起きて、ひとつ伸びをしてベッドから降り、カーテンを開ける。部屋の窓から見える景色は、いつも通りコンクリートの街並みだ。朝のルーティーンは仕事のパフォーマンスを安定させるために効果的だが、毎日同じ景色ではいまいち気分が上がらない。朝日に輝く海を眺めたい日もあれば、霞みがかった森の神秘的な姿を眺めたい日もある。休暇を取れば見ることのできる、心安らぐ景色。それを日常でも見ることができたら、いい気分転換になるだろう。そんな時に出会ったのが、「Atmoph Window 2(アトモフウィンドウ 2)」である。ただのモニターではない、未来のスマートウィンドウを見てみよう。

いつもと違う景色で「ワクワク」を取り戻す

ニューヨークだろうが、パリだろうが、東京都心の一等地だろうが、部屋の窓から見える景色が味気ないと、いつのまにか“こなす”だけの退屈な生活になってしまいがちだ。だからこそ我々は室内を趣味のもので彩り、整えようとする。しかしどれだけ室内の環境を整えても、退屈さは襲ってくる。

そして刺激を求め、外に出かける。特に旅は最高だ。冒険心を呼び戻してくれるし、癒しも与えてくれる。日頃から旅に行った時のように、気分を変えられたらいいのに。

今回紹介する「Atmoph Window 2」は、そんな私達の欲求に応えてくれるスマートウィンドウ。世界中の大自然、異国の街並み、魚たちが泳ぐ水中、宇宙・・・自分の部屋からあらゆる景色を眺められる、未来の窓なのだ。

世界1,000箇所の絶景を楽しむ「Atmoph Window 2」

2019年発売「Atmoph Window 2」
2014年に設立されたAtmoph社から新しく登場した「Atmoph Window 2」は、窓の形をしたスマートディスプレイである。国内外のクラウドファンディングでも注目され、すでに初回生産分2,000台が完売するほどの人気アイテムだ。

昼はエジプトの観光地、夜はニューヨークの夜景、リラックスタイムは水族館など、幅広いラインナップの中から気分にあった動画を選ぼう。
景色の動画は1本15分ほど。すべてAtmoph社独自のもので、現在1,000種類にも及ぶ。場所だけでなく朝昼晩、季節問わず、世界中の景色を幅広いシチュエーションで楽しむことができる。

3台繋げての使用も可能。パノラマの景色を楽しめる。
実際に部屋に飾ってみると、意外にも「縦に置かれたディスプレイ」ではなく、「窓」だと認識できてしまうから不思議だ。

その理由はいくつかある。1つ目は、4Kで撮影された高精細で美しい映像。2つ目は、窓のフレーム。ディスプレイのフチなどから感じる“ディスプレイらしさ”を見せず、フレームの奥に窓が付いているような設計にすることで、本物の窓らしさを実現している。

音の広がりを感じるステレオスピーカーと低音が伝わる振動スピーカーを搭載。自然音がよりリアルに。
3つ目はスピーカー。窓を開ければその場所の環境音が聴こえるように、ディスプレイそのものから音が聴こえ、振動まで伝わってくる。臨場感あふれる自然の音が楽しめるのはもちろん、Bluetoothと連携すれば自分好みの音楽も楽しむことができる。

このように、余計な要素を徹底的に排除し、演出機能にこだわることで、窓だと認識できるほどのリアルさを生み出したのだ。

コミュニケーションを生み出す最新機能

Google Homeに話しかけて、景色を変更。
前身の「Atmoph Window」が発売されてから4年。ユーザーの意見を反映し、ソフトウェアアップデートも30回以上行い、改良を続けてきた。新しくなった「Atmoph Window 2」は、「景色が変わる窓」としてよりリアルな窓に近づいただけでなく、ソフト面・ハード面ともに暮らしをさらに充実させる機能が加わりスマートさがアップした。

その機能の1つが、スマートスピーカーとの連携である。リモコンやスマートフォンから操作するのが手間なとき、Google Homeに「ねぇGoogle、窓を〇〇の風景に変えて」というだけで、一瞬で景色を変えることができる。家事や仕事で手が離せない時や、リモコンから離れた場所にいる時の操作もスムーズだ。

Google Calendarを大画面で。
さらにビジネスパーソンにとって嬉しいのが、Google Calendarとの連携。縦型の大きな画面で見るカレンダーは見やすく、忙しい時もさっとスケジュールを確認できる。

カメラモジュールを取り付ければ、さらにスマートに。
今回のリニューアルでは、数種類のモジュールも用意された。例えばオプションのカメラモジュールを取り付ければ、センサーで顔の位置を追従。窓を覗き込んだ時のように景色が動き、より立体的な風景を楽しめる。インドアカメラとしても機能するので、外出先から部屋の様子も確認できる。普通の窓とは一線を画す、伝達可能な窓となったのだ。

カリモクとのコラボモデルも。インテリアにも馴染む、選べるフレーム

窓のフレームのデザインは、インテリアの印象にも影響を及ぼすものだ。「Atmoph Window 2」では、計7色の幅広いカラーバリエーションから、部屋にぴったりのフレームを選ぶことができる。

プラスチックフレームを使った[Basic]モデルからは5色。国内屈指の家具メーカー、カリモクとコラボレーションした[Wood]モデルからは2色の展開となっている。

[Basic]モデル:ホワイト、ブラック、ペールブルー、サーモンピンク、フォレストグリーン/[Wood]モデル:ウォールナット、チェスナット
特に天然素材を使ったナチュラルなインテリアを好む方には、品質にこだわり高い技術でつくられた[Wood]モデルがおすすめだ。ぬくもりのある木の風合いと、自然の景色との調和を楽しめることだろう。

カリモクの職人が作る、高品質な木のフレーム。

“外の世界”の開放感が、活力の源になる

いつもと違う場所へ行き、美しい景色を目の当たりにした時、その感動は長く残り「ああ、また旅したい」と思う。その願いを叶えるために、今日も仕事に励む。

「Atmoph Window 2」が見せる様々な景色は、気分転換をもたらすだけではない。ここではないどこかへ、の冒険を想像させてくれる。この景色にたどり着くまでに、どのような行程を経たのか、どれだけの時間をかけたのか・・・。仕事から帰り眠りにつく夜も「Atmoph Window 2」は外の世界を想像させ、希望と安らぎを与えてくれるだろう。

Atmoph Window 2

サイズ / 645 x 385 x 60mm
重さ / 5.5kg
電力 / 60W

[Basic]モデル :¥44,800(+tax)
[Wood]モデル:¥69,800(+tax)

公式サイト:https://atmoph.com