Vol.795

MONO

29 SEP 2026

日常から非常時まで、この1台で。RELAX|マルチレトロラジオ

かつて夢中になったラジオを聴く時間。それから月日は流れ、今は映画や動画などから楽しみを得るようになっていた。しかし「RELAX(リラックス)マルチレトロラジオ」との出会いが、音だけの世界で過ごす心地よいひと時を改めて教えてくれた。レトロなデザインと、ラジオをはじめ1台7役もこなすパワーを持つ小さな相棒は、いざという時の非常時にもその力を発揮する。日々の暮らしに喜びと安心感を与えてくれるマルチレトロラジオが、日常と非日常を緩やかに繋いでくれるだろう。

音の世界の面白さを、再び暮らしに取り入れて

「ラジオ」から遠ざかって随分と長い時間が経った。学生時代は深夜放送を好んで聴いており、好きなラジオパーソナリティの時間に合わせ、睡魔と戦いつつ家族が寝静まった中、耳を傾けていたものだった。

ラジオは未知の曲と出会えたり、ラジオパーソナリティの意外な一面に触れたりと、動画や映画とは異なる喜びを教えてくれた
そのような時間が身近でなくなったのは、手元のスマートフォンをタップすれば、世界中の動画や溢れんばかりの情報があり、充実したコンテンツに事欠かないからだろう。

そんなある日、ふとラジオの存在を思い出した。料理や掃除などの作業中に動画を流していると、そちらに意識が集中してしまうことがある。しかしラジオであれば視覚を一切奪われず、もっと効率良く作業ができるのではないかと思い始めたためだ。

だがラジオを暮らしに取り入れようと思っても、なかなか気に入るデザインのものが見つからない。ラジオは防災面で役立つこともあり、機能性重視なものが多いからかもしれない。防災グッズは取り出しやすいもの、デザイン性に優れたものも増えているが、ラジオに関してはどれも今ひとつピンと来ないのだ。
防災のためのラジオは「非常時のため」になりがちで、クローゼットの奥深くや、防災バッグの片隅に押しやられてしまうことが多々あるはず。せっかくラジオを迎えるのであれば、日々の暮らしに似合うものを選びたい。

日常では好きな音楽や情報と出会う愛用品として、そして非常時には頼れる相棒として。どちらのシーンでも活躍してくれるのが、「RELAX/リラックス」の「マルチレトロラジオ」だ。

横12.8cm、縦9.8cm、奥行5.7cmというコンパクトなサイズに、嬉しい機能がいっぱい詰まっている

レトロなデザインが奏でる、1台7役もこなす多彩な機能

「備えあれば憂いなし」と言うものの、防災用品は用意するだけで安心してしまう面がどこかにある。ふと気づくと中身を覚えていなかったり、いざという時に使えないものが出てきたりすることもある。

そんな非常時のためのアイテムを、日常に取り入れてみたくなるデザインと機能を持つ RELAX/リラックスのマルチレトロラジオを生み出したのは、『株式会社シンシア』。「全ての人を笑顔にする」という理念のもと、毎日の暮らしに彩りと遊び心をプラスする雑貨やガジェットを作り続けている企業だ。

ラジオに懐中電灯、時計や緊急時のアラーム、ソーラーパネルに手回し充電、音楽再生と、充実した機能を搭載している
マルチレトロラジオの特徴であるのが、「レトロ」という名が示すように印象的なノスタルジックなデザインだ。デスクの上やディスプレイコーナーなど、置く場所を選ばずにどんなインテリアにも馴染んでくれる佇まいなのが嬉しい。

カラー展開が豊富なので、お気に入りの色がきっと見つかるはず
また「マルチ」の名にふさわしく、ラジオだけでなく、1台7役もの機能がこの小さいボディに凝縮されている点にも注目したい。クラシカルなオブジェに留まらず、暮らしを豊かにするオーディオ機能と、緊急時にもきっと役立つ機能が両立している。

天面にはソーラーパネル、ボタンは左端から懐中電灯スイッチ、音楽再生用の曲戻しと曲送り、再生ボタンとなる

側面には上から音量ダイヤル、AUX/マイクロUSB入力口、USB充電ランプ、USB出力口/USBメモリ挿入口、マイクロSDカード挿入口がある
日々の暮らしを彩りながら、万が一の備えにもなる。「いざという日のために用意しなくては」という義務感から解放し、防災をもっと身近なものへとアップデートしてくれる存在なのだ。

自分だけの音を、住まいの中に響かせて

それでは早速マルチレトロラジオを使ってみたい。まずはこのプロダクトのメイン機能、オーディオ性能を堪能してみよう。使い始める前に付属のUSBケーブルをUSBポートに差し込み充電しておく。充電中はUSBランプが点灯し、消灯したら充電完了のサインだ。

付属のUSBケーブルのマイクロUSBをラジオに挿入し、USB Type-Aをパソコンや充電器等のUSBポートに差し込み充電する
電源スイッチをONにすると周波数スケールが点灯するので、バンドスイッチをFM、AM、SW(短波放送)のいずれかにして、ダイヤルで聴きたい放送局の周波数に合わせ、音量を調節すればOKだ。

ラジオ前面の右上にあるバンドスイッチ。ラジオの場合はFMやAM、SW(短波放送)、Bluetoothを選ぶ場合はBTのサインに合わせる

周波数を合わせるのは手回しで。レトロな雰囲気を楽しもう
またこのマルチレトロラジオはBluetooth、MP3プレイヤー機能も搭載している。Bluetoothを使用する際はバンドスイッチを「BT」に合わせ、マルチレトロラジオをスマートフォンなどのBluetooth機能のある機器に登録・接続すればお気に入りの配信音楽やサブスクのプレイリストを楽しめる。

Bluetoothでスマートフォンと接続すれば、ワイヤレススピーカーとしても活躍する
更にマイクロSDカードやUSBメモリーを本体に差し込めば、MP3プレイヤーとしても活躍してくれる。スマホを介さずにお気に入りの音楽アルバムだけをじっくり楽しみたいときにも最適で、視覚ではなく、音のみが作り出す世界の心地よさを存分に味わってみたい。

USBメモリーやマイクロSDカードをセットするだけで、手軽に音楽再生が楽しめる
そして前面で静かに時を刻む、時計もありがたい存在だ。レトロな雰囲気の漂うラジオに備え付けられた時刻を眺めると、時の流れがゆっくりと穏やかに過ぎていくような気がしてくる。アラーム設定もできるので、毎日の暮らしの良き相棒となってくれるだろう。

デジタル時計としても活用できる。日常のインテリアにも違和感なく溶け込んでくれるだろう

万が一の時にもこの1台で。情報収集やライト、充電もマルチレトロラジオが役に立つ

マルチレトロラジオはいつ来るか分からない災害に対しての備えとしても、その真価を発揮してくれる。災害時に起こりやすい、インターネットやスマートフォンの回線の混雑や、充電切れというハプニング。そんな時でも電波さえ届いていれば、リアルタイムの状況や避難情報などを、ダイレクトに捉えられるのがラジオの強みだ。

本体上部の一番左側にあるボタンを押せばLEDの懐中電灯が点灯する。普段はベッドサイドに置いてライトとして、そして停電時には夜間に足元や周囲を照らす緊急用のライトとして活用できる。

側面に備えられたLEDライト。充分な明るさがあり、暗闇での移動をサポートしてくれる
更に本体のバッテリーからスマートフォンへの充電が可能なので、非常時に困る連絡手段や情報収集の不安を、少しでも軽減してくれるだろう。さらに電源を確保する手段が豊富なところも心強いポイントだ。通常のUSB充電に加え、背面のハンドルを回して充電する「手回し充電」と、天面に備えられた「ソーラーパネル充電」に対応している。

背面のハンドルを回すことで手回し充電が可能。電源のない環境でも電力を確保できる
長時間の停電などで本体のバッテリーが切れてしまっても、太陽光や自分の手で電力を生み出せる安心感は、災害時の強い味方になってくれるはずだ。普段はインテリアの一部として、暮らしに寄り添う音を届けてくれるプロダクトとして愛用しているものが、そのまま「万が一の時」に活躍するツールとなってくれるのだ。

これからの日々はこのラジオとともに

記憶の片隅に押しやられていた、「音だけの世界」と密接に過ごしていた日々。マルチレトロラジオは、音楽とラジオパーソナリティの穏やかな声の中に身を投じる心地良さを思い出させてくれた。部屋を移動するたびに連れて行きたくなるような存在で、いつもそばにあるからこそ、いざという時にも力になってくれる大きな安心感をもたらしてくれる。

毎日の暮らしにそっと寄り添い、心地良い音と安心感を届けてくれる
お気に入りの音を日常に響かせつつ、非常時にもしっかりと役に立つ。小さいながらも多くの機能を兼ね備えたマルチレトロラジオは、繰り返される日常と万が一の非日常を軽やかに繋いでくれる、これからの暮らしに欠かせない存在になってくれるだろう。

RELAX|マルチレトロラジオ