Vol.626

MONO

14 FEB 2025

私服の悩みを塗りつぶせ!黒×高機能アパレルブランド「Macqlo」

「キチンと見せたいけれど、服を選ぶのが面倒だ。着心地も重視したい」。年齢を重ねるほど、ファッションの悩みは尽きない。今回は、男性の私服に関する悩みを解決するメンズアパレルブランド「Macqlo(マックロ)」を紹介する。流行やTPOに振り回され、クローゼットの前で悩む朝にサヨウナラ。ファッションに振り回されず、自分軸スタイルへの一歩を踏み出そう。

「めんどくさいけど、キチンとしたい」共通する服の悩み

品質が出やすい黒の服
忙しい現代の男性にとって、服選びは「面倒な作業」になりがち。時間がない。コーディネートに迷う。体型も変わってしまった。そもそも似合う服やスタイルが見つからない。それでも「ちゃんとキメたい」という欲求はある。

30〜40代の男性を対象としたアンケート調査の結果によると、洋服を選ぶ際に85%の男性が黒いアイテムを選ぶ傾向が強いという。メーカーやブランドによっては「黒がないなら買わない」という声も少なくないようだ。

黒アイテムがいろいろ揃う店
しかし、黒い服であれば何でもいいのかというと、そう簡単ではない。黒の服は色褪せが目立つし、質の良し悪しが目につきやすい。ファストファッションでは使い捨てになってしまう。だからといって、高級ブランドは値段もデザインも手が出しにくい。「キチンとしすぎ感がある」アイテムは普段使いがしづらく汎用性が低いのだ。

洋服に求めるのは、日常からちょっとしたお出かけまで使いまわせる懐深さ。そう考える方におすすめしたいのが今回紹介する「Macqlo」というアパレルブランドだ。

『黒×高機能』で悩みを解消するブランド「Macqlo」

「Macqlo MIYASHITA PARK」
黒い服が男性のファッションの悩みを一気に解決してくれる理由。それは「Macqlo」のブランドコンセプトに凝縮されている。
「ファッションの悩みなんて、すべて真っ黒に塗りつぶせ。」
男性特有のファッションの悩みは、わりと共通だ。
服を買いに行くのも毎日選ぶのも、とにかく面倒。
それでもキチンとはしたいし、格好よくありたい。
長く使える品質でも、高すぎるのはちょっと勘弁。
機能性と着心地、シルエットにはこだわりがある。
体型もカバーできるし、ずっと飽きない黒が好き。
『Macqlo』を手がけるのは、スーツに見える作業着『WWS(WORK WEAR SUIT)』で知られる株式会社オアシスライフスタイルグループ(東京)。代表の関谷有三氏は、実家の水道屋の後継となり、数年で全国展開と海外進出を果たし、その後に飲食事業とアパレル事業を展開し、立て続けにヒットを連発する異色の職歴を持つ。

株式会社オアシスライフスタイルグループ代表の関谷有三氏
「40代にさしかかるあたりで次第に服選びが面倒になり、ぽっちゃり体型になってしまい、気づけば黒い服ばかり着ていました。他の男性たちも30〜40代あたりで同じニーズがあるということに気づいて、真っ黒な服の専門ブランドを立ち上げたのです」と関谷氏は話す。

「ultimex(アルティメックス)」のテクノロジー
こだわりのポイントは、服の色を「黒」で統一するだけではなく、機能性を兼ね備えていること。服の生地は、独自の機能性素材「ultimex(アルティメックス)」。撥水性と速乾性、伸縮性に優れ、シワになりにくく毎日洗える耐久性も兼ね備えた最強生地だ。それに加え、高級感のある光沢感や、やわらかな肌触りにもこだわっているという。

この機能性素材は、関谷氏が元々営んでいた水道関連事業の制服をスマートにカッコよくしたいという思いから生まれた。自身が理解し、良いと思えるものだけを手がけるというポリシーのもと、メンズのみの展開にとどめているそうだ。

シンプルで洗練されたデザイン—「Macqlo」のこだわり

こだわりが詰まったMacqloの製品
「Macqlo」の魅力は生地だけではなく、着る人の体型を選ばないデザインにもこだわっているという。無駄を削ぎ落とし、流行に振り回されないミニマルなデザイン。痩せている方も体が大きめの方も、どのような体型でもしっくりくる生地のハリ感とフォルム、さらに動きやすさにもこだわり抜いた。

「Macqlo」の魅力や特徴がよくわかる商品をいくつか紹介してみよう。

ultimex washable trench

ultimex washable trench
こちらは一枚持っていて損はない、マルチシーンで使える究極のトレンチコート。「トレンチコートは重たくて着にくい」と思っている方は、この軽さをぜひ体感してほしい。しかも撥水機能を備え、汚れにも強い。シワになりにくく、やわらかくてなめらかな肌触り。しかも、自宅で洗えて2〜3時間で乾く!もちろん、クリーニングに出す必要もない。さらっと羽織れて、どこへでも行けそうな一着。

https://macqlo.jp/products/54-1246mq-m

抜群の撥水力!

ultimex one tuck tapered easy pants

ultimex one tuck tapered easy pants
「ultimex」を使用したワンタック入りのややゆったりとしたシルエットのイージーパンツ。裾に向かって細くなるテーパードで、カジュアルながらも上品な印象を与えながらスタイルアップが可能だ。

ルームウェアのような気軽さがありながらも、フォーマルなシーンにも対応できる無敵パンツ。スッキリと見えるのに、ウエストはゴムで、しゃがめるほどしなやか!コーヒーをこぼしてもバッチリ弾くし、アイロンも不要。

https://macqlo.jp/products/54-3197mq-m

ultimex washable knit jacket

ultimex washable knit jacket

こちらは毎日着たくなるノーカラージャケット。ニット生地もオリジナルで、タフで高機能な特殊糸を使用している。高級感があるのに自宅で洗えて、3時間で乾くスグレモノ。カーディガンとしてもジャケットとしても使える。

体のラインを拾わない絶妙な生地の厚み。着心地も使い勝手も抜群だ。細部にもこだわりがあり、脇下と袖口の放電テープが静電気の発生を抑制。抗ピリング加工で毛玉になりにくく、型崩れしにくいので上質な風合いがずっと続く。

https://macqlo.jp/products/54-2075mq-m

「真っ黒」で、サステナブル

各国の言葉で「真っ黒」を表すTシャツ
「Macqlo MIYASHITA PARK」には、オリジナル製品やその他のセレクトアイテム、そしてサステナブルを意識した「真っ黒」も並ぶ。

黒T専門店「#000T」@Macqlo MIYASHITA PARK

黒T専門店「#000T」
こちらは「Macqlo MIYASHITA PARK」店内に併設された黒Tシャツのブース。千駄ヶ谷にある世界初の白Tシャツ専門店「#FFFFFFT/シロティ」のオーナーである夏目拓也氏との共同プロデュースで誕生した黒Tシャツ専門店「#000T/クロティ」だ。夏目氏が一時期、歌舞伎町で運営していた黒Tシャツ専門店を、種類も質も上げてパワーアップさせ復活させた、こだわりぬいたセレクトショップだ。

国内外から厳選した黒Tシャツ
#FFFFFFは白、#000は黒のカラーコード。こちらでは、黒無地Tシャツのみを専門に取り扱い、国内外から厳選した黒Tを並べている。世の中には黒色を基調としたファッションブランドはあっても、これほど多くの黒Tシャツを集めたショップはないだろう。

たかがTシャツ、されどTシャツ。シンプルゆえに、自分にしっくりくるTシャツと出会うのはなかなか難しいが、ここなら誰でも必ず見つかる!

https://macqlo.jp/blogs/blog/000t-macqlo-mp

京都紋付×Macqlo 黒染めREWEAR

黒染めのBefore & After
「Macqlo」と株式会社京都紋付の黒染めによるREWEAR プロジェクト「K」とが提携した黒染めサービスも実施。

京都紋付は、日本の伝統的な正装である黒紋付を100年間染め続けてきた染屋。シミや汚れが目立って着られなくなった服を、伝統のある京黒紋付染めの技術を活用して長く使えるようにするもので、店舗でもオンラインでもオーダー可能だ。

染められるものは綿、麻、シルク、羊毛、レーヨン、キュプラなどの天然繊維のみで、ポリエステル、アクリル、ナイロンなどは染め替え不可。

https://macqlo.jp/blogs/blog/k-wear

「服を買わせないブランド」を目指して

「お客さんに服を買わせないブランドを目指す」と話す関谷氏
「僕たちのゴールは、お客さんに服を買わせないことです」と関谷氏。

「『Macqlo』は全アイテムがオールシーズンユースで、毎日洗って毎日着られて、何年も色落ちしません。一度買ったら、もう二度と買い物しなくていい、ということを目指しています。ファッションは楽しむものでもあるけれど、僕たちのプロジェクトは、これまでの常識とは真逆を行きたい。大量生産・大量消費するサイクルから抜け出す、世界で最もサステナブルなブランドでありたいのです」

「ファッションの悩みなんて、すべて真っ黒に塗りつぶせ。」
これまでのファッション業界は、新しいデザイン、新しいトレンドを次々に打ち出し、それに応じて消費者は新しい服を買い続けることが前提。しかし「Macqlo」はその流れに逆行し「長く着ること」を価値としている。これは単なるサステナブルファッションの枠を超え「消費しないファッション」という新たな概念だ。

かつてニューヨークで人気を博した、ストリートスナップの元祖的存在のビル・カニンガムの名言がある。
”Fashion is the armor to survive the reality of everyday life.”
(ファッションは毎日を生き抜くための鎧である)
当時、ニューヨークのファッショニスタたちは、ビルにスナップされることがステータスだった。ファッションが好きな人には、胸に響く言葉。

ファッションは自己表現の手段であり、気分を変える力もある。しかし、これからの時代は、質の良いものを少しだけ持ち、大切に使い続けることも求められていく。真の自己表現や豊かなライフスタイルとは内面からでるものなのかもしれない。

「服を買わせないブランド」は、一見するとビジネスの常識に反しているように思えるが、世界を「消費」から「共存」へリードする、まさに時代の先駆けとなるブランドなのだろう。

Macqlo MIYASHITA PARK / #000T

東京都渋谷区神宮前6-20-10 MIYASHITA PARK SOUTH 2F
https://macqlo.jp/

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