Vol.482

MONO

29 SEP 2023

これからのフリーザーバッグは自立型。Zip Top シリコーンバッグ

SDGsという言葉が浸透し、小さなことでもまずは自分に出来ることを、という意識で実践している人も多いだろう。たとえばプラスチックの使用を減らし、何度でも使えるものを活用する。それは誰にでもすぐに始められる取り組みで、その時に大いに役立ってくれるのが、Zip Topのシリコーンバッグだ。自立型だから使いやすく、使い道は多種多様で、自分次第で幾通りもの使用法が生まれてくるはず。住まいや職場、アウトドアでも活用できるZip Topを暮らしに取り入れてみたい。

サスティナブルな暮らしの中で感じるストレス

プラスチックの使用を減らす暮らしが推奨されて、既に多くの人が生活スタイルに取り入れ始めている。コンビニやスーパーでビニール袋をもらわずに自身で袋を持参する、水筒を常に鞄に入れて、プラスチックカップの使用を控える、プラスチック製のストローやフォーク、スプーンは使わない…。私たちの身近にあふれるプラスチックも、考えれば随分と多くの使用を軽減することができる。

世界中で重要視されているプラスチックゴミ問題。廃棄物を出さないために、まずプラスチックの使用を減らすことを心がけたい
私も脱プラスチックの生活を目指し、自分に出来ることがあればと考えるようになった。そのうちのひとつがプラスチック製のフリーザーバッグの活用を止めることで、使う度に破棄することが心苦しく、今ではシリコーンバッグに切り替えた。使用後に洗えば何度でも使えることができるのが嬉しく、日々活用していたものの、気になる点がひとつあった。

例えばスープなど、液状の食材を冷凍しようと思った時、購入したフリーザーバッグだと自分一人で注ぐのが難しい。すぐに倒れてしまうフリーザーバッグを片手で持ち、レードルでスープをすくって注ごうとすると、フリーザーバッグの口が上手く開かず、どうすれば良いのかと苛立ちを感じていたのだ。

スープやシチュー、カレーなど液状の食材を注ぐのが難しい通常のフリーザーバッグ
小さな欠点だと思うものの、液状のものをバッグに注ぐ度に感じていた小さなストレス。どうにかならないものかと思っていた時に、出会ったのがZip Topのシリコーンバッグだった。

手を添えずとも自立するZip Top のシリコーンバッグ。かたちやカラーのバリエーションも豊富だ

Zip Top シリコーンバッグとは

Zip Topはアメリカはテキサス、オースティン出身のレベッカ・フィネルによって2017年に設立されたブランドだ。レベッカ・フィネルは2004年にベビー用品の会社「Boon」を立ち上げ、2007年には他のベビー用品会社を支援する「キーンディストリビューション」を、2013年にはバッグやアクセサリー、インテリア関連のブランド「Finel」を設立しており、Zip Topは彼女にとって4番目のブランドとなる。

Zip Top のプロダクトには様々な利点があるが、まずトップの口が開いた状態で自立するフォルムが特徴と言えるだろう。蓋はなく自立した状態でジッパーを閉める構造になっているため、液状のものでもストレスを感じることなく使用することができる。

しっかりと自立するフォルムで、スープを注ぐのもスムーズに行える
また、素材にプラチナシリコーンを使用しているところにも注目したい。シリコーンは人体に無害で医療器具などに使用されることも多いが、キッチンで使用する際、シリコーンが持つ独特の匂いが気になるという方も多いのではないだろうか。

これは通常シリコーンを固める硬化剤に使用している有機過酸化物が匂いの原因とされている。一方プラチナシリコーンは白金(プラチナ)を使用しているため、成形後のアウトガスの発生を抑えてほぼ無臭、抗菌性もアップしている。

匂いもなくジッパーもしっかり閉まり、食材の保存にはもってこいのプロダクト
プラチナシリコーンを使用したZip Topは耐久性に優れており、電子レンジや食洗器の使用が可能で、冷蔵保存や湯煎にも対応してくれる。食材保存から調理まで、アウトドアでの活用やランチボックス代わりなど、様々なシーンで活躍してくれるに違いない。

Zip Topのある暮らしを楽しもう。キッチンで、テーブルで、屋外で

Zip Topを活用する場は数多くあるが、まずは食料保存が第一に挙げられるだろう。しかし保存したい食材はその時によって様々。Zip Topのプロダクトはサイズやかたち、カラーのバリエーションが多くあり、ディッシュ型やバッグ型、カップ型など保存したいものの量やかたちに合わせて選んでみよう。

左よりスナック型/ラベンダー、カップ型Mサイズ/ティールブルー、バッグ型/フロストホワイト、ディッシュ型Lサイズ/グレー
野菜や果物、粉類やスイーツなどはもちろん、今まで保存しようとする度に使いづらさを感じていたスープやカレーなどの液状のものもスムーズに注ぐことができ、これまでのストレスから解消された。温めるのも電子レンジと湯煎、どちらでもOKなのが嬉しい。

耐冷温度はマイナス30度まで、耐熱温度は220度までOK。Zip Topひとつで冷凍保存から解凍まで難なく行える
更にはボウルやタッパー代わりとしても使えるので、マリネなど作り置きしておきたいレシピにぴったりだ。全ての材料をZip Topに入れるだけなので洗いものも少なく時間も節約でき、忙しい日々を送る人にとって食事の用意に大いに役立ってくれるだろう。

匂い移りもなく洗いやすいZip Topなら、マリネの容器として何度でも使用できる
またコンパクトなサイズで丈夫なため、アウトドアやランチボックスとしての使用もおすすめだ。サスティナブルな暮らしを目指していても、コンビニのお弁当、ファストフードのテイクアウトは食後にどうしてもゴミが出てしまう。

Zip Topであれば廃棄物を出さずに何回も使うことが出来る。サイズも豊富なので、軽いスナックからサンドウィッチ、ヨーグルトにサラダなど、持ち運びたいレシピに合わせて楽しく使用してみたい。

バッグ型のZip Topはサンドウィッチにぴったりなサイズ。ランチタイムが楽しみになる

Zip Topでスッキリ、上手に整理整頓

Zip Topは食材の保存容器、更には調理にも対応できるが使い道はそれだけにはとどまらない。例えば仕事中のデスク回りは、細々としたもので乱雑になりがちだ。このエリアに必要なものをひとつにまとめる収納ケースとしても使用できる。

散らかりやすい文房具などを、カップ型のZip Top にひとまとめにして
また引き出しの中に収めてはいるものの、小さいものは内部でごちゃごちゃとしてしまうことも多い。そんな時にもZip Topで美しく整理整頓できるはず。収めるものの大きさに合わせて、異なるサイズ、かたちのZip Topを幾つか揃えて、文房具やコスメなどをスッキリ収納してみよう。

誰も見ることはないからと、乱雑になりやすい引き出し内部。Zip Topを活用し、すっきりと整えたい
また、Zip Topは旅に出る際に荷物をまとめる時にも役に立つ。スーツケースの内部を上手に整理整頓出来ない人には、力強い相棒になってくれるだろう。旅行に必要なものをジャンルごとに分類し、それぞれを幾つかのZip Topに小分けにして収めてみよう。中身が見えるので何を収めたのかがひと目で分かるところも嬉しく、無駄なスペースを作ることなく綺麗にまとめることが出来るはずだ。

旅先で必要なものはまとめてZip Topのバッグに収納。小さなものでも失くしてしまう心配もない

本当の持続可能な暮らしを送るために

プラスチックのゴミを減らし、環境に優しい暮らしを送る。それは細やかなことからでも始められる、ひとりひとりに与えられた現代の課題と言えるだろう。そしてその暮らしを送るためにも、正しい方向へ導いてくれるプロダクトを探したい。

せっかく環境に良いと聞いて購入しても、僅かな使い道しかなかったり、使い勝手が悪かったりすると、結局使わないままに終わってしまうのでは本末転倒になってしまう。

サスティナブルな暮らしのために、無理なく楽しく続けて行けるプロダクトを選びたい
Zip Topのシリコーンバッグは何度でも繰り返し使え、廃棄物を削減し、多種多様の使い方があるプロダクト。保存や調理としてだけでなく、収納用に、あるいは持ち運ぶ際にも活用できる。様々な用途に対応してくれるZip Topは使う喜び、選ぶ楽しみがあり、これからの暮らしに欠かせない存在となるに違いない。

Zip Top シリコーンバッグ