機能的側面と芸術性を掛け合わせた新しい香りのかたちを追求してつくられた「ベレアラボ ラバロック ミニ アロマディフューザー」。「香りの発明家」として名高い調香師クリストフ・ロダミエル氏とともに高品質でサステナブルな香りづくりにこだわり、外出が多くなったライフスタイルの変化に合わせて開発されたディフューザーは、今の気分にマッチする。気持ちを穏やかに前向きに過ごしたいときにぴったりの手のひらサイズのディフューザーを紹介したい。
自分だけの美しい香り空間で、ゆとりや優しさ、華やかさのある暮らしを楽しむ
BÉLAIR LAB(ベレアラボ)は「香り」の持つ多様な価値を科学的に実証し、豊かな社会づくりに取り組む香りのクリエイティブラボとしてロート製薬株式会社から誕生した。
べレアラボではこれまでにプロサッカー選手の睡眠の質とパフォーマンス向上のために香りを使用したり、eスポーツ選手との香りとコンディショニングに関する検証結果の発表をしたりするなど、個人の楽しみとしての香りを超え、香りの持つウェルビーイング価値を検証してきた。
「香りが空間と時間の質を変える」ことに着目し、香りを「コミュニケーションツール」や「コンディショニングツール」の一つとしても活用することで、真のウェルビーイングを叶えうることを提唱。ラバロック ミニ ディフューザーにもその知見が活かされている。ベレアラボ ラバロック ミニ アロマディフューザー プロダクトマネージャーの栗原氏に詳しくお話を伺った。
「ベレアラボは香りを生き物として捉えており、常に新鮮でしっかりと香ることがお客様の素晴らしい香り体験に繋がると考えています。手のひらサイズの小さなディフューザーは鮮度と上質な濃い香りの実現が難しかったのですが、それを叶えたのがこのラバロックです。上質で濃い香りを芳香できるだけではなく、空気清浄機能という新しいファンクションへのトライがあり、何度も試験を重ね、皆さまに自信を持ってお出しできるものに仕上がりました。ベレアラボの『生きた香り』をいつでもどこでも持ち運び、自分だけの美しい香り空間で、ゆとりや優しさ、華やかさのある暮らしをお楽しみいただきたいと考えています」と話している。
シンプルな使い方、多機能なアロマディフューザー
ラバロック(溶岩石)を用いた水や熱を使わない送風式で、上質な芳香が広がる多機能なラバロック ミニ アロマディフューザー。使い方は簡単で、ラバロックにフレグランスオイルを2〜3滴しみ込ませ、電源ボタンを長押しするとファンで香りを拡散してくれる。香りの濃度はフレグランスオイルの滴下数でも調節できるが、電源ボタンを長押しすると、強と弱の2段階の濃度設定も可能となる。
香りを変更したいときは、ラバロック アロマホルダー(別売り)を替えて別のフレグランスオイルを垂らすだけ。香りを変える際にわずらわしい洗浄が不要なのも嬉しい。水を使わないので衛生的に使え、持ち運んでも液体が漏れる心配がなく、ペットや子どもがいても安心して使える。
また、バッテリー内蔵式のため、カバンに入れて持ち運び、外出先でサッと取り出して使える。アロマホルダーに内蔵された5層構造の空気清浄フィルターが、ホコリと花粉をキャッチ。さらに、香りの吹き出し口からはマイナスイオンも発生。フィルターを通った空気が美しい香りとともにパーソナルスペース(半径約1m)に広がり、心地よい時間をもたらしてくれる。香りの質を損なわず、操作やメンテナンスも簡単シンプルであるという機能性とデザインを両立させている。
自然との繋がりを想起させるフォルム
「アロマディフューザーはベレアラボの香りを『生きたアート』として生活に取り入れていただくため、自然との繋がりを想起させ、五感で楽しめるデザインの工夫がちりばめられています」と話す栗原氏。
自然、再生、スピリチュアルがコンセプトキーワードとなり制作されたラバロック ミニ アロマディフューザー。ラバロックのアロマホルダー内部には砕いた溶岩石が敷き詰められており、地球から溢れ出るエネルギーが内包されていることからパワーストーンと呼ばれており、そういった自然からのインスピレーションをデザインや設計に取り入れているという。
ナチュラルアロマディフューザーとカッパーカラーを合わせたアルミ製のトップカバーが、空間に輝きをもたらし、有機的なラウンド形状は香りと共に空間に安らぎを与えてくれる。
「香りの発明家」クリストフ・ロダミエル氏の作る香り
厳選された素材と、高度な調香技術から生まれ、香りの発明家として名高い調香師クリストフ・ロダミエル氏。香料原料は、高品質で稀少なサステナブル香料がふんだんに取り入れられており、フレグランスを取り巻く植物、生産者、環境や未来までを見据えたサステナブルな香りづくりを行っている。
品質や科学的な背景にこだわり、身体や心の健康を常日頃から考えている製薬会社だからこそ可能とする香り、高品質でサステナブルな香りづくりにこだわり、クリストフ氏が調香する香りの特徴や、香りに関してのこだわりを伺った。
クリストフ氏はこう話している。「空間の香りは肌につける香水と同じように洗練され、高級感のある美しいものであるべきだと考えています。フレグランスの原料はたくさんありますが、空間の香りには、肌につける香水や化粧品の香りよりも多くの種類の原料を使用することが可能なため、さまざまなファセット(面)を見せることができます。ダイヤモンドのカット面が、光が当たるとさまざまな色や輝きを放つように、香りもさまざまなファセットを表現することができる、と考えています。また、よい意味で人を驚かせること。オンリーワンの香りを提供することも心掛けています」
「ベレアラボの香りは日本の生活や住空間に合わせてデザインされており、なかには組み合わせの香りが珍しく、その組み合わせによって驚きや新鮮な印象を与えるものもあります」と栗原氏は聞かせてくれた。
どの香りもフレッシュで、美しく、ずっと嗅ぎたくなる香りばかりであるが、今回はその中から5種類を紹介したい。
シィンギング シンチャ
立春から八十八夜の頃に摘まれたばかりの新茶の芽。あふれる清々しさと、ほんのりと甘くて瑞々しい若葉。すっきりとしたシトラスの香りや、マテとブロンドウッドがアクセントとなり、気持ちのいい春の木漏れ日を想起させる。リモートワークの気分転換などに。
ブライトニング シトラス
太陽の熱がまだかすかに残る、摘んだばかりのオレンジをむいた瞬間。その弾けるような生命力。爽やかな柑橘と皮のほろ苦さに、フランキンセンスのオリエンタルな甘さが加わりマチュアな印象に仕上げた香り。お出掛けの車の中などに。
インスパイアリング コードー
木々をはじめとする自然の豊かさと静寂の香り。湿気を含んだ風や土を思わせるベンゾインやパチュリと穏やかな墨の香りが、命の鼓動に耳を澄ませる静寂さをもたらす。香道の精神を二十代に亘り継承する志野流の次期家元一枝軒宗苾との特別コラボレーションの香り。ヨガなどの瞑想にも。
チリング レモンティー
リラックスした時間を作る、ジンジャーレモンティーの香り。紅茶にスライスしたレモンを入れた瞬間のようにふわりと香るシトラスと、生のジンジャーのフレッシュな刺激。ちょっと周り道をして出会ったカフェで過ごすひとときのように、風通しも居心地もよい、リラックスした時間を過ごしたいときに。
スマイリング ティオニー
ホワイトティーとピオニーを組み合わせた優しくも華やかな香り。芽吹く直前の、白い産毛に覆われた清々しいホワイトティーのエレガントさと、ピオニーのやわらかな気品。その繊細なバランスと、凛とした美しさは、まるで一枚の絵画のような微笑みの香りを放つ。一日の終わりのリラックスタイムに。
香りをしっかり広げ、包まれたいときには
室内での持ち運びができる、充電式・コードレス・香りの質と使い勝手の良さを同時に叶える香り拡散技術ネブライザー方式を採用した「ナチュラル アロマディフューザー」も紹介したい。
自然のパワーと美しさを表現するために、陶器を用い、天然素材ならではの、なめらかな質感と程よい重厚感を持たせたデザイン。360度美しく、ボタンのある面を裏側にするとオブジェのようになり、どんなインテリアにもマッチする。
超静音設計、充電式のため、音もコードも気にならず、室内のさまざまな場所に気軽に持ち運んで使うことができ、上質な香りで空間を満たすことで感性を刺激し、日々の暮らしを豊かにするためのアイテムだ。フレグランスオイルを細かい霧状にして、香りを部屋全体に届けてくれる。
水や熱を加えないネブライザー式のため、香りの品質を損なうことなく、時間が経ってもフレッシュな香りを楽しめる。ラバロック ミニ アロマディフューザーと併用して気分やシチュエーションによって使い分けたい。
いつでも、どこでも。美しい香りと一緒に。
「ホッとしたり、何かに没入したり、リフレッシュしたり、時に切なくなったり。そんな日常の揺れ動く心のそばで、香りという形でそっと寄り添いたい」と話す栗原氏。
自分だけの美しい香り空間で、心身の充足を得る。生きた香りを嗅ぐことで生命力を感じ、ゆとりや優しさ、華やかさのある暮らしを楽しむ。体調やシチュエーション、季節などで好みの香りを選び、身の回りを至福の空間にアップデートして、いつもそこにいる良き相棒として毎日を共に過ごしてみてはいかがだろうか。
ラバロック ミニ アロマディフューザー
8,800円(税込)
ナチュラル アロマディフューザー
13,200円(税込)
アロマディフューザー専用フレグランスオイル(15ml)
各3,850円(税込)〜
https://store.belairlab.com/products/lavarockmini
CURATION BY
東京生まれ。フリーライター・ディレクター。美しいと思ったものを創り、写真に撮り、文章にする。