きっかけは、野外フェスティバルの体験だった
ソファに座る時のようにくつろげて、空間を圧迫しないアイテムはないかと探していたのだが、とある野外フェスへいった時、Yogiboに出会った。設置されている1人用のYogiboに、子どもも大人も自由な体勢で座っている。ずいぶんとリラックスしているように見えた。筆者も思わず座りたくなり、空いているひとつに座ってみた。すると、ビーズが体をやさしく包み込んでくれるではないか。「快適すぎて動けなくなる」というキャッチコピーの通り、立ち上がりたくなくなる。夢見心地で快適にライブを観ることができた。
虜になる人が続出。Yogiboのソファとは
Yogiboをつくったのは、アメリカのニューハンプシャー州で働く、イスラエル生まれのエイアル・レヴィ。彼の妻はうつ伏せ寝が好きだったそうだが、妊娠してお腹が大きくなるとなかなか楽に眠れなくなったという。そこで彼女が快適に眠れるようにと、伸縮性のある生地を活用し、大きなビーズソファを試作したそうだ。圧迫感がなく、全身にフィットするそのソファは話題を呼び、商品化するようになった。そして2008年からは、リーマンショックをものともせず店舗を続々とオープンさせていったそうだ。
ブランドを立ち上げた当初は、地元のフェスティバルにも意欲的に出店していたという。筆者が野外フェスでYogiboに出会ったのも、こういったルーツがあったからなのだろう。筆者と同じく、体験した人の多くがYogiboの魅力を実感し、後日店舗に足を運んだという。
その後日本にも展開し、続いてカナダ、韓国、台湾、タイ、オランダと、世界へ進出。数年で急速に拡大し、現在ではアメリカ国外に100店舗以上を展開している。
日本の住居は天井が低めだが、これは元々、畳の上に座って寝食をする「床座生活」が主流だったからである。そのような日本特有の住環境もまた、Yogiboが日本で受け入れられ、高い人気を得られた理由だと言えるだろう。
組み合わせ次第で様々なシーンにフィット
Yogiboの店舗スタッフから「部屋を圧迫したくないけれど、時々寝そべって使いたい方は、MidiやShort(どちらも高さ135cmのもの)がおすすめですが、お客様ならMini(高さ95cmのもの)でも良さそうです」とアドバイスをもらい、小柄な筆者は一番扱いやすそうなMiniを選んだというわけだ。来客があった場合を考えて、Miniは2つ手に入れた。また、Supportは、試してみてその安定感とホールド感に感動して購入を決めた。
実際にYogiboを部屋で使い始めてみると、その「座り心地の良さ」に加え、意外にもシーンに合わせた多様な使い方ができることがわかった。
部屋のメンテナンスが楽になる
脚付きのソファを使っていた頃の掃除は、掃除機やフローリングワイパーのヘッドが届きづらく、移動するにも重いのでとても大変だった。しかしYogiboであれば、掃除機をかけたいときは、ベッドの上やクローゼットなど、別の場所に移動できるので、毎日の掃除が非常に手軽になるのだ。
空間にさまざまな意味を与えることで、可能性は広がる
ある時はワークスペースとして仕事に使い、ある時は来客用の部屋に。部屋をすっからかんにしてクリエイティブな作業に使う時もある。さらに、休憩時間はくつろぎの空間、休みの日には映画を観るシアタールーム…といったように、空間にあらゆる意味を持たせ、様々なシーンで使うことができるのだ。
もちろん、2人暮らしの方や体が大きい方は、Yogiboを代表するモデルYogibo Max(高さ170cmの最も大きいサイズ)を手に入れるのもいいだろう。求めるライフスタイルに合わせて最適なものを選ぼう。家で過ごす時間がよりクリエイティブになることを実感するはずだ。
Yogibo
外形寸法:65(幅) x 95(高さ) x 55(奥行) cm
質量:約4.4kg
17,380円 (税込)
Yogibo Support(ヨギボーサポート)
外形寸法:70(幅) x 90(高さ) x 30(奥行) cm
質量:約2.5kg
15,290円 (税込)
https://yogibo.jp/