常に発展を続ける街、横浜。その中心である横浜駅は日本有数の巨大ターミナル駅であり、いまもなお駅周辺では再開発が進行中のエリアだ。最新のトレンドを発信する商業ビルも多く人々を飽きさせない一方で、情報過多で受動的になりがちな都会生活に“五感を使ったリアルな体験”は不足しがち。そんな日常に物足りなさを感じ、アクティブな刺激を求める人にこそ、ぜひ訪れてほしいスポットが横浜にオープンした。その名も「アソビル」。駅直通のユニークな最新エンターテインメント空間をチェックしよう。
横浜駅みなみ通路直通!五感を総動員できる体験型エンターテインメント施設がオープン
2019年3月、“遊べる駅近ビル”をコンセプトにした複合型の体験エンターテイメント施設「アソビル」がオープンした。横浜中央郵便局別館をリノベーションして誕生したこの施設は、横浜駅みなみ通路直通という好立地。全6フロアのビルは、1フロアあたり600坪という広々とした空間で、様々な体験型コンテンツを楽しめる最先端の遊び場となっている。
「アソビル」ではフロアごとに異なるテーマを設定し、それぞれに“わくわくドキドキする体験”が出来る施設が展開されている。メインとなる2・3階では、五感を刺激される最新テクノロジーやものづくりを楽しめるさまざまな体験型コンテンツを用意。また1階には横浜の食と音楽を楽しめるグルメストリート、屋上ではスポーツスペースなど、大人も全身を使って楽しめる“遊び”が満載だ。
《体験型》2階:エールボックス~厳選されたエンタメ体験のセレクトショップ~
体験型コンテンツフロアである2階の「エールボックス(ALE-BOX)」は、「厳選されたエンタメ体験のセレクトショップ」がコンセプトの常設フロア。部屋ごとに出題される謎を"五感"を駆使して解き明かす新感覚リアル脱出ゲームや、展示イベント、VR、スポーツコンテンツなどが展開され、ここでしか体験できない最新のテクノロジーに出合うことができる。
なかでも必見なのが、2019年3月15日(金)から6月14日(金)までの期間限定で開催される絵本『えんとつ町のプペル』のVR体験。同書はキングコングの西野亮廣氏の作品で、美しくきめ細やかに描き込まれた世界観が話題となった人気の一冊。 風景や小道具に至るまで緻密にVRで再現された世界に圧倒されること間違いなしだ。
参加者はかぼちゃアバターとなり、物語の舞台である“えんとつ町”へ。 光り輝く美しい街並みを堪能したり、ゴミ人間プペルや少年ルビッチをはじめとしたキャラクターたちの生き生きとした掛け合いを、まさにそこにいるかのように楽しむことができる。ファンタジックな世界へ没入できる新感覚のコンテンツとなりそうだ。
《体験型》3階:モノトリー~日本最大級のものづくりワークショップスペース~
かわって3階は、国内最大級のハンドメイド体験フロア「モノトリー(MONOTORY)」。陶芸、アクセサリー、革小物、キャンドル作りなど、計20ジャンル200種類以上の「ものづくりワークショップ」が毎日行われる予定だ。ワークショップは個別に予約することが可能だが、毎月定額でモノトリー主催のワークショップに何度でも参加できる月額会員制度も用意される。
また、ショップエリアには、ハンドメイド業界を代表する材料・道具メーカーによるショップも併設。「DIY FACTORY」が監修したツールショップや、造花やドライフラワー、ディスプレイグッズなどを販売するフラワー&ディスプレイショップがオープン。初心者も上級者も楽しめる“ものづくり”の新定番スポットになりそうだ。
カラダが喜ぶ!マルチスポーツスペースや話題グルメも充実
さらに、屋上にはフットサルとバスケットのコートを1面ずつ用意した「マルチスポーツコート」を展開し、使い方自由なスポーツスペースを用意。また、横浜がホームタウンのプロバスケットボールチーム「横浜ビー・コルセアーズ」が監修するバスケットボールイベントも開催される。
また、1階のグルメストリート「横浜駅東口POST STREET」には、18の飲食店が参加。“蒸したてアツアツ”のシウマイとお酒を同時に楽しめる崎陽軒の人気業態店「シウマイBAR」や、「ラーメン壱六家」「煮干蕎麦」といった横浜で人気のラーメン店など、地元を代表する飲食店も充実。
さらに“予約の取れない”チーズレストラン「DAIGOMI」による新業態のチーズバーガー専門店「ダイゴミ バーガー」や、ニューヨークスタイルのリッチなドーナッツを販売する「DUMBO Doughnuts and Coffee」といった都内の話題店がそろう。
グルメストリートの一角にはステージが併設され、音楽ライブなどのパフォーマンスを楽しみながら食事を楽しむことができる。ここなら、他とは一味違うグルメ体験が期待できそうだ。
最先端の“遊び場”を体験しよう
そのほか、館内では“上質な大人の遊び場”をコンセプトとした地下1階のアミューズメントバーラウンジ「ピッチクラブ(PITCH CLUB)」も用意。様々なアートが飾られたラグジュアリーな空間で、日本屈指のバーテンダーが監修したカクテルや、横浜で造られたワインなどを楽しむことができる。また、施設内にはビリヤードなど定番の遊びから、テクノロジーを融合させた新しいアソビも登場予定。夢中になって遊んだ後は、バーでシックな時間を味わうというのも大人ならではの楽しみ。ふと、いつもより解放されている自分に気づくかもしれない。
最近遊びがマンネリ気味だと感じたら「アソビル」へ出かけてみては。ハンドメイドワークショプで自分だけの時間を楽しんだり、最新テクノロジーやグルメに気のおけない仲間と盛り上がるのも良い。常に新しい体験を提供してくれる「アソビル」なら、思いがけず新たな楽しみと出会えるかも。
アソビル(ASOBUILD)
住所:神奈川県横浜市西区高島2丁目14-2
階数:地上4階、地下1階、屋上
*一部フロア・店舗は公式サイトを参照。各フロアの詳細やオープン時期などは随時発表予定
公式サイト:
https://asobuild.com
CURATION BY
フリーライター・エディター。某編集プロダクションで昼夜を問わない編修業務に揉まれた後、フリーライターへ。専門は心理学。趣味はボルダリング・食べ歩き・テルミン演奏。