Vol.796

FOOD

02 OCT 2026

スリランカのスパイスカレーを自宅で手軽に。「カレーの壺」ペースト

カレーが好きで「いつかは自分で本格的に作りたい」と思っていても、スパイスを使ったカレーを作ることは難しい、と感じることはないだろうか。そんな人に手に取ってほしいのが、「カレーの壺」のスリランカカレーのペースト3種だ。わずかな時間で本格的なカレーが完成するペーストは、好きな具材と組み合わせればレシピは無限に広がっていく。異国の味を自宅で手軽に再現できるペーストを、スパイスを知る最初のステップにしてみよう。

好きだからこそ作りたい。スパイスカレーをもっと手軽に

今や日本の国民食とも言われているカレー。かつては「日本独自のカレー」を目にすることが多かったが、今ではインドをはじめバングラデシュやパキスタン、タイやネパールなど、それぞれの国の個性を感じられるカレーを楽しめる機会も多くなった。

カレー好きにとっては市販のルゥからワンステップ進み、スパイスを使用したカレー作りにトライしてみたくなるもの。しかしいざ作ってみると、ハードルが高いと感じてしまうこともしばしばだ。必要なスパイスを揃え、レシピに沿って作ってみても、味が上手くまとまらない、あるいは具材を変えたら以前のような味が出せないなど、新たな悩みが生まれてしまう。

スパイスを一から揃えて調合するのは、加減が難しくハードルが高い
また、スパイスカレーに興味はあるものの、調理するのは大変そうと感じる人も多いはず。家でも異国のカレーを味わいたいと思ってみても、一からスパイスを集めたり、調理に割く時間がないという人もいるだろう。

そんな「自作の難しさ」や「スパイスへの躊躇」がネックになっている人に手に取って欲しいのが、「カレーの壺」のカレーペーストだ。素材の旨味とスパイスがバランスよく溶け込んだスリランカ生まれのペーストで、手軽に美味しく、本格的なスパイスカレーを楽しんでみよう。

手軽に本格的な味が楽しめるスリランカ生まれの「カレーの壺」ペースト3種類 、「オリジナル」「マイルド」「スパイシー」

素材と背景へのこだわりと、旨味が詰まった「カレーの壺」

本格派のスリランカカレー「カレーの壺」は、貧困とそれによりもたらされる世界の諸問題を仕事づくりで解決しようと、フェアトレード事業を1986年に開始した「第3世界ショップ」が手掛けているものだ。フェアトレード事業を経た現在では、国内外を問わず地域の力で諸問題の解決を目指す「コミュニティトレード」へと活動の場を広げている。

フェアトレードやオーガニックの原材料・製法にこだわった食品、伝統工芸や地域に根付く手仕事の文化を大切にしたハンドクラフト品を展開している「第3世界ショップ」。その人気商品が今回ご紹介する「カレーの壺」だ。できる限り農薬や化学肥料を使わずに栽培された18種類以上のハーブやスパイス、香草野菜の旨味をぎゅっと凝縮させており、添加物も一切使用していないという。

数多くのスパイスを組み合わせ、ココナッツミルクをベースにして米や具材を引き立てるスリランカカレー
今回ご紹介するペーストは「オリジナル」「マイルド」「スパイシー」の3種類。トマトとレモングラスの風味が効いた「オリジナル」、辛味を抑えつつスパイス本来の香りが楽しめる「マイルド」、ローストスパイスの香ばしい風味とパンチの効いた辛味が特徴の「スパイシー」と、それぞれの個性を楽しむことができるだろう。

3種類のペーストの、それぞれ異なる風味を堪能してみよう
このペーストがあれば手軽に本格派のスリランカカレーを自宅で楽しむことができる。スパイスの調合に悩んでいる人も、調理に時間がかけられない人にもおすすめのペーストは、食の背景にある生産者や環境への想いにも目が向くような、豊かな価値観をもたらす第一歩となるだろう。

また、カレー以外にも、炒めものや肉・魚料理、炒飯やヌードルなどに加えてアレンジレシピも楽しめる。献立に悩んだ時にもきっと役に立ってくれる、キッチンでの心強い相棒になってくれるに違いない。

個性豊かな3種のペーストで楽しむ基本のカレー

それでは早速「カレーの壺」ペーストを使って、スリランカカレーに挑戦してみたい。「第3世界ショップ」の公式ウェブサイトではペーストを使ったたくさんのレシピが公開されているので、ぜひ参考にしてみよう。まず最初にトライしたのは基本のカレーのひとつ、ココナッツミルクのチキンカレーだ。

最初にニンニクとショウガをみじん切りにし、油を入れたフライパンで炒める。次に食べやすい大きさにカットした鶏もも肉とペースト大さじ1.5を入れて香りが出るまで炒める。そこへココナッツミルクを200ml入れて、鶏もも肉に火が通るまで煮れば完成だ。

みじん切りにしたニンニクとショウガを香りが出るまで炒める

鶏もも肉を焼く際にペーストも一緒に入れ、香りが出るまで炒める

ココナッツミルクを加え、肉にしっかりと火が通るまで煮込む
このように実にシンプルな調理工程で、かかった時間はわずか15〜20分ほど。驚くほど簡単に、スパイスの芳醇な香りとココナッツミルクのまろやかなコクが調和した、チキンカレーが完成だ。炊いておいたご飯に合わせて、極上の味を楽しんでみよう。

ココナッツミルクのまろやかな香りが、スパイスと見事に調和している
ペーストの種類を変え、具材を選べば味わいの幅はさらに広がっていく。刺激が欲しい日は、「スパイシー」ペーストと炒めたひき肉、好みの野菜を合わせてキーマカレーを作ってみる。ピリッとした心地良い辛さとスパイスが肉の旨味を引き立て、短時間で深みのある一皿に仕上がるはずだ。

「スパイシー」は刺激的な辛さがクセになるペースト
一方、優しい味わいを楽しみたいなら、「マイルド」のペーストに炒めた玉ねぎ、キノコ類とエビをこんがりと焼き、トマト缶を合わせたエビカレーを試してみよう。トマトの爽やかな酸味がエビとキノコを包み込み、贅沢な一品が完成する。

魚介とキノコの美味しさを「マイルド」ペーストが優しく包み込む
それぞれの味の個性が際立つ3種類のペーストを使い分ければ、自宅にいながら本格カレーの世界を思う存分堪能できる。旬の食材や好みの具材を、どのテイストのペーストに合わせようかと考えるのは、ワクワクと心ときめく時間になるだろう。

カレーだけじゃない。スープやパスタへ広がるスパイス活用術

「カレーの壺」ペーストは、カレー作りだけにとどまらない使い勝手の良さも魅力のひとつだ。日常のあらゆる料理に一さじ加えるだけで、万能なスパイス調味料としてのパワーを発揮してくれる。

たとえば、ブロッコリーとジャガイモ、牛乳で作るポタージュは、だんだんと寒さが増していくこれからの季節にぴったりなメニュー。このポタージュの仕上げに「カレーの壺」ペーストを溶かし入れるだけで、野菜の優しい甘みにスパイスの奥行きが加わり、一瞬でエスニック風のスープへと生まれ変わる。

ほんのりと香るスパイスが、いつものスープを個性豊かな一品に変えてくれる
固形ルーのように溶け残る心配もなく、隠し味として自在に風味をコントロールできるのが嬉しい。ピリッとした辛味と奥深いスパイスの風味が相まって、メインの付け合わせとして、あるいは肌寒い日の朝食にもおすすめの一品となるだろう。

またカレーの風味はパスタとの相性も抜群で、茹で上がったアツアツのパスタを、オリーブオイルとローズマリーを香りが立つまで炒めたものに絡ませておく。ボウルにオリーブオイル、レモン汁、そしてペーストを混ぜ合わせ、そこへフレッシュなお刺身用サーモンとアボカドを加えて和えておく。

小さじ1ほどのペーストをオリーブオイルで溶かし、レモン半分をぎゅっと搾って加え、塩・胡椒で味を調える
そのボウルにパスタを入れて和えるだけで「サーモンとアボカドの温製スパイスパスタ」が完成する。パスタの余熱でサーモンの表面にほんのり火が通り、スパイスの香りとレモンの爽やかさが引き立つ一皿で、新鮮なフレーバーを堪能できるだろう。

ペーストに絶妙にマッチする柑橘類。ライムやカボスを使用するのもおすすめ

スパイスの世界をもっと身近にするために

カレーが好きだからこそ、「美味しいカレーを自分で作りたい」と思うのはごく自然なことだろう。最初は市販のルゥを使うところから始まって、次は好きなお店の味に近づけたい、あるいはオリジナルな味を作り出したいと、一歩ずつステップアップしていく。

だが試行錯誤を繰り返しながらも、やはり難しいと思うのはスパイスの取り扱いだ。これまではレシピ通りに調合し炒めてみても、なかなか思うように味が決まらず、気落ちしてしまうこともしばしばだった。

本格的な味わいを手軽に楽しめる体験が、スパイスをより深く知る第一歩になってくれる
「カレーの壺」のペーストは、複雑なスパイスの味をばっちりと決め、さらにわずかな時間で本格的な異国の味を楽しめる。スパイスの使い方に悩んでいる人にも、忙しい日々を送る人にとっても心強い味方。このペーストでスパイスを身近に感じ、異なる具材を組み合わせて自分らしい新たなメニューに挑戦する楽しみを教えてくれた。

「第3世界ショップ」が送り出すプロダクトの素材や背景にあるストーリーに思いを馳せながら、自宅でスパイスの奥深さに触れる体験が、毎日の食卓をより豊かに、よりクリエイティブなものへ導いてくれるに違いない。

カレーの壺 ペースト