トリュフと聞くと、高級レストランで味わう特別な食材というイメージが強い。TruffleBAKERY(トリュフベーカリー)は、そのトリュフをもっと日常に馴染む存在へと変えた。朝食に食べるパンや、仕事の合間のランチ。そんな何気ない日常の中に、“少しだけ特別な時間”をもたらす。TruffleBAKERYの魅力は、単に高級食材を使っていることではなく、「日常を少し豊かにする」という感覚を提案しているところにある。家に持ち帰り、温め、トリュフの香りが広がる瞬間。その時間は、ただ空腹を満たすだけではない、小さなラグジュアリー体験をもたらしてくれる。
トリュフを日常に届けるベーカリー|TruffleBAKERY
TruffleBAKERYは、ヨーロッパの専門食材を扱うWEB通販「ハイ食材室」を運営するドレステーブルが手掛けるベーカリー。「毎日食べるパンだから、美味しい素材と少しの豊かさを。」という想いのもと、2017年に東京・門前仲町で誕生した。
ブランドの原点にあるのは、「専門食材をもっと身近な存在にしたい」という考えだ。トリュフや上質なバター、チーズなど、本来は特別な日に味わうような食材を、毎日の食卓で気軽に楽しめたら。そんな発想から生まれたのが、TruffleBAKERYのパンづくりである。
もちろん、TruffleBAKERYの魅力はトリュフを使った商品だけではない。店頭には、SNSでも話題の「ドバイチョコ」をデニッシュに仕立てた一品をはじめ、抹茶ガナッシュの塩パン、北海道産小麦の風味を楽しめる食パン、季節の素材を使った限定商品など、多彩なラインナップが並ぶ。定番を求めて訪れても、新しい商品との出会いに思わず手が伸びてしまうのも、このベーカリーならではの楽しさだ。今日は何を選ぼうかと迷う時間さえ、日常を少し豊かにしてくれる。
魅力的なパンを取り揃えているTruffleBAKERY。大切にしているのはおいしさだけではない。厳選した素材を使用し、できる限り化学調味料に頼らないものづくりを追求している。子どもにも安心して食べてもらえるパンを届けたいという想いも、創業当初から変わらない理念のひとつだ。
高級食材を特別なものとして遠ざけるのではなく、毎日の暮らしの中へ。朝食やランチ、おやつの時間に、小さなときめきと豊かさを添える。それこそが、TruffleBAKERYが提案する「日常のラグジュアリー」なのである。
香りから始まる特別。「白トリュフの塩パン」
TruffleBAKERYを訪れたら、まず味わいたいのが看板商品の「白トリュフの塩パン」だ。
ころんとした素朴な見た目の塩パンをひと口頬張ると、バターの豊かな風味とともに、白トリュフの香りがふわりと広がる。その上品な余韻に、「いつもの塩パンなのに、こんなにも特別になるのか」と驚かされる人も多いはず。
値段は税込318円。気負わず手に取れる価格だからこそ、忙しい朝の食卓や休日のブランチにも自然と溶け込む。
コーヒーを淹れ、焼き直した塩パンを頬張る朝。湯気とともに広がるトリュフの香りは、一日の始まりを少しだけ特別な時間へと変えてくれる。
また、トリュフ塩も人気商品のひとつ。卵料理やパスタ、サラダにひと振りするだけで、家庭の料理がぐっと華やかな味わいに変わる。パンだけでなく、自宅の食卓でもトリュフの魅力を気軽に楽しめるのだ。
ランチの時間にも、トリュフの香りを
ランチタイムに味わいたいのが、黒トリュフ香る贅沢な卵サンド。封を開けた瞬間、ふわりと広がるトリュフの香りに、思わず心がほどける。忙しい日常のなかでも、「お昼の時間を少しだけ特別にしたい」。そんな気持ちに寄り添ってくれるサンドイッチだ。
サンドされている卵は、今にもこぼれ落ちそうなほどたっぷり。ふわふわとなめらかな卵に、黒トリュフの芳醇な香りが重なり、ひと口ごとに小さなときめきが広がっていく。合わせるのは、このサンドイッチのために作られた専用の角食パン。ほどよい弾力と香ばしさが卵のやさしい味わいを引き立て、絶妙なマリアージュを生み出している。
お気に入りの飲み物と一緒に味わえば、慌ただしい一日の途中にも、ほっと肩の力が抜けるようなリラックスした時間が訪れる。
「今日は少しがんばったから」「午後ももうひと踏ん張りしたいから」。そんな日に選びたくなる、小さなご褒美だ。
ドーナツまでトリュフ?意外な組み合わせの楽しさ
朝食やランチだけでなく、おやつの時間にもトリュフの魅力を楽しむことができる。なかでも注目したいのが「TRUFFLE SALT DONUT」。ドーナツとトリュフという意外な組み合わせに驚きながらも、ひと口食べればその相性の良さに思わず頬がゆるむはずだ。
このドーナツが目指したのは、しっとりとしていながらも軽やかな口どけ。低温でじっくり熟成させた生地にはヨーグルトを加え、乳酸菌の働きを活かすことで、ほどけるような食感に仕上げている。一般的な生ドーナツに多い“もっちり感”ではなく、歯切れの良さと口どけの良さにこだわったのは、中に詰めたクリームとの一体感を大切にしたかったからだという。
生クリームにはマスカルポーネを合わせ、軽やかでありながらコクのある味わいに。そこへ、ほんのり甘みを感じるフランス産のフルール・ド・セルと、希少なイタリア産白トリュフを加えることで、上品な塩味と芳醇な香りが広がる。専門食材を扱ってきたTruffleBAKERYだからこそ実現できた、まさに“大人のためのご褒美ドーナツ”だ。
さらに、「TruffleBAKERY チョコレート」の「黒」と「白」にもトリュフを使用。チョコレートの濃厚な甘さのなかに、ふわりと漂うトリュフの香りが重なり、仕事や家事に追われる忙しい毎日の合間に気軽につまめ、ひと粒で特別な余韻を楽しめる。自分へのご褒美にはもちろん、手土産としても喜ばれるだろう。
コーヒーを片手にドーナツを頬張る午後。お気に入りのチョコレートをひとつ摘まみながら、ゆっくりと過ごすひととき。そんな何気ないおやつの時間にも、トリュフの香りが贅沢な気分を味わわせてくれる。
朝食の塩パン、仕事の合間のランチ、おやつのドーナツやチョコレート。TruffleBAKERYは、そんな何気ない日常のさまざまな場面に、小さなときめきを届けてくれる。
忙しい毎日のなかで、ほんの少し立ち止まり、香りを楽しみ、心を満たす時間をつくること。それは決して大げさなことではなく、「今日もちょっとがんばろう」と思える小さな幸せなのかもしれない。
トリュフの香りがふわりと広がるたびに、いつもの景色が少しだけ豊かになる。TruffleBAKERYが提案する「日常のラグジュアリー」とは、そんな特別すぎない幸せを、毎日の暮らしのなかで気軽に楽しむことなのだ。
TruffleBAKERY
CURATION BY
東京都出身。フリーの編集・ライター。フランスと日本を行ったり来たりの生活をしている。