Vol.753

FOOD

05 MAY 2026

冷凍スイーツを自宅に備える、新しい習慣。ゆとりのある暮らしへの入り口

夕方、仕事を終えて最寄り駅に降り立つ。「今日は美味しいスイーツで自分を甘やかしたい」と思うけれど、人気のパティスリーに立ち寄る体力の余裕はない。繊細なケーキを崩さずに持ち帰ることを考えると、そのひと手間がとてもおっくうに感じてしまう日もあるだろう。こんなふうに、都市で暮らしていると満足のいくおやつ時間をつくり出すことはそう簡単ではない。仕事のスケジュール、移動時間、混雑、そして持ち帰りの難しさ…ほんの少しの余白に楽しみたいはずの甘い時間が、気づけばたくさん条件付きのものになっていることも。そんな日常の中で、美味しく甘い時間をつくり出す頼れる味方が冷凍スイーツだ。

「買いに行く」から「待っていてくれる」へ。おやつ時間の主導権が変わる

段ボールからパッケージを出す時間から始まる、至福のおやつ時間
これまで、スイーツはその場に行って買うものだった。お店の営業時間に合わせて足を運び、人気のものは売り切れる前に選び、慎重に持ち帰る。お店でスイーツを選ぶ時間にはときめきこそ感じるものの、その一連の行動には、少なからず時間と労力が伴う。

一方で、冷凍スイーツはその流れを反転させる。自宅の冷凍庫にストックしておくことで、「食べたい」と思った瞬間に、おやつの時間が立ち上がる。お店のロケーションや営業時間はもちろん、スイーツの繊細な形状を崩してしまうことや、持ち歩きの時間を守ることなどを考えなくてもいい。

帝国ホテルのオンラインモール「ANoTHER IMPERIAL HOTEL(アナザーインペリアルホテル)」には、帝国ホテル 第3代総料理長 杉本 雄氏をはじめ、ソムリエなど各分野のプロフェッショナルが選び抜いた商品が並ぶ。全国の名店による冷凍スイーツも揃い、自宅にいながら遠方の逸品に出会えるのが魅力だ。

オオヤブデイリーファームの「ヨーグルトのクリームババロワ」5種※2026年4月末までの販売
熊本県の「オオヤブデイリーファーム」が手がける期間限定の「ヨーグルトのクリームババロワ」5種の詰め合わせもそのひとつ。牧場自慢の牛乳をベースに、ヨーグルトの風味や個性を活かして仕上げられている。ベリーやパッションフルーツのソースと合わせた、やわらかな口どけ。シンプルだからこそ素材の美味しさが際立ち、冷凍スイーツであることを忘れてしまうほどの完成度だ。

例えば、朝出かける前に、解凍したい分だけを冷蔵庫へ移しておく。帰宅すれば、食べ頃のスイーツが、静かに待ってくれている状態だ。食後にお湯を沸かし、コーヒーを淹れる。そのわずかな時間に意識を向けると、1日を終えた自分をそっと労わるような気配を感じる。

「今日はどこに寄ろうか」と考えるのではなく、「今日は何を解凍しようか」と考えながら帰る。ほんの小さな違いのようでいて、おやつ時間の主導権が、自分の側へと戻ってくる。

「持ち帰れない」を諦めない。繊細なスイーツとの新しい距離感

福岡・博多の人気フランス料理店「Restaurant Sola」レストランが贈る「パリクレーム カラフル」
都市生活の中で、意外と難しいのが繊細なスイーツを持ち帰ること。満員電車での移動や、長時間の持ち歩き。美しく仕上げられたスイーツほど、その状態を保つのは簡単ではない。

冷凍スイーツは、この課題に対してひとつの答えを提示する。冷凍された状態であれば、形状や食感を保ったまま、全国各地に届けることができる。平日の夜、仕事で疲れた自分へのご褒美に用意しておきたいなら、週末に受け取っておけばいい。逆に、土日はゆっくり自宅でスイーツを楽しみたいなら、平日に受け取れるように手配しておくのも手だろう。

そして、解凍することで、出来立てに近い本来のクオリティで楽しめる。なかには解凍されることを前提に設計されたスイーツもあり、見た目や味わいの完成度は年々高まっている。

常温で約2時間。食べごろを迎える
同じくANoTHER IMPERIAL HOTELに並ぶ福岡・博多の人気フランス料理店「Restaurant Sola」のオリジナルスイーツ「パリクレーム カラフル」は、レモン、ストロベリー、ピスタチオ、ブルーベリー、キャラメルの5種を詰め合わせた一箱。それぞれコーティングに合わせて中のチーズクリームの配合を変えるなど、レストランならではの繊細な設計が施されている。

ひとつひとつを丁寧に包み込むパッケージを解く時間も、このスイーツ体験の一部だ。お皿に移すあいだに、ふんわりと広がる香りと愛らしい佇まいにうっとりしてしまう。

外はチョコレートでパリッと、中はムースがふわり、底の生地はサクッと。この三層の食感は、時間の経過とともに生地とクリームがなじんでしまう冷蔵配送では得がたいもの。冷凍だからこそ、食べる直前に解凍することで、この見た目と食感、そして上質な味わいを最もよい状態で楽しめる。

「チーズケーキの新たな形を提案したい」という発想から誕生した新感覚スイーツ
本来であれば現地に足を運び、その場で味わうか、持ち帰りのタイミングを慎重に見極める必要があるスイーツ。それを自宅に届けておけば、食べたいときに解凍し、自分のペースで楽しめる。食べる時間も、飲み物とのペアリングも、すべてを自分のリズムで決められる。

これまでなら「持ち帰るのが難しいから」と諦めていたスイーツに、無理なく手が届くようになると、距離や時間の制約を越えて、食の楽しみ方そのものが広がっていく。

予定に合わせて仕込む、週末の静かな準備時間

札幌グランドホテルの「バスクチーズケーキ」。冷蔵庫で5時間から6時間ほどかけて解凍
冷凍スイーツがつくり出すさらなる価値は、前もって用意できることにある。週末に友人を招く予定があるとき。当日に慌ててスイーツを買いに行くのではなく、あらかじめ冷凍庫にストックしておく。あとはタイミングを見て解凍するだけで、食後のデザートが整う。その準備はどこか静かで、余裕のあるものだ。

そんな時間に寄り添うのが、札幌グランドホテルの「バスクチーズケーキ」。ワンホールで購入でき、ホームパーティーや手土産にもぴったりの品だ。冷凍で届き、食べる5〜6時間前に冷蔵庫へ移すだけで、ちょうどよい状態に解凍される。あえて少し半解凍の状態で、ひんやりとした口当たりとややしっかりとした質感を味わうのもおすすめ。

フランス産クリームチーズのコク、北海道産生クリームが生むミルキーな滑らかさが際立つ豊かな味わい
歴史あるホテルが作るスイーツらしい端正な佇まいは、テーブルの中央にセッティングすれば、パーティー気分が高まっていく。冷凍スイーツを頼りにすることで、当日の段取りに追われるのではなく、「このデザートを出したら、どんな時間になるだろう」と想像するワクワクする時間への余裕も生まれる。

香ばしく焼き上げられた表面と、中央のなめらかなクリーム状のコントラスト。外側に向かうにつれて、しっとりとほどけるような質感へと変化していく。ひとつのケーキの中で移ろう食感を楽しむ時間が、自然と会話のきっかけにもなる。

ホールを好きな大きさにカット。残りを冷凍保存すれば長く楽しめる
ホールのまま解凍するだけでなく、人数やシーンに応じてカットし、必要な分だけ解凍することもできる。ホームパーティーの際、いくつかの種類のスイーツを用意して、好きなものをゲストに選んでもらう。選ばれたスイーツを適切な個数のみ解凍し、あとはそのまま冷凍しておける。冷凍庫の中にあるストックが、そのまま柔軟なおもてなしの余白になる。忙しい都市生活の中でも、美味しさも楽しさも、無理なく両立できる。そんな静かな準備時間は、冷凍スイーツを取り入れて初めて実感できるものだ。

日常に、ちょうどいい贅沢を差し込む

自宅でのおやつ時間も、印象的なビジュアルのスイーツが心ときめくひとときを演出
毎日をもう少し心地よくするために、何か特別なことをする必要はない。ただ、いつもの日常の中に、ほんの少しだけ質のいいものを取り入れる。それだけで、暮らし全体の満足度はゆるやかに引き上がっていく。

冷凍スイーツは、まさにその“ちょうどよさ”を体現する存在だ。高級レストランに足を運ぶほどではないけれど、コンビニスイーツでは少し物足りない。そんなときに、自宅で気軽に楽しめる上質な一品があるという安心感。「ご褒美」と呼ぶほど大げさではない。かといって、日常に埋もれてしまうわけでもない。

フルーツやソースのみずみずしさもそのまま
日常の中で、ふと気分を切り替えてくれる小さなスイッチのような存在。タイミングは自分で選べる。疲れた日の夜でも、少し余裕のある休日の午後でも、そのときの自分に合わせて楽しめる。解凍の加減による食感も、楽しむ量も思いのままに。美味しいものを、自分のリズムで味わうという贅沢を、冷凍スイーツで。レストランのデザートやホテルの一品を、自宅で。

冷凍庫の中にしまっておきたい、甘いゆとり

冷凍スイーツをストックしておけば、美しく美味しいデザートを自宅で、いつでも
冷凍スイーツは、単なる保存食でも、便利な時短アイテムでもない。それは、都市生活の中で見失いがちな余白の時間を、そっと取り戻してくれる存在。買いに行く時間がなくても、持ち帰る余裕がなくても、食べたいと思ったその日に楽しめる。予定に合わせて冷蔵庫でゆっくりと解凍しながら、日常の中に小さな贅沢を差し込んでいく。おやつのあり方が変わると、時間の感じ方も少し変わる。忙しい日々の中で、「今日は少しだけ自分のための時間をつくろう」と思ったその気持ちを、そのまま大切にできるようになる。冷凍スイーツのある暮らしは、そんなささやかな変化を通して、都市での毎日をほんの少しだけ豊かにしてくれる。

ANoTHER IMPERIAL HOTEL

札幌グランドホテル