ちょっぴり贅沢な気分に浸りたい時がある。仕事や人間関係で疲れた時、頑張ってきたプロジェクトが成功した時、誰に会うこともない休日の午後。自分自身にお疲れ様と声をかけたい時に、グラス一杯分の美味しいワインをご褒美として贈りたい。MAIAM の豊富なセレクションから選んだ極上のワインを、それに相応しいシチュエーションやペアリングとともに、贅沢なひと時を過ごしてみよう。
ワインを選ぶ難しさ
一日の楽しみは何といっても夕暮れのドリンクタイム。仕事を終えて自宅に帰って服を着替えてほっと一息。心地の良い音楽をかけたり楽しみにしていた動画を観たり、ワインとともに過ごす時間は素の自分に戻れるかけがえのないひと時だ。
それはいつもの日常のワンシーンだからワインは特別なものではなく、選ぶのはいつもの定番、お馴染みのもの。だが時には新たな味に挑戦してみたくなる。しかし新しいワインを選ぶという行為、案外難しいものなのだ。リカーショップを訪れると、ずらりと並んだワインを前にどれを購入すべきかと悩むこともしばしばだ。
己のカンと知識に従って新たなワインを購入してみるものの、失敗したなと思うことが度々ある。好みに合わなかったボトルの残りをそのまま飲み続けるのは辛く、そうかと言ってせっかく購入したものを料理用にしてしまうのも腑に落ちない。
新しい味を試してみる時にフルボトルでは量が多過ぎると常々感じていたところ、巡り合ったのがMAIAMだ。厳選されたワインを1本100ml、好みやシチュエーション、生産地から選ぶことができる。新たな味を探すとともに、ひと時の贅沢気分を味わえるだろう。
MAIAM でワインを選ぶ喜び、知る楽しみを味わおう
MAIAMは創業者である野木麻衣氏がパリ滞在中に「自分らしく生きること」を優先するパリジェンヌたちのライフスタイルに魅了され、自らを映す「鏡」という思いを込め、誕生したブランドだ。
代表的なフランスワインの生産地のものから、まだ試したことのない地方のワインまで、どれも魅力的なワインを数多く取り揃えている。
今回は初めてということで赤・白・ロゼの3本セット、éclat(エクラ)を注文してみた。これはフランス語で「輝き」を意味するそうで、「星」の名を冠するフランス・ジュラ地方の白ワイン『レトワール』、また地中海と大西洋の輝きを受けて育ったブドウから生まれた二つのワインをプロヴァンス、ボルドー地方から選んだものがセットとなっている。
1本100mlという量は通常お店で提供されるワインの量125mlよりも少量のため、どんな味なのかを知るにはぴったりのはず。それが自分の好みに合うものであればフルボトルを購入するきっかけになるだろう。
MAIAM では1本のみの販売から、セットも数多く展開している。例えばフランス5大産地の赤・白・ロゼの5本セット『Etoile エトワール』や、フランスワインが9本贅沢にセットになった『テロワール・ド・フランス』など、試してみたいワインが盛りだくさんだ。
またショコラ専門店やパテ専門店とコラボレーションし、ワインにマッチしたペアリングがセットになったMAIAMペアリングコースなど、どれも見ているだけで心が弾むものばかり。選ぶ楽しさ、味わう喜びを実感できるに違いない。
MAIAMのワインは豪奢なボックスに収められており、贈り物としても最適。ワインが好きな人にプレゼントすれば喜ばれるに違いない。新たな味を探している人に、あるいは大切な人へ記念日などに贈ってみるのもおすすめだ。
グラス一杯のワインとペアリングを楽しむ
それでは早速ワインを楽しんでみることにしよう。最初のチョイスは白ワインの『シャトー・ポンタック・モンプレジール』。白ワインで高い評価を得ているというボルドー市近郊のペサック・レオニャンが生産地で、海洋性気候の影響を受け、砂利の多く見られるぶどう畑から生まれるこのワインは、熟した果実と海のニュアンスが特徴と言われている。
こちらのペアリングとして白身魚のカルパッチョを合わせてみたが、冷やしたワインとバルサミコ酢をソースに使った魚との相性は抜群で、今後もアペリティフに是非選びたいワインとなった。
続いて普段はあまり飲む事のない赤ワイン。『シャトーヌフ・デュ・パプ』という名のコート・デュ・ローヌ地方の南部地区を代表するワインで、ここはフランスで一番最初に原産地呼称が認定された産地だそうだ。
このワインにはいちじくと生ハムのタルティーヌを合わせてみた。ワインにはほんのりとスパイスの風味が感じられ、複雑な味わいが堪能でき、いちじくの甘味と生ハムの塩味とのコントラストを惹き立てる。これは夜のリラックスした時間にぴったりなワインと言えるだろう。
ワインの中でもっとも好きなものがロゼなので、今回一番楽しみにしていたのが南フランスのコート・ド・プロヴァンスが生産地の『シャトー・レ・クロ』だ。こちらを事前に充分に冷やし、気候の良い日を選んで飲んでみた。
合わせたものはジェノベーゼとトマトのパスタ。バジルをふんだんに散らし、さっぱりとした味付けにしたので、柑橘系の香る爽やかなこのロゼワインにぴったりだった。このロゼワインは一番のお気に入りとなり、ぜひフルボトルで購入しようと考えた。
自分で作る極上ワインを楽しむ時間
これまでワインを嗜む際はボトルから自分がその時必要なだけ注ぐだけで、特別感はなく日常の習慣となっていた。だがMAIAMの100mlという絶妙な分量は、本当に心地良い時間を過ごすために華を添えてくれるものだと気が付いた。
例えば一日外出した後、帰宅すると疲れて何もしたくない時もある。そんな夜はMAIAMのワインをグラスに注ぎ、静けさの中でゆっくりとその風味を味わう。ワインの心地良い香りと奥深い滋味が身体全体に広がり、徐々に疲れやストレスがリリースされていくのを実感できる。
あるいは天気の良い休日の昼下がり。温かな日差しを浴びながら、冷えたワインを目の前に一人静かな時間を自分のために。いつも慌ただしく過ぎていく時間とは違い、誰にも邪魔されることのない静寂なひと時を過ごしてみたい。
時にはゲストを自宅へ呼んで、皆でワインのテイスティングをするのも楽しい。それぞれが各々の感性で選んだMAIAMのワインのセットを持ち寄って、どれが好みか語り合うのも良いだろう。
MAIAMではブルゴーニュ、ボルドー、ロワールといったフランスワインの代表と言える生産地から、また地中海に面し、スペイン国境に向かって広がる山地、ラングドック=ルーションや、スイス国境沿いに位置する産地ジュラ、フランス南西地方のシュド ウエストなど、あまり耳にしたことのない地域のワインも取り揃えている。どれを選ぶか、どんな時に嗜むか、選ぶのは自分自身。それぞれの人が自分だけの物語を一杯のワインから生み出すことができるだろう。
プライベートなひと時をより楽しむために
ふと気が付けば夏はいつの間にか過ぎ去って、もうすっかり秋の気配。既に暑さも遠のいて、随分と過ごしやすくなった。予定のない休日の午後は、出かけることは止めにして、自宅で一人、ちょっぴり贅沢に過ごしてみようか。
休みの日に読もうと決めて置いた本を前に、MAIAM で購入したワインボトルを用意して。お気に入りのグラスにワインを注ぎ、ゆっくりとしたひと時を過ごしてみよう。グラス一杯分のワインがもたらしてくれる、この上なく満ち足りた気分を存分に味わいながら。
MAIAM éclat エクラ
CURATION BY
1992年渡英、2011年よりスコットランドで田舎暮らし中。小さな「好き」に囲まれた生活を求めていたら、夏が短く冬が長い、寒い国にたどり着きました。