今回は、Agarato(あがらと)の『Dew Rose Cordial』を紹介し、一人暮らしのおもてなしのメニューに薔薇のオリジナルカクテルを提案しようと思う。
山と川に囲まれた小さな集落から世界へ。世界一の”食用薔薇”農園を目指して
Agaratoは、荒れ果てた耕作放棄地を開墾することからその歩みを始めた。
自分の子供時代の休暇や、お子さんを連れての帰郷の際に毎年のように訪れていた三尾川。その美しい清流や土地、失われようとしている農の歴史と、土井さんたちの想いがつながった。
三尾川で新しい、農を中心とした事業を開始する。そのことは決まったが、じゃあ誰が行く?ということになった。
「無いものを形にするのは社長が一番得意でしょ!」と社員たち。話が決まってすぐに単身、三尾川へやってきた。そこからひたすら草刈り、開墾の日々。そして竹を利用した農業用ハウスを建てる独自の試みに挑戦。試行錯誤の末、現在の工法にたどり着いた。
「どうせなら一番難しいものに挑戦しよう」ということになったのだ。「ヨーロッパのぶどう園では昔から周りに薔薇を植えていたんです。薔薇はぶどうよりも先に病気や虫にやられる。それを目印にしていたんだそうです」と言うほど薔薇は育てにくい花だ。
久山さんは薔薇の持つ美しさや香り、その効能だけではなく、人々と薔薇との特別な関係性にも注目しているという。
「古くはクレオパトラの時代から愛されて、改良を加えられつつ、長い歴史を人間とともに生き抜いてきた薔薇は単なる花ではなく、人間の持つ高次な欲求を刺激してくれる特別な存在だと思うんです」
今や国内最大級の食用薔薇園であるAgarato。農薬・化学肥料・動物性肥料を使わない植物性自然栽培で育てられた薔薇をひと目見たいと県外からも人が訪ねてくる。
「やるからには世界一の薔薇園を目指します」と創業者の土井さんは語る。
Agaratoの歩みはまだまだ続く。
その格別な香り、色、エッセンスをそのままに閉じ込めた『Dew Rose Cordial』
通常の栽培方法ではハウスを加温して冬でも花を収穫するのだが、Agaratoでは加温はあえて行わず、薔薇は冬の時期には葉を枯らし、半年ほどをきちんと休む。きちんと休んだ薔薇は春になるとまたあらたに生命力を蓄えた質の良い花を咲かす。
その色と香りを存分に生かして。薔薇のオリジナルカクテルでおもてなしのテーブルを華やかに。
鮮やかな赤をカクテルに加えるリキュールは様々あるが、『Dew Rose Cordial』のように薔薇を使い、しかも天然素材だけで美しい赤と香りを楽しめるものは唯一無二と言っていいだろう。
爽やかなミントと薔薇の色や香りを同時に楽しむことのできる薔薇のモヒートはこれからの季節にぴったりのカクテルだ。
薔薇のモヒート
薔薇のクローバークラブ
アルコールフリーのカクテルも 『Dew Rose Cordial』で
薔薇のレモネード
ローズ・ミルク
薔薇を飲み物として楽しむ、という体験が開く新たな扉。
薔薇を使った飲みものに何を合わせるのか、という問いに取り組むことは非常に新鮮な遊びになるのではないだろうか。 天然素材だけで作られた『Dew Rose Cordial』の色と繊細な風味を楽しむということはこれもまた新たな感覚の遊びになりうる。
『Dew Rose Cordial』でいつものおもてなしに新しい楽しみ方をプラスし、より魅力的で新鮮な時間を過ごしてもらいたい。