効率良く、失敗もなくスピーディーに。今の時代はスマホのおかげで、完璧と言えるほどの写真を残せるようになった。だが一方、その便利さと引き換えにシャッターを切る瞬間の、あの高揚感は失われつつあるのかもしれない。いま写真を撮る純粋な楽しさを再発見させてくれるのが、CHUZHAO(チュージャオ)のミニデジタルカメラだ。便利さを少し手放してファインダーを覗き込み、自分の感性で描き出す一枚。保存するための記録ではなく、心に刻まれる一瞬を切り取ってくれるに違いない。
便利さの陰に潜んだ高揚感を探して
友人との外出や旅先で、あるいは初めて訪れるカフェやレストランで。綺麗だな、美味しそうだなと思った時に、スマホを取り出しさっと撮影。画面をタップするだけで、その瞬間を美しい画像で保存しておくことが可能となった。
その便利さ、手軽さ故にいま「撮影する」ということは写真を撮るのが目的ではなく、「記録を残す」手段となった。それはもはや習慣となり、レストランや観光地を訪れると隣では同じポーズでスマホを構える人々がおり、同じような構図でシャッターを切っている。
完璧に撮られた一枚は確かに美しい。だがその写真に対しての思い入れは薄くなり、撮ることの面白さはどこかへ置き去りにされてしまったかのようだ。かつてシャッターを切る際に感じた高揚感、それを呼び覚ましてくれるのがCHUZHAOのミニデジタルカメラだ。
効率さを少し脇にやり、撮るまでのプロセスを楽しみ、心惹かれた瞬間を鮮やかに蘇らせる。忘れていた写真を撮る喜びを、いま一度このカメラとともに味わってみよう。
二眼レフカメラのクラシカルさを現代に再現
19世紀末から始まり20世紀半ばに全盛期を迎えた二眼レフカメラは、上下に並んだ二つのレンズが特徴だ。その二眼レフカメラの完成形とも呼ばれるのが、ドイツのカメラメーカーが開発したローライフレックスである。
CHUZHAOはこの二眼レフカメラをモチーフとしたミニデジタルカメラで、目を惹くのはそのクラシックな佇まい。また二眼レフカメラのもう一つの特徴であるウェストレベル撮影もそのまま受け継がれ、視線を下げて液晶を覗き込み撮影するスタイルとなっている。
ミニカメラと聞くとデザイン性重視で画像は今ひとつ、という印象を抱きがちだが、CHUZHAOは液晶に映るヴィジョンは美しく、1200万画素の静止画に加え1080PのフルHD動画撮影にも対応してくれる。
ボタンひとつでカラーとモノクロに切り替えが可能なので、撮影する被写体や場所によって、好みで選べるところも嬉しい。手のひらに収まるコンパクトなサイズ感でバッグに収めて、あるいは首から下げてと気軽に持ち運び、気になる場所で瞬時に撮影できる。
「カメラでの撮影」と聞くと、重くがっしりとした一眼レフをイメージする方も多いはず。そんな気負いを取り払ってくれるCHUZHAOとともに街を歩けば、初めて訪れる場所はもちろん、見慣れた風景の中にさえ、自分だけのきらめく瞬間を見つけることができるだろう。
CHUZHAOのシンプルな操作と機能を駆使して
ではCHUZHAOの使い方をご紹介しよう。最初に付属のUSBケーブルを使用して、充電しておこう。なお、商品購入直後や長時間使用していないと自動的に電源が切れるため、使用前にはいつも充電することをおすすめしておく。
撮影する際は本体後ろ側からフィルターカバーの蓋を開け、本体前方にある左下の電源ボタンを押せば起動する仕組みとなっている。
カメラ前面の左下にあるボタンが「電源」と「フィルター切り替え」を兼ねている。長押しでスイッチのオン/オフ、電源オンの状態で短押しすれば、カラーとモノクロが切り替え可能。カメラ本体前面にある右下がシャッターボタンとなる。
全自動写真撮影モードを搭載してるので、フォーカスの設定や色の調整、光の調整を自動で行ってくれる。シャッターボタンを短押しすると写真撮影、長押しで動画撮影が行える。
撮影したデータは付属のUSBケーブルをPCに接続し、カメラ本体の電源をオンにした状態でインポートし、管理・編集等が行える。別売りの専用アダプターでスマホへの転送も可能だ。
CHUZHAOはデジタルカメラを扱うのは初めて、という人にも分かりやすく、スムーズに操作が可能だ。撮影を繰り返し画像をチェックしていくうちに、自分の撮りたい景色をどう写せば良いのかが分かっていくだろう。
不自由さが教えてくれる、撮影本来の面白さ
CHUZHAOの操作に馴染んだら、早速このカメラとともに写真を撮りに行ってみたい。重要なのは目的地ではなく、何を撮りたいと思うか、自分自身の眼差しだ。それを意識して街を歩くと、たとえ以前訪れたことのある場所であっても、景色は今までとは違った表情を見せ始める。
撮影の被写体探しの旅では、以前なら気付くこともなかったものに視線が留まる。看板のタイポグラフィ、空の中を踊るような電線の流れ、古い建物の入り口に付けられたオブジェに向けてシャッターを切れば、見慣れた街が新鮮な風景に変わっていく。
自分の視線の先を写していた時とは異なり、上からフィルターを覗き込んで見える風景は新鮮な距離感を与えてくれる。そこに映る景色は情緒的で、肉眼で見るものとは異なる物語を描いているようだ。
CHUZHAOが搭載している全自動写真撮影モードは非常に便利だが、その反面、案外扱うのが難しい。オートフォーカスのため明るさが予め設定されており、ややもすると画一的な画像になってしまう。またフラッシュやズーム、手ぶれ補正などの機能もない。だがその「不自由さ」が、写真を撮る本来の面白さを教えてくれているように感じられるのだ。
美しい画像を手軽に撮ることができる時代に、あえてハードルを設ける。そのことが改めて写真撮影の難しさを、そして上手く撮れた時の喜びを再認識させてくれる。CHUZHAOの真価は、撮る側の想いが込められたワンシーンを切り取る楽しさに気付かせてくれることなのかもしれない。
CHUZHAOとともに、日常に小さな冒険を
これまでの外出は、まず「どこへ行くか」を決める目的地重視から始まった。だがCHUZHAOを購入してからは、「どんな風景や被写体を、どう撮影してみたいか」という意識が加わった。それは日々の暮らしにも変化をもたらし、「写真を撮るために、ちょっと外出してみようか」という気持ちが芽生えてきたのだ。
家や駅といった目的地への最短ルートだけではなく、そこからちょっと外れてみる。降りたことのない駅や、通ったことのない道を歩いてみる。そこにはこれまで訪れたことのない小さな裏通りや、見過ごしてきた歳月を経たビルの壁面、名も知らない小さな花が道端に息づいている。
これまでの記録を美しく保存する撮影とは異なり、写すまでの過程の楽しさを教えてくれるCHUZHAOが、その瞬間、自分が何に心惹かれたかを再確認させてくれる。自分だけの小さな発見へ導く道標のようなカメラを持って、さあ、また新たな旅に出かけてみようか。
CHUZHAO|チュージャオ
CURATION BY
31年間暮らした英国から日本へ。海と山と川に囲まれた、小さな村での暮らしが始まりました。