Vol.739

MONO

17 MAR 2026

春の美味しい食卓をもっと手軽に。Kirisai 桐のレンジでむし鉢&ごはん鉢

春は衣類の衣替えをするように、食事も冬の重厚な味から軽やかなものにシフトしたくなる季節。しかし慌ただしい毎日を送っていると、手間がかかるレシピはやっぱり避けたいもの。手軽に調理できて、新鮮な食材を美味しく食べられる。そんな贅沢な願いを叶えてくれるのがKirisai「レンジでできるむし鉢」と「ごはん鉢」だ。伝統的な桐の力を活かしたプロダクトで、シンプルで美味しい食習慣をこの季節から始めてみよう。

春の食卓は心と身体を整える献立で

気付けばもうすっかり春の気配。冷たかった風はいつの間にか柔らかく穏やかなものとなり、木々は芽吹き花が咲き始め、瑞々しい葉が風に揺れている。冬眠状態であった心や体も活動モードに切り替わり、外出することが待ち遠しい気分になっている。

風景が美しく見える春の季節。心が弾み、活動的な気分になる
同時に食事にも変化が現れる。冬の間はこってりとした煮込み料理や油分をふんだんに使ったメニューが数多く登場したものの、春はもう少しさっぱりと、かつ栄養の高いものを調理したい。おすすめなのが、蒸し料理だ。旬の野菜の栄養素を逃すことなく調理できる蒸し料理は、春にこそ食べたいもの。

だが「蒸し料理」はハードルが高いと感じる人も多いだろう。せいろを用意したり、鍋で湯を沸かしたりと多くの調理過程と道具が必要となり、後片付けが面倒と思う場合もあるだろう。

蒸し料理は美味しくヘルシーと分かっていても、道具や工程の多さに手を出さない人も多いはず
そこでおすすめしたいのが、レンジで簡単に調理できる「Kirisai レンジでできるむし鉢とごはん鉢」だ。桐の素材を使い、そのまま食卓に出せるデザイン性で、春にふさわしいテーブルコーディネートが楽しめるに違いない。

レンジで温めるだけの簡単調理で、春の食卓を華やかに

古くから伝わる桐を現代の食卓に

「桐のレンジでできるむし鉢」と「ごはん鉢」を生み出したKirisaiは、大阪市淀川区にあるオスマック株式会社が起こしたブランドだ。創業から40年以上の長い実績を持ち、すのこベッドをはじめ、天然木の特性を活かし、伝統技術と独自のアイデアを融合させた商品開発を行っている。

Kirisai は桐の特性を存分に活かした数々の食に関するプロダクトを展開中で、今回ご紹介する“むし鉢”と“ごはん鉢”は素材に桐を使い、レンジで手軽に調理し、そのまま食卓で活用できるアイテムだ。

左がごはん鉢、右がむし鉢
桐は最も軽い木材のひとつとして知られており、調湿性に優れ、熱が伝わりにくい特性がある。防虫・防腐作用もあり、古くから日本では箪笥などの家具の材料として使用されてきた。この特徴を活かし、レンジで使用しても器が熱くならず、蒸し料理に使用した際に余分な水分を吸収し、食材の本来の美味しさを伝えてくれるのが、Kirisaiのプロダクトだ。

ごはん鉢はお茶碗一杯分のご飯が入る大きさ。冷凍保存、レンジで加熱ができる
これまでの桐を使った製品は調湿効果を損なわないように、塗装を施さないのが一般的であったが、Kirisai はドイツ製の自然塗料「オスモカラー」を使用。植物油が木の内部に浸透し、塗装無しでは摩耗や汚れに弱いという弱点を補い、呼吸を妨げずに高い撥水性を発揮している。

むし鉢は蓋、本体、すのこがセットになっている
またKirisaiは自社で管理している桐の材料を使用し、自社の工房で生産している。最終仕上げはひとつひとつを職人が丁寧に行い、ぬくもりに溢れたプロダクトが完成となる。桐の特徴をふんだんに味わえ、食卓を豊かにしてくれるに違いない。

自分好みの蒸し加減を見つけて

Kirisai の製品は灰汁抜きを充分に行っているが、天然木を使用しているので桐の匂いが気になる人や、まれに食材に桐の成分によって変色することもあるという。そのため使用前に灰汁抜きを行っておくのをお勧めしたい。

方法は非常に簡単で、米のとぎ汁を本体いっぱいに注ぎ、そのまま6時間ほど放置しておき、水洗いをしてしっかりと乾燥させておけばOK。一回の灰汁抜きでも匂いが気になる方は数度これを繰り返そう。

灰汁抜きはお米を洗った際のとぎ汁を利用して
むし鉢の使用方法は最初に本体、蓋の全体を軽く水で濡らし、キッチンペーパーなどで余分な水気を拭きとり、それから水を約50cc注ぐ。すのこの上に食材を並べて蓋をし、レンジで加熱して出来上がりだ。

すのこを本体へ入れ、そこへ約50ccの水を入れる

好きな具材を本体の中へ

蓋をしてレンジで温めれば完成

ふっくら、柔らかな蒸し料理。ヘルシーで食材本来の味を楽しめる
蒸し時間は600Wで中華まんは冷蔵で5分、冷凍で9分。シュウマイは冷蔵6分、冷凍10分で完成。野菜は100g分のじゃがいもが600Wで10分、さつまいも、かぼちゃが9分、ニンジンが8分、アスパラガスが7分となる。電子レンジの機種や食材をカットした際の大きさなどで加熱時間が多少前後するため、色々試して自分の好きな時間を探してみよう。

レンジで温めるだけでは固くなりがちな冷凍食品も、むし鉢を使えばふっくらとした食感に
手間がかかると思われていた蒸し料理も、Kirisai のむし鉢があればレンジで加熱するだけなので調理は非常にシンプル。時間がない時でも、すぐに素材を活かしたフレッシュなメニューが完成するだろう。

冷凍ご飯が炊きたての美味しさに

炊きたてのご飯は美味しいけれど、一度で食べ切るのは難しい。また残ったご飯を冷凍するために、ひとつずつラップで包むのも面倒…という方におすすめしたいのが、同じくKirisai シリーズのひとつである「ごはん鉢」だ。

残ったご飯をごはん鉢に入れて。冷凍・解凍、器と3役をこなしてくれる
使用方法は本体と蓋を軽く水で濡らしたら、余分な水分を拭き取り、8分目ぐらいまでふんわりと入れたご飯を冷凍庫に入れる。解凍はレンジで600Wで3分温めれば完成だ。ごはん鉢の更なる利点として、そのまま器としても使えるところが挙げられる。お茶碗に移し替える必要がなく、洗い物も減って食事の準備もスムーズに。

冷凍したご飯でも、炊きたての美味しさが味わえる
このごはん鉢は調湿効果のある桐で作られているため、吸収していた水分を放出・充満し、内部のご飯を温めてくれる。余分な熱と蒸気は蓋のすき間から適度に放出、パサついたり水分過多になったりせず、炊きたてのようにふっくらご飯に蘇るのだ。

ごはん鉢があれば、これまで億劫に感じていた炊き込みご飯にも挑戦してみたくなる
これまでは冷凍ご飯はどこか「残り物」というイメージで、早く片付けなくてはならないものであった。それがごはん鉢を使うことによって、今食べなくても良い余裕と、温め直せば再びふっくら美味しいご飯が食べられる喜びに変わっていく。冷凍保存から解凍、器の役割まで果たしてくれるごはん鉢で、家でご飯を炊くことがもっと身近になるに違いない。

桐の力で調理を簡単に、食を豊かに

思えば料理に対する最も大きな壁は、「自分の気持ち」であるかもしれない。美味しいものが食べたい、栄養のあるものや旬の食材を活かしたメニューを作りたいと思っても、忙しい日々の中では準備や後片付けに時間がかかるものは、避けてしまいがちだ。

けれど暮らしを豊かにしてくれる便利な道具があれば、料理へのハードルは低くなる。これまで道具の多さや調理過程の長さに手を出せずにいた蒸し料理も、Kirisai のむし鉢ならば、食材を切ってレンジで温めるだけという、気軽にできる得意メニューのひとつになるはず。

この春からは、栄養たっぷりの健康な食事とともに
また残り物を温めると味が落ちると思い、つい炊くことさえ面倒になりがちなご飯。Kirisaiのごはん鉢があれば、多めに炊いて次も炊きたての味を堪能しようと、ポジティブに考えられる。

重い冬のコートを片づけて軽やかな春の衣類に袖を通すように、春の食卓は新たな道具の力を借りて気持ちも一新。桐のぬくもりとともに、食材本来の味を堪能しよう。外出することが楽しくなる新たなメニューで、元気よく春を迎えたい。

Kirisai 桐のレンジでむし鉢・ごはん鉢