Vol.729

MONO

10 FEB 2026

住まいと心を整える。Broom Craft 国産棕櫚手帚で、掃除を日々の習慣に

「週末にでもまとめてやろう」、気付いたけれど今は見過ごすことにした小さなホコリ。 掃除機を出すのは面倒だけど、視界に入る度に気になるもので、そのストレスは意外に大きい。そんな面倒さが先立つ掃除を日々の習慣へ変えるのが、和歌山県の伝統技術から生まれた Broom Craft の棕櫚手帚(しゅろてぼうき)だ。掃除が暮らしを整える「心地よい所作」へ変化するのを実感できるだろう。

後回しにしがちな掃除を、日常の習慣に

住まいで過ごしていると、部屋のあちらこちらに小さなチリやホコリが目につくことがある。ああ、掃除をしなくちゃと思っても、なかなか身体が動かない。それは「掃除をする準備」が頭の中で大きな負担に感じてしまっているからかもしれない。

収納場所から掃除機を出し、コードを伸ばしてコンセントを差し込む。あるいは雑巾とバケツを出して、水に濡らしてぎゅっと絞る。更に掃除が終わったあとには道具の片づけが待っている。

綺麗にしたいと思っても、それにまつわる作業を考えると億劫に
また、掃除機を使う際は使用する時間帯も気になるところ。朝早いから、深夜だから、掃除機が出す音が気になると「近所迷惑になるかも」「家族を起こしてしまう」と考え、掃除を後回しにしてしまいがちだ。

住まいを常に綺麗に保ちたい。その気持ちを支える強い味方が、和歌山の工房で作られるBroom Craft(ブルームクラフト)の棕櫚(しゅろ)手帚。 出しっぱなしにしておける佇まいで、音を立てずに掃除ができ、手に取りやすいサイズ感。掃除を暮らしの流れに溶け込む動作に変え、日々美しい室内を保つことができるだろう。

ホコリが溜まりやすい箇所も、この手帚でいつでも綺麗な状態を保っておける

伝統を支える技術とこだわりの品質

棕櫚手帚は江戸時代から棕櫚製品の産地として栄えた和歌山県海南市で、創業70年以上の歴史を持つ「深海産業」が、新ブランドとして立ち上げたBroom Craftが生み出したものだ。減少しつつある職人の技を継承し、日本国内、そして世界へ伝統的なものづくりを発信することを目指しているという。

この手帚に使われる棕櫚とは、温暖な地域で高く育つヤシ目ヤシ科の常緑高木で、太くなりにくい幹と、八つ手のような形の葉が特徴だ。平安時代に中国から伝わったとされ、江戸時代の書物にも記載があるほど古くから和歌山の名産として知られている。

棕櫚の皮は縄や手帚、タワシの原料であり、捨てるところがないほど多様な用途に満ちている。
今回ご紹介するのは小さめサイズの手帚だが、Broom Craft では他にも様々なサイズのものやキッチンブラシ、塵取りなど数多くが展開中。暮らしに寄り添い、住まいで過ごす時間がより良いものになるプロダクトを、きっと見つけることができるはずだ。

手帚の持ち手の幅は3cm、全体の長さは21cm。持ち手部分のレザーはブラックとブラウンの2種類から選べる
棕櫚手帚は静電気が起きにくく、ホコリが舞い上がらないためゴミを集めやすく、フローリングの目地や細かい箇所まで掃除ができるのが特徴だ。これまでの手帚を研究し、毛が抜けにくい‘繊維の折り返し’という独自の製作法で、耐久性も優れたものに仕上がっている。

掃除機で吸い取れないことのある床の目地に入り込んだゴミも、スムーズに掃除できる
持ち手には若山産の黒竹を使い、これまでの「手帚」という概念を覆し、モダンでスタイリッシュなデザインは出しっぱなしにしておいても絵になる風情を描いてくれる。お気に入りの手帚を取り出しやすい場所に置けば、すぐに掃除に取り掛かれる。いつも美しい室内をキープするのに、きっと役立ってくれるだろう。

現代の暮らしに合う「棕櫚手帚」の魅力

この手帚の最大の利点は「出す」という動作が不要なことが挙げられる。 棚の横やデスクの端に掛けておけて、インテリアにも馴染んでくれる美しいデザイン。これまでの掃除道具はプラスチック製であったり、しまっておきたい、隠しておきたいものであるのとは大きく異なる点だ。

室内の片隅にぶら下げて。スタイリッシュなデザインだから、どんなインテリアにも馴染んでくれる
手帚がすぐ手に取れる場所にあれば、掃除道具を出して片づけるという作業が消える。これまで感じていた億劫さがなくなり、ゴミやホコリを見つけたら、すぐに掃除に取り掛かれる。

ホコリが気になるエリアに、容器に入れて置いておくのもおすすめ
掃除の時間帯を気にすることもないので、これまで感じていた掃除に対するハードルがぐっと下がる。小まめに掃除を繰り返していくと、いつ、どこを目にしても綺麗な室内へと変わっていく。常に美しく整えられた場所で日々を過ごすことは、心に大きなゆとりをもたらしてくれるだろう。

汚れが気になったその時が掃除の時間に

小さな汚れも逃さない。掃除のストレスから解放されて

Broom Craftの棕櫚手帚は持ちやすいサイズもさることながら、先端が絶妙な角度にカットされているのも特徴だ。職人によって厳選されたハリやコシのある棕櫚はしなやかで、これが細かい場所を掃除する際に抜群のパワーを見せる。

先端が尖った箒のフォルムで、細かい場所での掃除が楽になる
棕櫚に適度な強さがあるので、絞った雑巾を使わなくては取れなかった小さなホコリもスムーズにキャッチ。汚れを取り逃がさないので、これまで度々感じていた「掃除をしたのにまだ汚れが残っている」というストレスがなくなった。

ホコリが目につきやすく掃除しにくい箇所もしっかり綺麗にしてくれる
また手帚の持ち手のレザーは手に吸い付くような感触で触り心地が良く、経年変化するのが楽しみとなるほど。丁寧に取り扱えば、ずっと長く持ち続けていけるに違いない。

日々使うものだからこそ、細部まで深いこだわりのあるものを選びたい
棕櫚手帚は手入れも簡単で、ホコリが付いたらゴミ箱の上でさっと払うだけでOK。タワシと同じ素材でできているので、汚れが気になったら中性洗剤で洗うことも可能だ。洗い終えたら水気をよく切り、棕櫚がからまないよう伸ばし、直射日光の当たらない場所で乾かそう。

作り手の想いが詰まった棕櫚手帚は、使いやすさとそのヴィジュアルで暮らしに寄り添うプロダクト。レザーの色合いの変化を楽しみながら、末永く付き合っていきたい掃除道具だ。

暮らしの中で視界に入るすべてのものを、常に美しい状態に保ちたい

まとめてやる作業から、日常の心地良い所作へ

週末にまとめて掃除をしていた頃は、平日の間、気になっていた「汚れ」が視界に入り、いつもずっと小さなストレスを感じていたような気がする。棕櫚手帚が来てからは、気付いた瞬間に住まいを整えることができる。掃除が「汚れを取り除く億劫な作業」から、「いまの暮らしをより良い場所へするための動作」へと変化した。

道具が変われば視点が変わり、これまでは見過ごしていた小さな汚れもすぐにさっと掃き、清める。それは時間にすれば僅か数秒の作業であることに今更ながら気付く。

苦手意識を持っていた掃除が心地良い習慣に
自分の好みをつめ込んで作り上げた室内で、ずっと綺麗な状態のまま過ごす。それは自分自身をも大切にすることとなる、シンプルな習慣となり、心と暮らしにゆとりを生んでくれる。小さいけれど心強い相棒の棕櫚手帚とともに、住まいをスッキリと整え、心地良い風が吹く空間を作り上げてみたい。

国産棕櫚手帚レザー(ブラック)

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