Vol.688

MONO

19 SEP 2025

旅も日常もエモーショナルに切り取り、手に取れる思い出に変える「instax mini Evo™|チェキ」

ZOOMLIFEを運営するトーシンパートナーズのマンションブランド「ZOOM」シリーズは、2014年度から11年連続・18棟で「グッドデザイン賞」を受賞している。日本唯一の総合デザイン評価制度である同賞は、「Gマーク」とともに広く親しまれてきた。今回は2022年に受賞した「instax mini Evo™(チェキ)」を紹介したい。首から下げれば、エモーショナルな瞬間を切り取る準備は整う。ファッショナブルな佇まいは道行く人の視線を引きつけることもあるだろう。日常をスマホではなく、あえてこのカメラで撮影しプリントすれば、手に取れる思い出が残る。セッティングひとつで表現は無限大。視点も行動も変わり、残し方が広がる。そんな時間にはデジタルでは味わえない発見や小さなドラマがある。その魅力と楽しみ方を紹介する。

旅にも日常にも。一緒に遊ぶ相棒

2022年にグッドデザイン賞を受賞した「instax mini Evo™(チェキ)」
ある人にとっては新鮮で、ある人にとってはどこか懐かしい存在。それが「instax mini Evo™(チェキ)」である。1998年の誕生以来、これまでに30種類以上のモデルが発売されてきた。中でも「instax mini Evo™(チェキ)」は、2022年にグッドデザイン賞を受賞するなど、品位あるクラシカルな外観と、アナログ操作とデジタル効果を融合した新世代の操作感で人気を集める。

1998年の誕生以来、これまでに30種類以上のモデルが発売されてきた「instax チェキ™」シリーズ
カラーは、BLACKとBROWNの2種類。これまでに限定カラーとしてPINKが登場するなど、展開カラーは抑えつつ、思わず目を引くセンスのいいラインナップもが魅力的。どれを相棒にするか思案してしまう。

品位あるクラシカルさが際立つBLACKのカラー
私がこのカメラを手に取ったきっかけは、一眼カメラで美しく記録するよりも、もっと気軽に写真を思い出として残したいと感じたからである。旅先に出かけるときも、近所のカフェに向かうときも、首からさっと下げ、ファインダー越しに日常を切り取る。そんな時間は、仕事でシャッターを切るときとはまったく別の、クリエイティブな気持ちを沸き起こす。気づくと、「instax mini Evo™(チェキ)」と一緒に見たことのない景色を探しに行くつもりで、ワクワクした気分で出かけ、その先で切り取る景色を探しているのだ。

100通りの表現に感性を重ねて生まれる1枚

10種類のレンズエフェクトと10種類のフィルムエフェクトの組み合わせで100通りの多彩な表現ができる
「instax mini Evo™(チェキ)」で写真を撮る時間は、目に映るものと感性を掛け合わせて楽しむ、まさに遊びのひととき。10種類のレンズエフェクトと10種類のフィルムエフェクトを組み合わせることで、その瞬間の感性にぴったりの表現が広がっていく。まず、レンズエフェクトは、ビネットや魚眼、色づれなど、光の表情を自在に変更可能。ダイヤルを回し、画面を覗き込みながら選ぶ過程そのものが創作の時間だ。同じように、フィルムエフェクトも、モノクロやセピア、レトロなどの個性豊かな表現が写真に深みを与えてくれる。ダイヤルを回したり、逆側に戻したりしながら、プリントした状態を想像して組み合わせを決めていく。

100通りの組み合わせの中から、直感的に「これだ」と思える設定を見つけたときの嬉しさは格別だ。コントラストを強めて輪郭を際立たせた1枚にするのか、光が伸びる幻想的な1枚にするのか。想像がどんどん膨らんでいく。

柔らかい風合いと豊かな色彩、高画質が自慢のチェキプリント™
「こんな組み合わせで、こんな写真を撮りたい」とイメージが先に浮かぶこともある。そのイメージを形にするために、おしゃれなカフェに出かけたり、時には気になるスイーツを買ってきたり。ポジティブな気持ちに行動を委ね、チェキの作品を作り上げていくような感覚だ。

また、これまでのモデルよりもさらに高画質のチェキプリント™を実現した「instax mini Evo™(チェキ)」。プリントしたときの風合いの柔らかさや色彩の豊かさのクオリティがアップしている。そんな美しくプリントされた作品の余白に日付を書き込んでアルバムに収めたり、メッセージを添えて贈り物にしたりと、プリントするからこそ広がる発想を形にできるところもおもしろい。「どう使い、誰を喜ばせようか」と、その先の物語までつい思い描いてしまう。

身につけて、連れ出したくなるカメラ

レトロかわいい佇まいはアクセサリーのよう
「instax mini Evo™(チェキ)」の魅力は、撮影機能や画質のみにとどまらない。大きく2種類の素材の組み合わせで作られた細部まで上品なディティールでありながら、手に取った瞬間、その軽さとコンパクトさのギャップに驚く。首から下げて鏡をのぞけば、レトロでかわいらしい佇まいがアクセサリーのように映り、持ち歩くだけで気分が上がる。

BLACKのカメラに合わせるように、私自身、白と黒の服や小物を選ぶことが増えた気がする。トータルコーディネートを意識したくなるほど、心を惹きつける存在だ。

身につけて連れ出せば、自然とコミュニケーションが生まれる
クラシックなフィルムカメラを思わせるデザインは、カメラ好きの心をくすぐる。また、カメラ初心者でも、日常的に身につけたくなるおしゃれさがある。まるでコーディネートの一部として旅やお出かけに連れて行きたくなるカメラ。

カフェの店員さんに話しかけられたり、電車で子供の視線を感じたり、そんな時間はどこか胸元にあるそれのことが誇らしくなる。このように、身につけて連れ出すことで、会話が弾み、コミュニケーションが生まれるプロダクトでもある。

その場でプリント、思い出が手の中に

撮った写真は、その場でチェキ™プリントとして出力できる
「instax mini Evo™(チェキ)」は、その場で撮った写真をチェキ™プリントとして出力できる。レバーをくるっと引くと、液晶画面にプリント演出が映し出され、ギーっと音を立てながら写真がプリントされる。このアナログならではの体験は、スマホでは味わえない新鮮な感動をもたらしてくれる。

数分をかけて徐々にプリントが浮かび上がってくるのがチェキ™の特徴。待ち遠しさを抱えながら過ごす時間は日常ではあまりなく、そのひとときも新鮮な体験となる。

プリントが浮かび上がってくる時間が待ち遠しく新鮮
さらに、プリントした画像はデータ化してスマホに転送し、instax™フレーム付き画像として保存可能。撮影したお気に入りの1枚をSNSで共有するのも楽しい。逆に、スマホ内の画像をカメラ本体に送り、チェキプリント™として出力することもできる。アナログ派もデジタル派も、その日の気分と用途に合わせて自由に楽しめる。

歩くたびに、作品が増えていく

プリントした作品は、一つひとつが手に取れる思い出として残る
手にしたその日から、「どこをどう切り取ろう?」と考えている自分に気づく。きれいさよりも、自分らしいおしゃれさやその場の空気感を表現したくなるカメラ。それが「instax mini Evo™(チェキ)」だ。

トリミングができないからこそ、四角いフレームに何をどう収めるかをじっくり考える時間が楽しい。その“ちょっとした不自由さ”も、チェキ™の魅力。

何気ない一瞬も、「どんなエフェクトが合うだろう?」と考えるだけで、小さな作品づくりの時間に変わる。このカメラがなければ見過ごしていた景色や出来事も、これがあれば、自分らしい色で、おしゃれに思い出を残せる。さあ、次の1枚を探しに出かけよう。

※instax、instax mini Evo、チェキ、チェキプリントは、富士フイルム株式会社の登録商標または商標です。

instax mini Evo™|チェキ