Vol.587

MONO

01 OCT 2024

香りのイメージストーリーで深く感じる世界観。じっくり聴くお香「リスン」

お香の世界では香りを「聴く」と表現する。じっくりと香りを深く感じ、香りが伝えるものを心で聴き取るためである。「リスン」のお香は、香りそれぞれに美しい詩的なイメージストーリーが存在し、思わず心で聴きたくなるような深い香りの体験を提供してくれる。香りの世界にどっぷり浸かる時間は、忙しい日々の中で大いに気分転換になる。気軽に始めやすく扱いやすくて続けやすい「リスン」のお香を焚いてリフレッシュしよう。

お香を聴く。香りのイメージストーリーと世界観

「リスン」のお香には、香りのイメージが文章となったイメージストーリーと、画像で添えられたイメージビジュアルが存在する。イメージストーリーやビジュアルから香りを想像するのも良し。お香を焚きながら読み、想像し、深く深く香りの世界を堪能するのも良し。

じっくりお香を聴く。心に浮かんだ世界に浸ってみる
お香を焚いた時、その香りをどのような言葉で表現するだろうか。またはどのような情景が思い浮かぶだろうか。イメージストーリーやビジュアルを見る前に考えてみるのも面白い。お香を深く感じ取るための手がかりとなるだろう。

273ミッドナイトシャワー
例えば、こちらは273ミッドナイトシャワーというお香のイメージストーリー。

月のない夜、
オルゴールの音にあわせて
黒衣のピエロが手品を始める。

ピエロの手からは時折金平糖がこぼれ落ち、
妖しくキラキラと光る。

その光に吸い込まれそうな気がして、
不安になって目を閉じると現実に戻り、
「はっ」と目が開き夢から覚める。

どのような香りなのか思わず興味を惹かれるのではないだろうか。イメージストーリーは香りをより特別で唯一無二なものとして感じさせてくれる。香りから連想されるものは人によって異なるかもしれない。そこに正解はなく、香りに心を傾けて聴く時間そのものが大切なのである。

視覚的に楽しむ。お香への親しみが生まれる

「リスン」のお香は太さ、長さどれをとっても扱いやすく、カラフルな色は可愛らしく普段使いしやすい。デザインコンセプトには響く、共鳴するという意味を持つ「レゾネイト」が掲げられており、日常に取り入れやすい香りやプロダクトのデザインとして反映されている。

長さ7cmと適度な長さに、持ってみると安心感のある太さ。燃焼時間は15分程となっている。色は鮮やかなものから淡い色まで。お香の束は色鮮やかで、色々な香りが入っていると分かる見た目に、眺めているとワクワクする。

色鮮やかなインセンス
オンラインストアで購入すると、香りごとのパッケージに入った状態で届く。お試し用や贈り物として複数の香りがセットとなったアソートメントもあるが、そちらもカラフルな見た目で非常に可愛らしい。

香りごとのお香のパッケージ
各パッケージには10本のお香が入っている。お香の色と香りのイメージがひと目で分かる外装。

不織布に丁寧に包まったインセンス
パッケージを開けるとすぐにお香の香りがフワッと漂う。丁寧に梱包されたお香に、こちらも姿勢を正して心を落ち着かせる。

リスンのガラスケースが異なるお香の色を際立たせてくれる
ガラスケースに移し替えると、カラフルな見た目に心が踊る。一本一本がよく見える透明なガラスとの相性は抜群だ。

薫る煙を眺める。お香を焚く時には外せない時間である。ゆらゆら揺れる煙や、お香の先に灯る火を見つめていると、たちまち日常から切り離された癒しの空間となる。透明で見えないはずの香りが、煙になって立ち上る瞬間は不思議なものである。

リスンのお香立てはシンプルで美しいデザイン
リスンにはいくつかお香立てが用意されており、そのどれもが使いやすく洗練されたデザインで部屋に馴染む。お香の存在を邪魔しないシンプルな形状は、お香を焚く時間の大事な引き立て役である。

約150種類の中から、好みの香りを探求する

「リスン」のお香は、香りの特徴から8つに分類されており、フローラル、クラシカル、グリーン、フルーツ、シトラス、ムスク、オリエンタル、スパイスに分けられる。あまり香りに詳しくない方でも、8つの分類からお香を選べば好みの傾向が見えてくるだろう。

8つの分類ごとにお香の名前が並んでいる
8つの分類の中にもそれぞれ多様な香りがあり、約150種類ものお香が存在する。毎年新作のお香が発表されており、その数は増え続けている。お気に入りの香りはもちろん、まだ試したことのない香りにも挑戦することができ、飽きずに年中楽しむことができる。

グラフ上のシンボルマークにカーソルを合わせるとお香の名称が表示される
公式Webページではインセンスチャートというお香を分類する図により、甘めかクールか、軽いか重いか、といった香りの特徴まで知ることができる。気に入った香りがあれば、似たような香りをすぐに見つけられる。好みの香りを知れば、お香選びだけでなく、その他のフレグランス選びでも参考になるだろう。

時間とフィーリングによるおすすめのお香一覧
迷った時はおすすめのお香を選ぶのも良い。お香を焚く時間帯と気分によって、おすすめのお香を教えてくれるのだ。日々の生活と結びつけ、気分とムードに合わせたお香を選ぶことができる。

苦手な香りのものを大量に購入するという失敗はできれば避けたい。表参道と京都にあるショップでは、1本単位でお香を購入することができるので、気軽に香りを試すことができる。オンラインショップでは、イメージストーリーやビジュアルとお香がセットで表示されるので、香りのイメージと照らし合わせてお香選びを楽しもう。

五感と香りを繋ぐ。遊び心あるお香を楽しむ

「リスン」のお香では香りと五感が繋がる不思議な体験ができる。普段生活していると、雨の香り、海の香りといった場所やモノと香りは結びつくことがあるだろうが、手触りや音と香りは結びつかないのではないだろうか。

インセンスシリーズ「SENSATION」と「SENSATION′」はモチモチ、ゴツゴツ、プルプルといった触感を香りで表現している。香りを通して触れる感覚を想像する。そこには香りを通して触れるという新しい体験がある。香りを嗅ぐだけでは終わらない、想像してその先に新しい経験がある、なんとも楽しいお香なのだ。

ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドの8つの香りを創作した「THE CHORD OF SCENTS」シリーズでは、複数の香りを同時に焚くと和音のハーモニーのように、香りの調和を楽しむことができる。

思わず香りに集中したくなるような個性的なお香によって、自然と香りに心から向き合っている。いつの間にか引き込まれる香りの世界に、日常の喧騒を忘れて没頭することができるのだ。

もちもちに触れる、触覚をテーマとするお香「モチモチ」
香りともちもちした触り心地は繋がるのか、ぜひ体験してみてほしい。香りの感じ方は人それぞれ。自分なりの解釈で。

「リスン」のお香には香りの世界に没頭できる要素が詰まっている。香りをイメージしたストーリー、シンプルで扱いやすい形状、飽きることない豊富な種類の香り。お香が燃え尽きるまでの約15分間、日常から離れて香りに集中する時間は、心に癒しと潤いをもたらしてくれる。生活に溶け込みやすい「リスン」のお香を焚いて、香りを「聴く」時間を持ってみてはいかがだろう。

Lisn Aoyama リスン青山

東京都渋谷区神宮前5-47-13 2F
https://www.lisn.co.jp/aoyama/

Lisn Kyoto リスン京都

京都市下京区烏丸通四条下ル COCON
https://www.lisn.co.jp/kyoto/