Vol.354

MONO

08 JUL 2022

変化する暮らしに合わせた収納を。KINTO SCHALE ガラスケース

住まいの中で増えたり減ったりを繰り返す、小物たち。ボタンやコイン、クリップや安全ピンなど、ごちゃごちゃしがちなアイテムをすっきり収納してくれるのがKINTO SCHALE(シャーレ) ガラスケースだ。理科の実験を彷彿とさせるシンプルなデザインで、収納すべきものや場所を選ばず、ディスプレイ容器としても活用できる。自身の好みやライフスタイルに合わせて増減して行く小物たちを、美しく収納してみたい。

細々としたものをどのように収納するか

住まいを美しく、自分好みに作り上げていく上で避けて通れないのが収納の問題だ。何が必要でどれがいらないものかを見極め、どのようにまとめ整え、使いやすい収納にするかは住まいの印象を決定付けることでもある。

衣類や本、キッチンツールといった日常使用するもの、あるいは大きなものは専用の収納道具や家具があるが、問題は家の中で増減していく細々としたものたちだ。それらは食材のように生活に欠かせないものであったり、クリップや画鋲、コインやボタン等いずれ使う日のために用意しているものであったり、あるいは趣味のものであったりする。

これらのアイテムは、長い時間を経て変わっていく自身のライフスタイルや好みを反映し、増えたり減ったりを繰り返していく。

使用頻度の高いもの、低いもの、必要かどうかすら分からなくなったもの。住まいには細々としたもので溢れている
ではそれらを収納するための道具は、どのようなものを選べば良いのだろう。収めるものの大きさや分量に合わせて選ぶと、それらが増減した際に収めきれなかったり、逆に不必要になることがある。

異なるサイズの収納道具を使用すると、棚や引き出しの内部等、収めている場所が乱雑な印象になってしまう。また、その時の趣味に合わせて選んでいると、好みが変わった際には他のデザインへと変えたくなってしまう。

小さなものを収納する道具こそ、時間を経ても飽きの来ないシンプルなものを。そして増減の変化に合わせて対応できるものを。そして美しさを保つために、統一性のあるものを選びたい。KINTO SCHALE ガラスケースはそんなニーズに応えてくれるプロダクトだ。

直径が10㎝に統一されたガラスケースは、高さ5.5㎝、8.5㎝、13㎝の3種類が展開中

多面性を持つ特徴を活かして

そもそもの始まりは、日々使用する食材である「豆」の保存容器が必要になったことであった。毎朝豆を水に浸し、米を炊く直前に熱湯を注ぐため、耐熱性のあるものを探していた時に巡り合ったのがKINTO SCHALE ガラスケース。多くのテーブルウェアやドリンクウェアを展開しているKINTOが作り出したこの容器は耐熱性に優れているため、熱湯、電子レンジに対応、食洗器や冷蔵庫内での使用も可能だ。

KINTOらしい無駄のないスッキリとしたシンプルなデザイン。重ねて収納できるのも嬉しい
これまで食材用の保存容器は、その時の気分で好みのものを購入していたが、いつしかキッチンの風景にまとまりが感じられなくなっていた。素材もデザインも大きさも異なる保存容器を使用していると、どこかちぐはぐとした印象を拭えない。統一感のある収納を目指したい、そう願った時に出会ったSCHALE ガラスケース。3種類の異なるサイズがあると知り、それぞれをオーダーしてみることにした。

お気に入りのチョコレートを入れてティータイムに。保存容器として、器代わりとして、様々なテーブルシーンで活躍してくれるはず
シンプルなラインで食器棚や冷蔵庫内で使用すればスッキリとした印象に。合わせるテーブルウェアを選ばないので、和食器、洋食器と、どんなスタイルにも対応してくれる。そのうちこのガラスケースは、キッチンや食卓だけでなく、収納やディスプレイ用としても利用できることに気が付いた。

美しく、統一感のある収納を目指して

これまでは小さなアイテムの収納には空いた箱や缶を利用して、引き出しやボックス等に収めていたが、やはりその場限りの収納、と言った感が拭えない。中身が見えないことを言い訳に、何を収納していたのかさえ忘れてしまう事もしばしばだった。自分以外誰も見ることはないと言っても、デザインやサイズが異なる缶や箱が収められている引き出しを、開ける度に憂鬱な気分になった。

これまでの収納用具の中身。「ただものを入れている」だけで、ごちゃごちゃとした状態に。統一感もなく使い辛さを感じていた
だがKINTOのSCHALE ガラスケースを使用してみると、収納すべき小物に合わせてサイズを選べ、シンプルなデザイン故何を入れても馴染みやすく、周囲もスッキリと美しく整えられる。

また内部が明確に見えるガラス素材という特性も嬉しい。安全ピンやボタンなど、その存在に気付くことのないまま「いつか使用する機会が来るかもしれない」と何年も置き去りにされてきたものも、「使わないなら処分しよう」という気持ちになれる。

ガラスケースを用いて、統一性を意識して収納してみると、空間が生まれゆとりのある印象に
サイズは3種類展開しているが直径は同じなため統一性があり、異なる高さのケースを並べてみてもまとまりのある雰囲気に。引き出しの中で、棚の上で、何処に置いても絵になる風景を描き出してくれるので、これまでは義務感を抱きがちであった収納そのものが心弾むものとなりそうだ。

収納容器として使用しない時は

「断捨離」という言葉が浸透し、必要でないものは手放す習慣が身に付いた方も多いだろう。しかし不必要になったアイテムを捨てた後の収納道具はどうなるのだろう?他のものを収納する、あるいはそれも手放すという方法があるが、このSCHALE ガラスケースはディスプレイにも役立てることが出来るのだ。

名称に「SCHALE シャーレ」と付いているように、このガラスケースは微生物の培養実験で使用する蓋付きガラスの容器をイメージしているのだろう。容器に飾りたいものを入れれば、埃が付くこともなくその姿を楽しめる。

中身が見える利点を活かし、ディスプレイとしても楽しめる
ガラスケースの大きさに合わせて飾りたいものを選び、自分らしくディスプレイしてみたい。フラワーベースとして活用してみたり、これまでどのように飾るべきか悩んでいたコレクションを入れてみたりと、使い方はアイデア次第で無限に広がっていくはずだ。

シンプルなフォルムと透明感のある素材が、涼し気な印象をもたらしてくれる

収納は変化する暮らしに対応してくれるものを

収めるものがなくなると同時に、その役割を終えてしまう収納道具。だが増減するものに合わせ、その度に収納用の容器や箱を購入したり捨てたりを繰り返すのはどこか空しい。何故なら人は変化し続ける生き物であり、必要なものも好みのものも変わり続けていくからだ。

人々の持ち物は不変ではなく、まるで代謝を繰り返す生物のように、量や形を変えていく。ならばものを収める収納道具は、それらに対応してくれるものを選びたい。

収納は美意識を反映させて。KINTO SCHALE ガラスケースは、義務感を抱きがちな収納への意識を変えてくれる
数を増やしても異なる大きさでも、統一性を保ってくれる。収納という用途でなくても活用できる。使う場所を選ばない…。収納が苦手、という人にこそ手に取って欲しいKINTO SCHALE ガラスケース。美しく整った空間を作ることが、もっと身近に感じられるに違いない。

KINTO SCHALE |ガラスケース