Vol.103

MONO

11 FEB 2020

昼間の太陽から受け取るエネルギーを、夜のやさしい光に変えて。「Sonnenglas」

朝、カーテンを開けて。オフィスから外にでかけるときに。ピクニックで草の上に寝っ転がりながら。太陽の光を浴びると、あんなにもあたたかくほっとした気持ちになるのはなぜだろう。太陽の光には、ただ時を告げるだけではない、特別な“エネルギー”が詰まっているのだと思う。そしてそれは、ときに私たちを前向きな気持ちにし、ときには夜の暗闇さえも照らしてくれる。ソーラーランプ「Sonnenglas」は、そんな太陽からのエネルギーを、暮らしにそっと取り入れるのにぴったりな一品。ソーラーパネルを通して昼間の太陽から受け取ったエネルギーは、やさしさにあふれた光になって、あなたの眠る前のひとときを心地よくしてくれるはずだ。

母から届いた、メイソンジャー型ソーラーランプ「Sonnenglas」

「宅配便です。」

親元を離れ、東京の小さな部屋で暮らす私には、ときたま母から贈り物が届く。それは、美味しいお菓子だったり、気の利いた小物だったり。母がどこからか見聞きして素敵だと思ったもので、私の暮らしをちょっぴり豊かにするものたち。

土曜日の朝に届いた今回の包みをあけると、小さなメイソンジャー?細い針金の持ち手もついており、なんか可愛いサイズ感。母にお礼の電話をかける。
母「もしもし」
私「もしもしー、なんかメイソンジャー?くれてありがとう!」
母「届いてよかった。実はそれ、メイソンジャーの形してるけど、ソーラーパネルがついた照明なのよ。」

手に取り直してよくみてみると、蓋の上部がソーラーパネルになっており、瓶の中にあたる反対側にはなにやら機械の基板のようなものが見える。

蓋の裏側には、小さな電球が3つ搭載された基板が。太陽光が少ないときにも充電できるよう、マイクロUSBの取付口もついている。
母「 “ソネングラス”っていうんだって。」

聞くと、習い事の先生のおうちで窓にかけてあるのが目に入り、気になって聞いてみたとのこと。針金についた小さなボタンのようなマグネットを、ソーラーパネルの白丸部分にトンっと接触させると電気がつく仕組みが、母のツボだったらしい。

母との電話を終え、早速、日の光が入る窓際に置いてみた。

やさしい光なのは、やさしさから生まれたから。

昼間に太陽の光をいっぱい浴びたランプを、夜になって点灯してみた。スイッチを入れると数秒かけてゆっくりとつく明かりは、メイソンジャーのガラスを通り、花が開いたように層を描きながら、なんともやさしい光を放つ。
このSonnenglas。生まれたのは南アフリカ。電力がなく、その代わりに安全面や健康面で害のあるケロシンランプやろうそくが使用され、火事や健康被害が多発していた中、その危険性を少しでも減らそうという想いがきっかけになり開発されたもの。ソーラーパネル式を採用しているだけでなく、70%は現地のリサイクル素材を使用し環境に配慮しつつ、さらに失業率が40%の南アフリカで、ハンドメイドにこだわって生産されており、現地雇用も生み出し続けている。

南アフリカの人たちの生活必需品としてのランプ。機能だけを追求して味気ないデザインになってしまうことも予想されるけれど、Sonnenglasは違った。毎日使うものだからこそ、日常になじむ美しさで、心も豊かにしてほしい。そんな想いで、ぬくもりを感じる可愛らしいメイソンジャーのかたちが採用されている。

光にやさしさを感じるのは、そんな開発や生産に関わる背景があるからなのかもしれない。
このソーラーランプを、私は眠る前のリラックスタイムにベッド脇において、ハーブティーを飲んだり、その日あったことを思い返すひとときのお供にするようになった。強い光が目に刺さる部屋の電気を消して灯す、あたたかくて小さな光は、一日の終わりをやさしい気持ちにしてくれ、「ああ今日もいい日だったな」と思わせてくれるエネルギーをもっている。

小さなソーラーパネルからはじめる、 小さなエコ。

昼間に太陽の光にあたるSonnenglasを眺めていると、置いてあるだけで、太陽の光を貯めてくれているんだなあと改めて感じる。思えば、太陽や風、水など、自然からのエネルギーを電力にできることなんて、小学生の頃から知っているけれど、それでもなかなか日常で実感する場面は少ないし、こうして賃貸の部屋で暮らしていると、環境やエコのために太陽光で暮らしたいと思っても簡単にはかなわないのが現実。

じゃあなにをするかというと、電気をこまめに消したり、ゴミを無駄に出さないように、と省くことが中心になる。そして、義務のような気持ちで環境やエコというものに向き合っているイメージが強くなってしまう。

一方で、Sonnenglasを使うというのは、小さなソーラーパネルから、実はいつもそこにある太陽のエネルギーを“受け取りにいく”行為だ。消さなければならない電気ではなく、受け取りにいく電気とも言える。そう考えると、エコを前向きに捉えられるのではないだろうか?

わたしだけのエネルギーの源を詰め込んで。

他にも伝えたい機能は、例えば点灯時間が24時間以上もあることだったり、耐水加工でアウトドアでも使えることだったり、つけっぱなしにしていても明るさを検知して10分後に自動OFFになることだったりと、まだまだたくさん・・・。

けれど、中でも一番ワクワクさせてくれるのは、瓶の中に自分の好きなものを入れて光とともに楽しめること。何も入れなくてもいいけれど、ビー玉だったり旅行のときに拾った貝殻だったり、落ち葉にドライフラワーや砂、キャンディーにアクセサリーなどなど、何を入れようか考えるのが、日常の楽しみをひとつ増やしてくれることになる。
この瓶の中に入れようと思ったものは、そのときの自分のエネルギーになってくれるものなのだと思う。わたしだけの“エネルギーの源”といえるもの。それは、思い出のひとときを思い起こさせたり、めぐる季節を丁寧に感じることだったり、はたまた自分の感じる美しさや愛しているものの再確認だったりにつながっている。

250ml、手のひらサイズの瓶の中に入れたそれが照らされると、目に入るたびに癒やされたり元気をもらえたりポジティブな気持ちになってしまうから不思議だ。私の持っているミニサイズ以外に、1000mlのクラシックサイズもあるので、もっといろんなものを入れてマイワールドをつくることだってできてしまう。
やはり、あの母からの贈り物。

このソーラーランプも、暮らしをちょっぴり豊かにしてくれる一品だった。母から私に贈られたように、読者であるあなたの暮らしにも、あなたの大切なひとの暮らしにも、このやさしい光を届けられたら、と思う。

ソネングラスジャパン「Sonnenglas」

250ml Mini ¥3,850(include tax)
公式HP:https://sonnenglas.jp