実は蜂蜜大国フランス。その中でも人気のHédène
創業したのは二人の養蜂家、シリル・マルクスとアレクシ・ラトゥイだ。パリのリュクサンブール公園にある養蜂学校を卒業後に出会った二人は、蜂蜜業界に革新をもたらしたいという同じ志から、100%フランス産かつラグジュアリーな立ち位置を持つHédèneを設立した。「Hédène」という名前の由来は、エデンの園(Eden)から取ったもの。さらに頭文字の「H」は快楽主義(hédonisme)から付けられ、蜂蜜が持つ多彩な味や色、質感から得られる楽しみを象徴しているそうだ。
その他にも、フランス各地の花の多様性を強調するために、100%フランス産かつ一種類の花から手作業で蜂蜜を採取するという「単一花蜜(モノフローラル)」にこだわっている。
非加熱の蜂蜜とは何か
現在多くのスーパーで手頃に手に入る蜂蜜だが、実はさまざまな加工が施されており、その選び方には注意が必要なのだ。例えば、精製蜂蜜は「加工品」に分類され、脱臭と脱色がされたもの。その他、シロップなどの糖類を加えた加糖蜂蜜も多く出回っている。そしてこれらの加工や加工時の加熱によって、少なからず蜂蜜の栄養素は減ってしまっているのだ。その代わりたくさん作ることが可能なため、多くの人に届けることができている。
けれどももし少量でも良いから「栄養価が高いものが欲しい」という方は、「非加熱」や「生蜂蜜」と呼ばれているものがおすすめだ。
おいしい上に、蜂蜜は抜群の栄養を誇る
例えば、腸内環境に良いとされているグルコン酸やオリゴ糖。エネルギーの補給に役立つブドウ糖やショ糖(スクロース)、筋肉の疲労・消耗を抑えるアミノ酸のロイシンやバリンも摂取できる。よくスポーツ時の差し入れとして使われる「レモンの蜂蜜漬け」は、こうした蜂蜜の特性をとてもよく理解したおやつだ。
その他、蜂蜜に含まれているポリフェノールにはシミやシワなどの原因となる酸化を抑える抗酸化作用があり、アンチエイジングも期待できるそうだ。ビタミンも、もちろん健やかな肌を保ちたいときに積極的に摂取したい栄養素。これら蜂蜜が持つ豊富な栄養素を残せる加工方法こそが、「冷却抽出法」なのだ。
味と香りの濃さに酔いしれる。栄養がぎゅっとつまった蜂蜜
Hédèneの蜂蜜は、シロップを追加するなどの加工がされていないため、蜂蜜本来の味と香りの濃さが特徴だ。
「Paris Je T'Aime」に入っていないものだとラベンダーやリンデン、ローズマリー、ブラックベリー、ホリーなど、フランス各地の特定の花から採取された多様な蜂蜜が用意されている。
私は蜂蜜の良さは、この複雑な味わいにあると思っている。ただ甘いだけではなく、エレガントな花の香りやフルーツのような香り、そして苦味や酸味もあり、例え少量でも食べると満足感を感じられる。
目を覚ましてくれる、蜂蜜の甘さ
特に、仕事の休憩やいまいち頭が回っていないように感じる早朝、私は甘いものが欲しくなる。それもほんのりとした甘さではなく、目が覚めるような強い甘さが欲しいのだ。
けれども天然の蜂蜜は、凝縮されたような濃い甘さがありつつ、血糖値がゆるやかに上がるとされている。蜂蜜を食べると、甘いものを食べられて至福なのと同時に、私は体のコンディションが整うように感じるのだ。
喉に違和感を感じたときも
がんばった一日のおわりや休憩中に、優しい甘さになったあたたかなお茶やミルクがあるだけで、思わず肩の力が抜ける。
見た目も味も、幸福感をもたらす
Hédène|エデーヌ
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