Vol.219

FOOD

23 MAR 2021

「アパッペマヤジフ」の生胡椒。ジューシーな食感、芳醇な風味、フレッシュな香りに舌鼓。

自宅で過ごすことが増えた今、料理をする頻度が上がった方は多いのではないだろうか。毎度悩まされる味の決め手に欠かせないものといえば、調味料。特に胡椒は高級フレンチから家庭料理まで幅広いさまざまな料理に使われる万能調味料だ。そんな胡椒といえば、乾燥した黒胡椒をイメージされる方がほとんどかもしれない。しかし乾燥前のみずみずしいフレッシュな状態の胡椒も存在するのだ。乾燥胡椒とは異なった食感、味わい、香りを持ち、調味料の枠を超えた「アパッペマヤジフの生胡椒」を紹介しよう。

スリランカの大自然で育ったフレッシュな生胡椒

「アパッペマヤジフ」を逆読みすると「フジヤマペッパー」。富士山に胡椒をふりかけるイラストがキャッチー
アパッペマヤジフの生胡椒の産地は、スリランカのほぼ真ん中にあるマータレーにある。中央高地の原生林の中で、余分な手を加えずにじっくりと育った生胡椒は、ふっくらとみずみずしく、綺麗な緑色をしている。一房一房全て手でていねいに収穫され、収穫後はスリランカのミネラルたっぷりの海塩を使用し、時間をかけて塩漬けされる。
その後、新鮮な生胡椒の風味を保ったまま、目黒区にある工場にて手作業で瓶に詰められ、アパッペマヤジフの生胡椒が完成する。

長い時間をかけて完成するアパッペマヤジフの生胡椒は、プチっとした食感が癖になる「ホールタイプ」、使いやすい「粗挽きタイプ」、天然オリーブオイルで漬けた「オイル漬けタイプ」の三種類がある。

左から「ホールタイプ」、「粗挽きタイプ」、「オイル漬けタイプ」

主役級の存在感。ホールタイプの生胡椒

胡椒は料理の最後にパラっと振りかけたり、食材に擦り込んで臭み消しや風味づけに使ったり、脇役的な使い方をするのが一般的ではないだろうか。しかしアパッペマヤジフの生胡椒は「主役の食材」になると言っても過言ではない。

生胡椒そのものが味わえるスタンダードな「ホールタイプ」を、そのまま食べてみると、食感、味わい、香り、全てに衝撃を受ける。 噛むとプチプチっとはじけ、ジューシーな食感に、まず驚く。まさに南国でとれるような新鮮なフルーツを食べているよう。 ジューシーさを感じた後、追いかけるようにピリッとした刺激、芳醇な風味、上品な塩味が口いっぱいに広がり、生ならではのみずみずしいフレッシュな香りが鼻に抜ける。

一粒でも美味しさの威力を発揮する
調味料でなく食材として十分に味わうことができるので、「ビールに焼き鳥」「ワインにチーズ」といった定番の組み合わせの食べ物の部分を、生胡椒に置き換えても成り立ってしまう。エンドレスにお酒が進むので、お酒を嗜む方には是非おすすめしたい。

もちろん、料理に合うのは言わずもがなである。パン、お米、魚、野菜と合わせるなど使い方は自由自在。アイスクリームやプリンなど、甘味とだってマッチしてしまう優秀さ。料理を食べている途中に、生胡椒を噛むと清涼な味わいを楽しむことができ、果実感と刺激をプラスしてくれる。さまざまな食材とマッチするため、一日三食生胡椒を食べても飽きない。

旬のフルーツと一緒に。朝食に摂るとピリッとした辛味が目覚めにちょうどいい

ホールタイプとは異なる食感、味わい、香りを楽しめる「粗挽きタイプ」と「オイル漬けタイプ」

生胡椒をいつでも手軽に楽しめる「粗挽きタイプ」は、ふりかけのようにただかけるだけ。生の味わいはそのままに、さっと使いやすいのが特徴。 オムライスや、たっぷりの卵と牛乳で漬けたフレンチトーストなど、卵との相性が良い。

フレンチトーストの仕上げにパラパラと。メープルシロップの品のある甘みと華やかな粗挽き生胡椒の香りが心地よい
「オイル漬けタイプ」は、チュニジア産の天然オリーブオイルで漬けてあり、旨味と苦味を強く感じられるのが特徴。3タイプの中で一番塩味が強い。サラダやパスタはもちろん、肉料理の相性が抜群。餃子の具材に混ぜるとピリッとした旨味のある洋風のメインディッシュに変化する。

たっぷりのお肉が入っているキーマカレーにも。辛味のみならず奥深い味わいとコクが増す

生胡椒で健康的な体づくりを

古代・中世のヨーロッパにおいて、胡椒は同じ重さの金や銀と取引されていた、という話が存在しているほど古代から現代まで重宝されてきた胡椒。その主な理由の一つが「ピペリン」の働きとされる。この化合物は伝統医学にも用いられており、今ではサプリメントになるほどだ。このピペリンの含有量が、生胡椒にはどの食材よりも多く含まれている。

ピペリンは貧血予防、血行促進、冷え性改善、代謝向上、脂肪燃焼、美肌づくり、食欲増進、便秘改善、消化能力向上など、いくつもの効果があるそうだ。 自宅で過ごす時間が増えた今、生胡椒で健康的な体づくりを目指すことも、ニューノーマルの一つになるかもしれない。

一口生胡椒を食べると、体の中からじんわりと温まってくる。

自由自在で無限の可能性

小さな瓶にキュッと詰められている生胡椒。棚においても場所を取らない
一瞬にしてふわっと広がる奥深い味わいと、フレッシュな食感をもたらしてくれる生胡椒。

和洋中、エスニックなどのジャンルの垣根をぽんと飛び越え、合わせる食材も無数に存在し、自由自在で無限の可能性を持つ。ルールや固定概念に縛られず、手元にある食材を組み合わせて、自分だけのオリジナル生胡椒レシピを考案するのも楽しい。

食欲のみならず探究心や好奇心も満たしてくれる生胡椒を、是非一つ常備してはいかがだろうか。

アパッペマヤジフの生胡椒

「ホールタイプ」ソルティーペッパーRaw-生-(M)40g
「粗挽きタイプ」Break pepper-生-(M)40g
「オイル漬けタイプ」abracadabra plain –アブラカダブラプレーン- (M)80g
各1,200円(税込)

https://www.apappemayajifu.com/