「目黒駅」西口から徒歩約3分、権之助坂周辺は「目黒で飲むならここ」と言われるほど飲食店が多く並び、平日の夜でもにぎわう歓楽街だ。そんな権之助坂の一角に2019年の3月4日、お茶割りと唐揚げのユニークな専門店「茶割目黒」がオープンした。そこではなんと、100種類のお茶割りと100種類の鳥の唐揚げが楽しめるという。
二号店となる「茶割目黒」のコンセプト
「茶割」は元々学芸大学に一号店があり、今回オープンした「茶割目黒」は二号店となる。オーナーの多治見智高氏が、呑み屋街が発達した街を探していたところ、オフィス街で仕事帰りにお酒を飲む文化が成熟している目黒・権之助坂に辿り着いたそうだ。
「100種類のお茶割り」は目黒限定のお茶も
「茶割目黒」のウリは何と言っても100種類のお茶割と100種類の唐揚げだ。日本茶や紅茶など、数えきれないほどあるお茶の種類に注目し、沢山を意味する「いっぱい」から100種類のお茶割りを考案した。
「茶割目黒」限定のお茶は、「コーン茶」、高級茶葉の「玉露」、そして数々の企業とコラボレーションを行う静岡の老舗農園・カネ十農園から仕入れた「ゆず煎茶」と「緑のアールグレイ」だ。注目は期間限定の「限定茶」。3月は「桜煎茶」(こちらもカネ十農園がプロデュース)が提供され、春を感じる桜風味を味わえる。
また、お酒はスタンダードな焼酎、ジン、ウィスキーのほか、アーモンドのような香りのアマレットや薬草を元に作られたスーズというお酒も取りそろう。どのような味になるのか想像しながら、組み合わせを選んでみるといいだろう。
鴨肉やダチョウも楽しめる「100種類の唐揚げ」
鳥の唐揚げと聞くと、もちろん鶏と思う方が大半だと思うが、鶏の「ささみ」や「もも」、「むね」などの定番の部位に加え、「茶割目黒」オリジナルの鴨(もも、フィレ)とダチョウ(もも、フィレ)にも注目したい。ダチョウを食べる機会が今までなかった、という方も多いはず。まるで牛肉のような歯ごたえは病みつきになること間違いなしだ。
お酢に出汁を調合し、たっぷりのミョウガと白髪ねぎが乗った「土佐酢」は「茶割学芸大学」からの人気メニュー。唐揚げなのにさっぱりと食べることができるため女性にも好評だ。
唐揚げ以外にもアラカルトが充実
最初の一杯はビール派の方や、カクテル好きな方もご安心を。お茶割り以外に、生ビールやクラフトビール、ハイボールやカクテルなど、お茶割以外のアルコールメニューも充実している。
ランチは100種類のお茶漬けを楽しめる
こちらも10種類のだし入りのお茶と、「ネギトロバクダン」や「アジのなめろう」、「鰻と卵のひつまぶし」など、10種類のトッピングから好みの組み合わせをオーダーができる仕組みだ。プレーンのお茶漬けは、海苔や鰹節を自由にのせることができ、500円からとリーズナブル。サラサラとさっぱり食べられるお茶漬けは、忙しい時や食欲が湧かないない時の強い味方。女性にも人気がでそうだ。
オーナーの多治見氏は、「近年のハイボールブームやレモンサワーブームの次に茶割ブームを起こしたい。その傾向はあるはず」と語る。今後の茶割ブームを牽引していく存在として、これからも「茶割目黒」から目が離せない。
茶割目黒
住所:東京都目黒区下目黒1-3-28 サンウッド目黒地下1F
電話:03-6417-9811
営業時間:ランチ11:00~15:00(L.O.14:00)/ディナー18:00~23:00(L.O.22:30)
アクセス:JR山手線目黒駅 徒歩4分
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株式会社東京饗宴代表。映画評論、取材記事、などライター他、イベント制作業務などマルチに活動。