フランスを代表する紅茶ブランド Mariage Frèresとは?
マルコポーロは、ベリーや花、果物を思わせる甘く華やかな香りが特徴の紅茶である。アジアの花や果実の香りに、ハチミツやバニラ、キャラメルを想起させるなめらかで優しい香りが重なり、“香りを楽しむ紅茶”として世界中の紅茶愛好家を魅了してきた。
その名の由来となったのは、かつてフビライ・ハンに仕えた探検家マルコ・ポーロ。異国への憧れや旅の記憶を思わせる幻想的な香りは、フレーバード ティーの神話とも称されている。
お茶を“香り”として楽しむという発想
その特徴は、お茶をイメージして調香された優雅で穏やかな香りである。香水のような自己主張は強くなく、空間に静かに溶け込むような優しい香りを立ち昇らせる。
今回手に取ったのは、「THÉ DE LUNE(テ ドゥ ルヌ)」と「THÉ APRÈS L’ORAGE(テ アプレ ロラージュ)」の2種類。
「THÉ DE LUNE(テ ドゥ ルヌ)」は、“月光のお茶”と名づけられたお香で、満月に照らされた茶畑をイメージしている。湿った大地やお茶の木の樹皮の深み、そこにほのかに甘いこはくの香りが重なることで、神秘的で洗練された空気感を生み出しているそうだ。少し華やかさがありつつも、お香らしく、神経を鎮めてくれる落ち着きも感じさせる香りだ。
一方の「THÉ APRÈS L’ORAGE(テ アプレ ロラージュ)」は、“雨上がり”をテーマにした香りである。雨を含んだ大地の香りが感覚をゆっくりと呼び覚まし、空間をみずみずしく心地よい香りで満たしていく。
どのお香にも共通しているのは、“はるか異国の地への旅”を思わせるロマンのある世界観。さまざまな木々の芳香と茶葉の香りを重ね合わせることで、Mariage Frèresが追い求める壮大なお茶の世界が表現されている。
穏やかな香りが、忙しない毎日に余白をくれる
まず、火を灯した後、香りが立ち昇るまでの間。ゆっくりと昇ってゆく繊細で細い香煙に、つい目を奪われる。この儀式のような時間に、心は静けさを取り戻すことができるのだ。
また、華やかさや清々しい香りの奥に静かに佇むように存在しているお香ならではの香りは、どこか懐かしさを感じさせる。忙しない日々で疲れた神経を日常の雑念から遠ざけてくれるとともに、不思議な安心感ももたらしてくれるのだ。
玄関にお気に入りの香りを置いて、自分を出迎える
例えば玄関にお気に入りの香りを置けば、ドアを開けた瞬間にやわらかな香りがひろがり、自分自身を静かに出迎えてくれる空間に。外の空気から気持ちを切り替え、家で過ごす時間へと自然に意識を戻してくれる。
雨上がりを詩的に彩る香りとお茶
お香と同じく “雨上がり” を意味するこのお茶は、雨の後に漂う湿度や澄んだ空気感を思わせる繊細な香りが特徴。フレッシュな香りを持つ白茶「インゼン」をベースに、メンソールや白い花、オレンジの花の香りが重なり合い、静かで透明感のある余韻を生み出している。やさしい飲み心地でありながら、後味はすっきりとしており、雨の日の憂鬱な気持ちを気持ちよく洗い流してくれる。
カップから立ち上る湯気と、お香が静かにひろがる空気が重なり合うことで、まるで雨上がりの庭園にいるような感覚に包まれる。“飲む香り”と“空間の香り”が響き合う体験は、Mariage Frèresならではの楽しみ方と言えるだろう。
だからこそ、一度 “香りを楽しむため” にMariage Frèresのお香を手にとってみてほしい。優雅で落ち着いた香りを玄関やリビングに漂わせるだけで、家で過ごすいつもの時間が、少し特別なものへと変わっていく。
お香を通して、お茶の時間をさらに豊かなものへとひろげていく。Mariage Frèresは、そんな新しいお茶の楽しみ方を提案してくれるのだ。