Vol.221

MONO

30 MAR 2021

「トーストを科学する」バルミューダ ザ・トースターのオーブン機能が彩る食卓

美しく洗練されたキッチンには、インテリアに溶け込むミニマルなデザイン家電が望ましい。2015年に発売された「バルミューダ ザ・トースター」は、国内外で累計100万台以上の販売実績があるこだわりのトースターだ。 「トーストを科学する」がバルミューダ ザ・トースターのコンセプト。スチームテクノロジーと細やかな温度制御で、特別なおいしさのトーストを焼き上げるのが魅力だ。2020年秋には温度制御を進化させ、より上質な外観にリニューアル。発売以来、多くの人々を魅了し続けている。 石窯をイメージした外観のバルミューダ ザ・トースターは、言うまでもなくトーストを焼くのに最適なトースターだが、オーブンとしての機能も十分に備えている。本製品にはどんな機能があり、どんなオーブン料理を食卓に届けられるのか。機能性とそれを実現するためのデザイン、とろけるようなおいしさのレシピを紹介しよう。

トーストを焼くだけじゃない、バルミューダ ザ・トースターのオーブン機能の魅力とは

バルミューダ ザ・トースターは、一般的なトースターとは異なる面が多い。ここでは、トースターとしての機能だけではない、バルミューダ ザ・トースターのさまざまな調理機能を解説したい。

バルミューダ ザ・トースターは正確には「スチームトースター」

さっくり、ふわふわ。カフェで出てくるようなトーストが自宅で味わえる
バルミューダ ザ・トースターは科学的根拠をもとに、おいしいトーストを焼き上げることを徹底的に追求している。加熱してパンを焼くだけのトースターではなく、熱と水の力を使ってふんわりとした食感に焼き上げる本製品は、正確には「スチームトースター」だ。スチームテクノロジーと繊細な温度制御で焼き上げたパンは、表面はきつね色にさっくり、内側はたっぷりの水分を残しふわふわに。まるで石窯から取り出したばかりのような仕上がりを自宅で楽しめる。

パンの焼き加減には4つのモードがあり、「トーストモード」以外に、「チーズトーストモード」、「フランスパンモード」、「クロワッサンモード」と、それぞれのモードがパンの種類に合ったおいしさを引き出してくれるのもうれしい。

オーブン機能「クラシックモード」で週末のごちそうを

バルミューダ ザ・トースターにはスチームを使わずに、一定の温度で焼き上げるクラシックモードが備わっている。クラシックモードは、予熱なしで本格的なオーブン料理を作ることができる機能。パン以外にも、餅やグラタン、クッキーなどを調理できる。170℃、200℃、230℃の正確な温度設定ができるので、料理の幅が広がるのもうれしいポイントだ。

バルミューダ公式サイトでは魅力的なレシピを多数掲載中

バルミューダ公式サイトでは、バルミューダキッチンチームや料理研究家によって考案された「バルミューダ ザ・トースターを使ったレシピ」が多数掲載されている。

パンを使ったレシピはクラブハウスサンドやベーコンエッグトーストなど、パン以外のレシピは焼きカレーやラザニアなど、と幅広い。2021年3月の時点で、70種類以上のレシピが紹介されている。

「バルミューダ ザ・トースター」製品ページ:https://www.balmuda.com/jp/toaster/
公式レシピページ:https://www.balmuda.com/jp/toaster/recipes

バルミューダ ザ・トースターという製品が“焼き上がる”まで

開発チームの研究の末、たどり着いた「水」を使う調理

パンの食感は「水」が決め手

バルミューダ ザ・トースターのスチームテクノロジーでは、「パンを焼き始める前に給水部に5ccの水を入れる」。なぜ、水を使ってパンを焼くようになったのか。バルミューダ ザ・トースターで焼き上げるパンと「水の力」には、偶然の出会いがあった。

2014年、バルミューダは社員を集めてバーベキュー大会を開催。当日はあいにくのどしゃ降りだったが、思い出に残るからということで決行された。大雨の中ではあったが、そのとき炭火で焼いたトーストのおいしさは完璧だったそうだ。
それから、そのバーベキュー当日に焼いたトーストの味を再現するために日々研究が進められることになる。あるとき、誰かが「あのとき、すごい雨が降っていましたよね?」といった。その言葉をきっかけに、トーストと水分の関係が研究されるようになったのだ。

また、本製品の研究開発には、吉祥寺にあるパン屋「ダンディゾン」も大きな役割を果たしている。開発チームが厨房を見学した際、そこで使用されていたのは、細かい制御が可能なスチーム機能つきの電気窯だった。それを見た開発チームは、ガス火ではなく、「電気」と「水の力」でおいしいパンが作り出されることを確認できた。それは同時に、自分たちのアイデアに自信がもてた瞬間でもあったという。

デザイン性・機能性にもこだわったバルミューダ ザ・トースター

「バルミューダ ザ・トースター」の小窓は、石窯からインスピレーションを受けてデザインされた
バルミューダ ザ・トースターのデザインは、2,000以上もの案から選ばれており、最終的に石窯をコンセプトにしたミニマルなデザインが採用されている。デザインの開発チームが取り組んだのは、「とてもおいしいものは、どのようなところから出てくるべきか?」という命題だ。こうして完成した製品は、小窓から焼き上がりを覗き込める楽しさをもつ、どこかクラシックで遊び心のあるデザインとなった。2020年秋のリニューアルにおいても、デザインは初代のアイデアを引き継いでいる。

焼き網の着脱のしやすさもすぐれており、2020年秋のリニューアルではフレームに焼き網を載せるだけの仕様に。デザイン性だけでなく、使用後のお手入れがしやすいという機能性も実現されたのだ。
また、ダイヤルのサイズが大きくなり、手に馴染みやすくなったのもうれしい。

バルミューダ ザ・トースターを使った本格ディナーレシピ

まるでオーブン料理。バルミューダ ザ・トースターを使って最高のディナーを

バルミューダ シグネチャーレシピ「バルミューダ ザ・トースターで作るローストビーフ」

一般的なトースターでは中までしっかり温めるのが難しいフランスパンも、温度を保ってあつあつに焼き上げることができるバルミューダ ザ・トースター。だからこそ、ローストビーフのような塊の肉にもしっかりと火を通し、旨みを逃さずジューシーに焼き上げることができる。

しっとりやわらかなローストビーフにクレソンや玉ねぎ、パプリカを添えて、お好みの薬味やドレッシングをつけあわせたら、週末の晩酌にぴったりな1皿になるだろう。

バルミューダ シグネチャーレシピの「ローストビーフ」:https://www.balmuda.com/jp/toaster/recipes/043

バルミューダ ザ・トースターで仕上げるチーズグラタン|ZOOM LIFEオリジナルレシピ

バルミューダ ザ・トースターの「チーズトーストモード」は、バルミューダの代表である寺尾氏の大切な思い出が発端となり開発された。寺尾氏はトースター開発の当初から、子供の頃に食べた思い出のチーズトーストを再現できるようにと、リクエストしていたのだ。チーズトーストモードは、チーズの表面がこんがり、つやっぽく焼き上がり、中はとろとろになるように工夫されている。

チーズトースト以外にも、チーズを使った料理に「チーズトーストモード」を使用すれば、絶品に仕上がるはずだ。
たとえば「鶏肉を使ったチーズグラタン」もおいしく焼き上がる。

グラタン2人分の材料は、マカロニ50g、鶏もも肉70g、玉ねぎ1/3個、パセリ適量、きのこなどお好みの具材を適量。ホワイトソース用に、小麦粉大さじ2、バター適量、牛乳400ml、塩とこしょう、鶏がらスープの素をそれぞれ適量用意する。使用するチーズはシュレッドタイプがおすすめだ。

作り方は、まずはマカロニを茹でる。次に具材を食べやすい大きさに切り、フライパンにバターを溶かして塩とこしょうで味をつけながら炒める。

具材と絡ませながら、ホワイトソースを作っていく。小麦粉大さじ2、バター、牛乳を入れる。牛乳は数回に分けて注ぐようにしよう。弱火でとろみがつくまで煮詰め、塩、こしょう、お好みで鶏がらスープの素などで味を整える。

ホワイトソースにマカロニを加え、よく絡ませる。ここからが、バルミューダ ザ・トースターを使った仕上げの調理だ。出来上がったグラタンをホーローバットなどの耐熱容器に移し、お好みの量のチーズを振りかける。バルミューダ ザ・トースターを「チーズトーストモード」に設定し、10分焼く。こんがりと焼き目のついたチーズの上にパセリを振って完成だ。

スイーツ作りもお手のもの。バルミューダ ザ・トースターの使い方はアイデア次第

「バルミューダ ザ・トースター」でスイーツ作り。ゆったりとした休日を

バルミューダ ザ・トースターで焼き上げるクッキー|ZOOM LIFEオリジナルレシピ

バルミューダ ザ・トースターを通常のオーブンのように予熱して利用することで、本格的なお菓子を作ることができる。本製品のクラシックモードでは約2分で指定した温度に達するため、お菓子作りの予熱も手軽に行えるだろう。

例えば、クッキーを焼いてゆったりとした休日を過ごすのはどうだろうか。

約10枚分のクッキーの材料は、薄力粉100g、砂糖40g、無塩バター50g、卵黄1/2個、塩少々、バニラエッセンス適量。お好みでココアパウダーや茶葉の粉末を用意する。

作り方は、無塩バターを常温に戻してクリーム状になるまでよく練り、砂糖、塩、卵黄を加えて混ぜる。ふるった薄力粉とバニラエッセンスを加えて、ヘラを使ってさっくりと混ぜる。お好みのフレーバーの粉末もここで入れよう。

ラップを使って形を整えながら軽くまとめ、冷蔵庫で30分ほど寝かせたら、生地を麺棒で5mm程度の厚さに伸ばし、お好みの抜型で型抜きをする。ホーローバットなどの平らな耐熱容器にクッキングシートを敷き、型抜きした生地を並べる。

バルミューダ ザ・トースターを170℃に予熱したあと、耐熱容器に並べたクッキー生地をトースター本体に入れ、アルミホイルを被せて10分、アルミホイルを外して10分ほど焼いたら完成だ。

バルミューダ ザ・トースターで焼く「屋台の焼き芋」|ZOOM LIFEオリジナルレシピ

焼き芋はじっくりと熱を入れることで甘味が増す。バルミューダ ザ・トースターの繊細な温度管理を利用すれば、まるで屋台の焼き芋のようなねっとりとした食感の甘い焼き芋を作ることができる。

材料は、さつまいも1本のみ。もちろんお好みでバターやマーガリン、塩を用意しておいても良い。さつまいもは洗って両端を切り落としておこう。

作り方は、バルミューダ ザ・トースターの網の上にアルミホイルを敷き、その上に洗ったさつまいもを、水気を切らずに置く。
アルミホイルでさつまいもを包んでしまうと、蒸したような仕上がりになってしまうので注意したい。屋台の焼き芋を再現したい場合は、包まず焼くのがコツだ。

バルミューダ ザ・トースターの温度をクラシックモードの170℃に設定し、40分加熱する。さつまいもを裏返し、様子を見ながらさらに20~30分加熱する。竹串などを刺したときに、スッと通るようになったら完成だ。

至福の朝食から本格メインディッシュまで、バルミューダ ザ・トースター1台で

生地をこがすことなく、中まであたたまったパンが毎朝の食卓に並ぶ
活力をもって新しい1日をはじめたい人にとって、朝食は大切なイベントだ。ときおりの贅沢もいいが、日常が少しだけグレードアップするようなことはもっといいだろう。

毎朝のパン生活を「バルミューダ ザ・トースター」とともに送るのはいかがだろうか。「さくさく、ふわふわのトースト」は、一番の贅沢かもしれない。