一人暮らし部屋でテレワークスペースを設けるためのポイント
テレワークスペースと生活スペースを分けてメリハリをだす
テレワークは、オフィスに出社するのと比べてどうしても仕事モードになりにくい。仕事とプライベート空間が区切られていないと、ついダラダラしてしまうことも。
ワンルームや1Kといった小さめの間取りでは、部屋を区切るのが難しいと思われがち。しかし、簡易的なパーテーションやカラーボックスを利用すれば、プライベートの空間を遮ることができる。また、背の高い観葉植物を置くのも有効で、目隠しとなる上に温もりのある部屋づくりが実現する。
エアコンから離れた位置にテレワークスペースを設置
対策としてはエアコンからテレワークスペースを適度に離すか、エアコンの近くにレイアウトせざるを得ないときは、風向きを変える調整用ルーバーをエアコンに取り付けるのが有効だ。
壁向き?窓向き?デスクのベストな位置
壁向きはもっともポピュラーなレイアウト。目の前が壁なので、余計な情報が入ることなく作業に集中できるのがメリットだ。とはいえ、人によっては閉塞感を持ってしまうことも。
一方窓向きは、自然光を浴びたり、外を見たりしてリフレッシュできるのがメリット。長時間のパソコン作業がストレスに感じやすい人におすすめのレイアウトだ。眺めのよい部屋では、窓からの景色が気分転換になるだろう。
しかし、天候や部屋の向きによっては太陽光がまぶしすぎたり、熱や冷気を感じたりして作業に集中できない可能性がある。人によっては、紫外線対策も気になるかもしれない。
壁向きにワークデスクを設置する際は、パソコンモニターの明るさを調整したり、窓にブラインドや遮光レースのカーテンなどを取り付けたりといった工夫をしたい。
集中力がアップするデスクレイアウト
I字型デスクを壁面に設置する
ただし、I字型デスクだと十分な収納を確保できない場合もある。奥行きが狭いデスクはパソコン以外の仕事道具が置けないパターンも多い。
その場合、サイドテーブルやデスク下の収納ボックスなどの活用がおすすめだ。小物を片付ける場所をあらかじめ決めることで、仕事道具が散らかる心配がない。
L字型デスクは部屋のコーナー部分に設置する
L字型になっていることで十分な広さを確保でき、作業効率も上がりやすい。事務作業とパソコン作業を並行したり、マルチディスプレイを置いたりなど、自分が仕事しやすい環境に整えられる。
ただし、L字型デスクは長さがあるため、他の家具とのバランスを考えてレイアウトする必要がある。
仕切りやデスクを活用してスペースを分けるレイアウト
真ん中でゆるく仕切ったテレワーク空間
ネットにカレンダーを引っかけておけば、仕事のスケジュールも確認しやすい。また、ハンキンググリーンを吊るしておくと、適度に癒し効果を取り入れられるメリットもある。
Vol.254 DRAW A LINEで、自由なインテリアを考える
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部屋のコーナー部分にL字型デスクをレイアウト
I字型デスクにパソコンを置いて、収納棚にデュアルディスプレイを置くことも可能だ。収納棚はキャスター付きを選ぶと、好みの場所に移動できて便利。
Vol.352 在宅勤務のために買ってよかったモノとは。環境を整えて在宅勤務を快適に
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レイアウトのコツを押さえて、一人暮らしの部屋でも快適なテレワークを
仕事のオン・オフを切り替えるためには、パーテーションやカラーボックスなどを利用して、なんとなくでも仕切ることが大切だ。また、ラック付きのデスクを採用すれば、キャビネットやチェストなどを置かなくとも省スペース化が実現。プリンターやプロジェクターなど、テレワークの必需品なども収納できて作業効率が一気に高まる。
自分好みのアイテムをデスク周りに置くなど環境を整えることも、快適なテレワークの第一歩だ。仕事の効率を上げるため、ぜひテレワークスペースのレイアウトや環境づくりを楽しんでみてほしい。