まずはファスティングの正しいやり方を確認
「断食」とは違う「ファスティング」の方法とは
ファスティングの主な目的は「内臓を休めること」であるため、準備期間や回復期間をきちんと設定する必要がある。準備期間とは、カラダがファスティングに慣れるように整える期間のことだ。その後、ファスティング期間は固形物を避け、飲み物だけを口にして過ごす。そして回復期間には、少しずつ元の食事に戻していく。
一般的に、3日間以上おこなうファスティングは「ロングファスティング」と呼ばれており、体内のデトックスのために年4回おこなうことが推奨されている。「プチ断食」と呼ばれることも多い1日のみのファスティングは、月に1回ほどおこなうのが好ましい。プチ断食はデトックスというよりは、内臓を休ませるのに効果的だ。
失敗しない、ファスティングの正しい取り組み方
ファスティングは糖質を最低限に抑えながらも、必要な栄養素は摂取する。そのため断食とは違い、筋肉の減少や低血糖などの防止ができる。自身にあう栄養素の摂り方を見つけて、健康的に取り組みたい。
ファスティングはカラダのためにおこなうこと
酵素ドリンクの選び方も大切
健康のためについたくさん飲みたくなってしまうが、酵素ドリンクは商品によって摂取量が決められているので、必ず確認しておこう。
ファスティングの効果でカラダを内側からリセット
ファスティングのデトックス効果は肌に現れる
固形物を摂らないことで内臓にも休息期間を
カラダの中がすっきりすれば、睡眠の質や集中力が高まる
また、ファスティングは集中力を高める効果も期待できる。食後は胃腸に血液が集まって眠くなる傾向にある。ファスティングをしていれば脳に血液がよく回るようになり、集中力が上がるといわれている。
しっかりと睡眠をとって物事に臨みたいときや、集中力が必要な場面にあわせてファスティングをおこなえば、よい結果につながる可能性が高いといえるだろう。
ファスティング中の飲み物は酵素ドリンク以外にも
ファスティング中の飲み物は低カロリー・低カフェインが基本
ハーブティーはカフェインの含有がないものが多くあり、リラックス効果を得られるものも多いのでおすすめ。特にカモミールティーやミントティーなどは、空腹のイライラを抑えるのに効果的だ。
砂糖のたくさん入っているジュースやアルコールは摂ってはいけない。「ゼロカロリー」と記載されている炭酸飲料にも注意が必要だ。ゼロカロリーをうたう商品のほとんどは人工甘味料を使用しており、カロリーや糖類は基準値以下であれば「ゼロ」と表示できるため、 糖質がゼロとは限らない。
「味噌汁」はファスティング中の飲み物におすすめ
味噌汁は、ただ単に食事の置き換えに便利な飲み物というだけではない。味噌汁の味噌に含まれている乳酸菌や麹菌は、腸内環境を整えてくれる。ファスティング中に飲むなら赤味噌か豆味噌を使用し、昆布で出汁をとった具材なしの味噌汁がよいだろう。
プロテインに甘酒。注目の「オプティマム・ファスティング」とは
プロテイン・豆乳・甘酒をミックスしたドリンクで過ごす4日間
オプティマム・ファスティングは4日間のみのファスティングであり、特製ドリンクで過ごすのは2日間のみ。1日目は「準備期」、2~3日目は「断食期」、4日目は「回復期」となっており、断食期の2日間だけ3食を特製ドリンクに置き換える。「準備期」は朝昼に和食、夕食のみ特製ドリンクにし、「回復期」は朝食に野菜と果物、昼食はおかゆ、夕方は特製ドリンクを摂ればよい。
ここで、特製ドリンクの作り方を紹介しよう。
材料はプロテイン、豆乳、米麹の甘酒。プロテインは最もカラダに吸収されやすい、動物性の「ホエイプロテイン」を選ぶ。豆乳は砂糖の入っていない無調整豆乳にし、米麹の甘酒は砂糖不使用の米麹甘酒を選ぶ。砂糖で甘みがつけられた酒粕の甘酒は避けよう。
作り方は、プロテインシェイカーに豆乳、甘酒を入れ、プロテインを加える。豆乳は、温めてから加えてもよい。甘酒も温めてよいが、加熱しすぎると麹菌が失われるので注意し、飲んだとき心地よい程度の温度に抑えよう。プロテインシェイカーの蓋をしっかり閉じ、よく振って混ぜればできあがり。
タンパク質と乳酸菌がカラダをやさしく整えてくれる
また、ファスティング中にもかかわらず、豆乳や乳酸菌をしっかり摂取できるため、腸内環境を整えることができるのも魅力だ。固形物を摂らないため腸を休ませることもでき、代謝が活発化して痩せやすいカラダを目指せる。
オプティマム・ファスティングはファスティングの中でも特に空腹になりにくいため、精神的なストレスが軽減されるのもうれしい。固形物を摂らないことで胃腸を休ませつつ、プロテインなどの特製ドリンクで栄養を補う、健康的なファスティングの方法といえる。
「やり方」にこだわるファスティングでカラダをいたわる習慣を
ファスティングの一番の魅力は、ダイエットが最大の目的である「断食」とは異なり、無理なくカラダの健康状態を整えられるところ。忙しい毎日で働きづめのカラダをいたわる習慣として、ファスティングを始めてみてはどうだろうか。
【間取り】1LDK(40.48㎡〜47.64㎡)
【間取り】1K〜1LDK(25.51㎡〜51.03㎡)