音のプロフェッショナルが提案する新しいオーディオデバイス
「BOSE FRAMES ALTOは魔法のようなサングラスである一方で、実用的でもあるのです。電源を入れると、ヘッドホンのように瞬時にスマートフォンに接続し、電話帳やインターネット、そしてあらゆる音声コンテンツへ接続します。この充実の内容は、今年初頭にアメリカで発売されて以来、ウェアラブルデバイスのカテゴリーを席巻してきました。また、交換可能なレンズのバリエーションにより、プレミアムサングラスとして幅広い用途に対応しているのも多くの皆様に喜んでいただけています」と語るのは、プロダクトディレクターであるメフール・トリヴェティ氏。限られたスペースの中にいかにシンプルに、そして機能をもたらすかが多様性を追求する今の時世にぴったりなアイテムなのである。
数々のBOSE史上に挑んだパーソナルオーディオとしての一面
もちろんこのBOSE FRAMES ALTOにも、長きにわたり培ってきた技術が存分に落とし込まれている。その証拠に、BOSE史上最小、最薄、最軽量の音響システムを搭載。筐体サイズからは想像できない性能で、驚きのリスニング体験を提供してくれるのだ。
実際に装着して街中を歩いてみると、耳を通し会話や様々な音が聞こえているのだが、音楽もしっかりとこめかみ辺りから聴こえている。この不思議な感覚は、まさに音響システムの世界に革命を起こしたと言えるだろう。安全面も考慮されたオープンイヤーという新しいスタイルこそ、これからのスタンダードだと思える感動を与えてくれる。
一度掛けてみると分かるのだが、サングラスという形状の一体どこから音が聴こえてくるのだろう?どのように音を伝えているのだろうと疑問を持つ。その答えは左右のテンプル部にあった。内部に超極小の音響パッケージをつなぎ目なく搭載することで、ユーザーにしか聞こえない驚きのサウンドを実現しているのだ。
また、電源のオン、端末とのペアリング、Siri等のアシスタント機能の起動、通話、一連の音楽再生動作は、右側のテンプル部に搭載された極小サイズのマイクと小さなボタンだけで行えるという、徹底して操作性を追求している。今後も引き続き、新たな経験を提供してくれるソフトウェアアップデートによる進化にも期待したい。
また、これほどの技術を備えたBOSE FRAMES ALTOならばこんな使い方をしてみてはいかがだろう。仕事に追われる日々のなか、趣味である旅行に行く時間がない時などは、合間をぬって近くの海に足を運ぶ。そしてイメージした旅先で聴きたかった音楽を優しく流しながら想いを馳せる。それだけでも心の安らぎを取りもどし、翌日からの活力へと繋がっていく。また街の喧騒を恋しく思う時には音楽のボリュームを下げ周囲の音に耳を傾ければ、瞬く間に都会の寂しさから解放される。BOSE FRAMES ALTOだからこそ可能な新たな擬似現実の楽しみ方ではなかろうか。
サングラスとしての一面
紫外線を99%カットする大きなレンズは、強い陽射しのなか長時間外出していても全く目に負担を感じることはなかったので、これならば街中の普段使いからアクティブな場面での使用もおすすめ。また、さまざまな機能を搭載しているにも関わらずたったの45グラムという通常のサングラスとほぼ同等の重量。サングラスを掛けているとよく起こる耳の裏や鼻に痛みを感じることはなかった。
夢に見ていたアイテムが今ここに
今までにも似たような物は存在したかもしれないが、それらとは確実に違うのがBOSE FRAMES ALTOの特筆すべき点。そこにはBOSEがやるからこそ意味があり、その底力があるからこそ広がる世界観があるのだ。今後も試行錯誤を繰り返しながら未来を切り拓く技術の開発は進んでいくであろう。