天気が悪い日などに洗濯物を室内に干すと、生活感がグッと増してしまいせっかくのインテリアも台無しになりがち。そんな時に使いたいのが、ポーランド発の木製物干し「クロスドライヤー」だ。天然木のみを使ったスタイリッシュであたたかみのあるデザインはインテリアに馴染みやすく、憂鬱な部屋干しの気分を上げてくれる。そんな「クロスドライヤー」の魅力や、洗濯物以外での使い道を紹介したい。
憂鬱な室内干しにはおしゃれな物干しクロスドライヤーを
天気の悪い日や花粉・黄砂が気になる日など、洗濯物を部屋の中に干すことは多いもの。しかし、洗濯物を室内干しすると一気に生活感丸出しになって、部屋のインテリア性が損なわれがちだ。
また、室内の湿度が高くなったり、洗濯物で圧迫感が出たりと空間の居心地自体も悪くなって、気分も憂鬱になってしまう。特に、室内干しをするための物干しラックは金属やプラスチック素材で野暮ったいデザインのものが多く、これもまた、インテリアの雰囲気を台無しにしてしまう原因だろう。
そこで取り入れたのがポーランドの「BIERTA(ビエルタ)」社が手掛ける木製物干しタワー「クロスドライヤー」だ。アコーディオン式に組み上げられたタワー型の物干しラックで、クロス構造がシンプルながらスタイリッシュ。リビングに置いても景観を損なうことがなく、インテリアに馴染んでくれるのが魅力だ。
また、ビーチウッドの天然木を使っていて、あたたかみのある素材感も特徴。角の部分は丸みを帯びた形状に仕上がっているため、やさしい雰囲気になっている上に床への傷防止になる嬉しいポイントも。このナチュラルであたたかみある印象が、室内干しの生活感を和らげてくれるのだ。
お気に入りの生活用品があると、家事のモチベーションも上がりやすいもの。実際に、このクロスドライヤーを取り入れてから、洗濯物を干すのもなんだか楽しくなっている。そして、部屋干ししていてもインテリアを損なわないため、花粉や梅雨シーズンの洗濯で気分が下がることが少なくなった。
デザインだけじゃない。機能性も高くて使いやすい
クロスドライヤーを購入したきっかけは単純にそのおしゃれな見た目に引かれたからだ。あたたかみのある木製素材やクロス状になったスタイリッシュな形は、インテリアに溶け込みやすく、使っているのが楽しくなる。しかし、クロスドライヤーの良さはデザイン性だけではなかった。
シンプルな形状ながら、あらゆる洗濯物が干しやすく、乾かしやすいようになっているのが特徴だ。バーの長さはバスタオルとほとんど同じサイズのため、複数枚のバスタオルもしっかり干すことができる。間隔を空けて干せる構造なので乾きやすいのもポイントだ。
室内干しでは短い時間で乾かして、生乾き臭を防ぎたい。サーキュレーターや扇風機などの風を当てる時も、クロスドライヤーなら間隔があるので風がまんべんなく当たりやすく、乾燥を早めてくれる。
また、クロスドライヤーは高さを2段階に調節できるようになっている。最上段にあるストッパーの位置を切り替えるだけなので、調節作業はとても簡単。高い方に切り替えると、ボトムスやロング丈の衣類を干せるのもメリットだ。洗濯物の種類や量にあわせて高さ調整できるので、シンプルながら考えられた構造になっている。
最上段にはニットなどを平干しすることができる。ニットをはじめとしたデリケートな衣類は、直射日光によるダメージを避けるためにも部屋干ししたいことが多い。しかし、クロスドライヤーを取り入れるまでは、室内で平干しするスペースがなくて困っていた。これがあると、窓際など風通しのいい場所を選んで平干しすることができ、たとえ乾かすのに時間がかかっても部屋の見た目を損なわないのが嬉しい。
クロスドライヤーはジャバラ式に伸縮し、コンパクトに折り畳めるのも特徴。簡単に畳めるので、使う時も片付ける時もスムーズだ。また、重量は約3kg弱と軽いのも扱いやすいポイントで、移動させたり持ち上げたりするのも楽にできる。
片手でも簡単に持ち運べ、家具の隙間や洗濯機と壁の間、ベッド下など、ちょっとしたスペースに収納できる。使いやすいようにリビングの片隅に置いておいても、木製素材のためインテリアを邪魔しないところも嬉しい。
このようにクロスドライヤーは見た目だけでなく、使い勝手のいい部分が多いことに気付き、より一層お気に入り度が増して日々の洗濯を楽しくしてくれている。
インテリアに馴染むから出しっぱなしにしてもOK
木製素材のクロスドライヤーは、出しっぱなしにしてもインテリア性を損なわないのが大きな魅力だ。特に室内干しが続く花粉や梅雨の時期は、物干しラックを毎日折り畳んで収納するのが億劫になることもある。しかし、クロスドライヤーなら「明日も使うから」と出したままにしても、そのままインテリアに馴染んでくれるので気にならない。
そして、出しっぱなしOKなので洗濯物を干す以外の使い方もおすすめだ。普段使いのバッグや帽子、ストール、アウターなどを掛けておくハンガーラックとして使うことができる。特にバッグや帽子はいくつか掛けられるので、アパレルショップのような収納になって気分も上がる。バー同士の間隔が空いているので、バッグや帽子が重なりにくく、見やすい収納になるのもポイントだ。
また、外出後のアウターは汗などの湿気を飛ばしてからクローゼットに収納したい。クロスドライヤーがあれば、アウターの一時置き場としても活用できる。こんな風にクロスドライヤーなら出しっぱなしにして洗濯物以外にも使えるのが嬉しい。
ちょっとした収納やディスプレイのラックとして使っても
クロスドライヤーを出しっぱなしにして使う方法はほかにもある。例えばリビングに置くなら、ソファまわりで使うブランケットの収納スペースにぴったりだ。リモコンなどの小物を袋にまとめて引っかけておくのもいいだろう。天気の悪い日だけ室内干しする場合は、ブランケットや小物入れをサッと動かすだけで洗濯物を干せるので手間も少ない。
また、「吊るす系」のディスプレイスペースにも向いている。特に天然木の素材感は植物と好相性で、ドライフラワーを吊るしたい時にもぴったりだ。生花を1本1本乾燥させてドライフラワーにする場合は、風通しのいいところで逆さに吊るすのが基本。クロスドライヤーがあれば、インテリアに馴染ませながらドライフラワー作りをすることもできる。また、スワッグを吊るしてディスプレイしても馴染みやすい。
そのほかにも、エアプランツを飾る場所としても便利だ。エアプランツのディスプレイ容器は紐で吊るすハンギングタイプが多い。クロスドライヤーがあれば、S字フックで簡単に吊るして飾れるので便利だ。
エアプランツを育てる場合は、風通しのいい場所で管理する必要があるため、この点においてもクロスドライヤーは使いやすい。窓際に置いて植物を管理するスペースにするのもおすすめだ。このクロスドライヤーに何を飾ろうか考えるのも楽しく、さらに生活を潤わせてくれる。
デザイン性が高い物干しラックは出しっぱなしにしたくなる
生活感が出てインテリアが台無しになってしまう洗濯物の室内干し。見た目も気分もアップさせるにはおしゃれな物干しラックを取り入れたい。ポーランドのクロスドライヤーは、木製のあたたかみあるデザインでインテリアに馴染みやすく、室内干しの憂鬱な気分を上げてくれる。
また、スタイリッシュなデザインだと、ハンガーラックやディスプレイラックといった別の用途にも使える。梅雨など室内干しが続く日は、クロスドライヤーをインテリアの一つとして出しっぱなしにするのもいいだろう。このクロスドライヤーをフル活用して、日々の暮らしをもっと楽しくしていこうと思う。
BIERTA|クロスドライヤー
CURATION BY
インテリア・ライフスタイル専門ライター。「普段の生活がほんの少しラクになる・テンションがあがる」ような暮らし方を提案。北欧デザインと猫が好き。