Vol.243

MONO

15 JUN 2021

野菜をもっと美味しく、もっと楽しく。ジョセフジョセフの野菜ヌードルカッター「スパイロ」

種類も豊富で栄養素が高く、毎日の食事に欠かせない野菜。調理法もサラダのように生食で、あるいは煮たり蒸したり炒めたりとバラエティに富んでおり、さまざまな楽しみ方のある食材だ。だが一方で、みじん切りや千切りなどの切り方はあるものの、既に周知のものばかりで食す前から食感の想像は容易に出来てしまう。ジョセフジョセフの野菜ヌードルカッター「スパイロ」は、野菜をらせん状にカットし新たな食感とヴィジュアルが楽しめる、野菜料理の概念を大きく変えてくれるアイテムだ。

野菜をヌードル状にカットすれば、見た目も食感も大きく変わる

さっぱりとしたものを身体が欲する気候となり、サラダの美味しい季節がやって来た。好みの野菜を組み合わせ、お気に入りのドレッシングで和えるサラダは、野菜好きにも健康志向の人にとっても欠かせないもののひとつ。

だが野菜やドレッシングの選択肢はあるものの、食感がいつも同じではつまらない。メインに添えられた付け合わせ的な存在になりがちなサラダを変えてくれるプロダクトが、ジョセフジョセフの野菜ヌードルカッター・スパイロだ。

スパイロは平凡になりがちな野菜のメニューを変えてくれる

イギリス発、ジョセフジョセフのキッチンツール

「ジョセフジョセフ」は2003年、イギリスはロンドンを拠点に双子の兄弟、アンソニー・ジョセフとリチャード・ジョセフによって設立された。アンソニーとリチャードの祖父はバーミンガムで「ザ・グラス・カンパニー」という工業用ガラス部品を製造する会社を設立、父のマイケル・ジョセフもその経営に加わっており、代々プロダクトデザインに関わる家系であった。

デザインを学んでいたリチャードは、父マイケルに頼まれデザイン部門に参加。やがてアンソニーも加わり、父の会社で成功を収めた二人は独立、ジョセフジョセフを興すこととなる。

最初にまな板、マグカップ、時計、皿を生産したジョセフジョセフは、その中のまな板がヒット商品となる。この時にマグカップと時計の製造を止め、二人はキッチンツールに焦点を当てていく。

ジョセフジョセフの製品は、どれもキッチン内で起こる小さいけれど見過ごせない問題を回避してくれるものばかり。さらに美しいカラーリングと高いデザイン性で、消費者の「こんなものが欲しかった!」という希望を叶えてくれるプロダクトを数多く展開している。

機能性とデザイン性を兼ね備えたフォルムと独自のカラーリングで、国際的なプロダクトデザイン賞であるレッド・ドット・デザイン賞を始め、数多くの賞を受賞しているのも納得のキッチンツールブランドだ。

野菜ヌードルカッター「スパイロ」の使い方

スパイロは重ねてスッキリ収納できるフォルムが特徴
スパイロはベースとなる容器、食材をホールドし回転させるフタの部分と、異なるサイズにおろせる3種類のブレードが付いている。最初に選んだ食材の両端が平らになるよう、5~8㎝ほどの高さにカットしよう。

左から突起で野菜を抑えるフタ、粗目ブレード、細目ブレード、すりおろしブレード、容器
好みのサイズのブレードを選び容器にセットしたら、ブレードの中央に食材を置き、フタのアーム上部分をスロットに差し込み、食材にフタをかぶせてしっかりと固定する。

カットした野菜を選んだブレードに設置。野菜の上部にフタの突起を刺して固定する
フタを押しながら、時計回りに廻していくと食材がヌードル状にカットされていく。切り終えたら容器に収まった具材を取り出し、好みの味付けや調理法で調理しよう。

フタの上側は滑りにくい素材で出来ている。フタを押しながら回転させて野菜をカット
フタ、ブレード、そして容器は取り外しが楽で洗いやすいのも嬉しい。ひとつにまとめれば邪魔にならないコンパクトなサイズで収納もスムーズ、絶妙なカラーでキッチンに馴染んでくれるシンプルなデザイン。一度使えば手放せなくなるアイテムだ。

野菜ヌードルカッターにおすすめの野菜

ジョセフジョセフのスパイロでヌードル状に出来る野菜は、ある程度硬さのあるもの、幅が3~4㎝以上あるもの、中身の水分が少ないもの。おすすめ野菜の代表格はズッキーニだ。欧米では「ズードル」という呼び名も生まれ、ヌードルのように食せると評判だ。

これを「細目ブレード」でカットすると、まさに「麺」の状態を楽しめる。フライパンでさっと炒め、ニンニクと唐辛子を合わせて塩・胡椒で味付けしてペペロンチーノ風にしたり、バジルソースを合わせてみたりと色々なレシピを試してみよう。

軽く炒めれば歯ごたえのある食感を楽しめるズッキーニ
人参もキャロットラペや沖縄の郷土料理である人参と卵を炒めた人参しりしりなど、普段のメニューがらせん状になることによって、新たな触感が楽しめる。天ぷらにしてみたり、ズッキーニと合わせてカラフルでボリューム感のある一品にしてみても。

すぐに出来るメニューが、新鮮なビジュアルへ生まれ変わる
じゃがいももヌードル状にして、ハッシュブラウンにするのもおすすめのレシピ。千切りにするのが面倒くさく感じていた方も、これならすぐに調理できるので、あと一品欲しい時にも向いている。

じゃがいもを細く切って作るハッシュブラウン。スパイロを使えば見た目も食感も大きく変化する
野菜ヌードルカッターに向いている野菜は何だろう?と考えると、食材を選ぶのが楽しみになってくる。この野菜にはどんな味付けが合うだろうかと思い巡らすのも創造力を刺激する。組み合わせやレシピは無限大であり、凡庸になりがちなサラダや在り来たりの野菜料理の存在感がぐっと上がるに違いない。

食材への探求心、調理の好奇心を向上させて、野菜をより愉しむ暮らしに

野菜は健康的な生活を送りたい人にとってなくてはならない存在だが、量をたくさん食べるのはなかなか難しい。メニューがマンネリ気味になったり、味や食感に飽きてしまうこともあるだろう。

ジョセフジョセフの野菜ヌードルカッターは、もっと野菜を食べたいと思った方にこそ使ってほしいプロダクト。ダイエット中でメインや炭水化物の量を抑えたい時にもおすすめだ。

手早く調理したい時も、野菜をたっぷり食べたい時にも役立ってくれる
独自の栄養素と美しい色合いを放つ野菜の数々を眺めながら、今度はどの野菜を選ぼうか、どんなレシピにトライしてみようかと考える。これまでの野菜料理が大きくステップアップしてくれるに違いない。

ジョセフジョセフの野菜ヌードルカッター・スパイロは、野菜をもっと美味しく、もっと楽しく味わう際に欠かせない相棒となってくれるだろう。

ジョセフジョセフ スパイロ

https://josephjoseph.jp/

2,200円(税込)