Vol.298

KOTO

24 DEC 2021

一人暮らしのための部屋探しのコツとは?譲れない条件の決め方や内見時の注意点

一人暮らしを始めるために新しい住まいを探すとき、明確な選定基準を設けずに物件を選んではいないだろうか。実は部屋探しにはさまざまなコツがあり、理想を叶えるためには注意しておきたいポイントもある。この記事では、部屋探しに最適な時期や一人暮らしのための部屋探しのコツ・注意点を紹介する。快適な住まいを見つけるためにも、ぜひ参考にしてほしい。

コツ1|部屋探しを始める時期を見極める

引っ越し業者の繁忙期はなかなか予約が取れないことも
部屋探しの1つ目のコツは、時期を見極めることだ。不動産会社や引っ越し業者には繁忙期と閑散期があり、その時期によって取り扱う物件数や顧客一人に対応できる時間が異なる。また、自分が住み始めたい時期との兼ね合いも大切だ。ここでは、部屋探しを始める時期や引っ越しに最適な時期を紹介する。

部屋探し・引っ越しに最適な時期とは

不動産会社の繁忙期は、1月〜3月といわれている。4月からの新生活に向けて退去する人が多いため、物件数が1年で最も多い時期だ。転勤や通学のために引っ越す人は3月までに物件を決めてしまおうとすることが多いので、住みたい物件をゆっくり検討しているうちに他の人が先に契約してしまうこともある。

引っ越し業者の繁忙期は、3月〜4月上旬といわれている。新生活に向けての引っ越しは時期が重なることが多いため、なかなか予約が取れないケースもあるだろう。しかも費用が高くなる可能性があることに注意が必要だ。

5月以降はだんだんと市場に出回る物件数が少なくなり、7月〜8月になれば不動産会社は閑散期に入る。この時期であれば部屋探しのライバルも少ないため、物件をゆっくりと比較・検討できるだろう。繁忙期は複数の内見ができないケースもあるが、閑散期は時間に余裕をもって内見できることも多い。また、引っ越し業者も通常期に入っているため、繁忙期と比べるとスケジュールにゆとりがあり、費用も抑えやすい傾向にある。

部屋探しから住み始めるまでにかかる時間とは

自分にぴったりな物件を見つけても、すぐに入居できるわけではない。賃貸物件に入居するまでには、入居審査や契約・手続きが必要になる。さらに、不動産契約においては物件の仮押さえが基本的にはできないことに注意したい。入居申込みをして初めて物件を押さえてもらえるため、部屋探しを始める時期が早すぎると希望する部屋が借りられない可能性がある。また、借りられても余分に家賃を支払うことになってしまうこともあるので注意しよう。

新居に住み始めたいタイミングが決まっているのであれば、部屋探しは引っ越し時期に合わせて行うと効率的だ。引っ越し予定日の1〜2カ月ほど前に部屋を探し始めるとタイミングを合わせやすいので、自身が部屋探しにかけたい時間を考慮して情報収集を開始しよう。

コツ2|部屋探しの前に4つの条件を決めておく

毎月の家賃と初期費用の上限は計画性をもって設定することが大切
部屋を探すときには、事前に条件を決めておく必要がある。計画性をもたずに決めてしまうと、家賃の負担や生活上の不便さで後悔してしまうことも。ここでは、部屋探しの前に決めておく4つの条件を見ていこう。

部屋探しの条件1:家賃の上限・初期費用

家賃は毎月支払わなければならず、家計のなかでも大きな割合を占める支出だ。そのため、家賃の上限を決めて無理のない金額に設定することが必須といえるだろう。家賃の上限は、「毎月の手取りの3分の1」が1つの目安となる。物件によっては家賃と管理費・共益費が別の可能性もあるため、その場合は合計金額を考慮して条件に合うかどうか確認したい。

また、初期費用は家賃の何倍もの金額になることもある。初期費用を支払っても、のちの生活のために貯蓄を残しておける程度に調整することが大切だ。

部屋探しの条件2:間取りや部屋の広さ

自分にとって暮らしやすい間取りを検討しよう
日々快適に過ごすためには、自分のライフスタイルに合った間取りを選ぶようにしたい。まずは基本的な間取り表記を確認しよう。

間取りは数字とアルファベットで表記されている。アルファベットは用途が決まっている部屋を表し、Lはリビング、Dはダイニング、Kはキッチンを指す。数字はアルファベットの部屋を除いた部屋数のこと。つまり、1Kは1部屋+キッチン、1LDKは1部屋+リビングダイニングキッチンとなる。また、Rは「Room」の頭文字で、キッチンと部屋が区切られてない構造を指す。つまり1Rは、居住空間である1部屋のなかにキッチンも収まっている間取りとなる。

数字が大きいと部屋数が多くなるため、広くなると思う人もいるだろう。しかし、なかには部屋数が多くても1部屋ずつが狭い物件もあり、かえって使いづらくなる可能性もあるので注意しよう。現在住んでいる部屋の広さを測って必要最低限の床面積を把握し、どんな用途に部屋を使いたいのかを明確にするのがおすすめだ。そうすることで、自分に合う部屋の間取りや広さが想像しやすくなるだろう。

部屋探しの条件3:エリアや周辺環境

せっかく新しい環境に引っ越すならば、できるだけ生活に便利なエリアを選びたい。駅から何分かかるか、商業施設が何軒あるかなどの数値は利便性の目安になる。ただし、数値上ではよいと思っても、実際に住んでみると不便なこともある。たとえば、駅までの距離が近くても街灯がない、道路が狭い、きつい坂道があるなど、数値上ではわからない問題が発生する場合もあるだろう。内見をした際に、周辺の様子をあわせて知っておくことが大切だ。

また、利便性のよい都心部の家賃は、他の土地に比べて高い傾向にある。そのため、家賃と移動費や移動時間などの割合も考慮して、引っ越し後のライフスタイルをイメージしながら選ぶとよいだろう。

部屋探しの条件4:譲れない条件を明確に

家賃や間取り、エリア以外にも、部屋探しにはさまざまな譲れない条件がある。たとえば角部屋・バストイレ別・ペット可など。どれも魅力的な条件に感じるかもしれないが、すべての理想を叶えようとすると家賃との折り合いがつかなくなることもあるだろう。そのため、まずは自分が絶対に譲れない条件だけを明確にすることが大切だ。

譲れない条件とは、生活に欠かせないことや生活を豊かにするためのことだ。優先順位をつけ、絶対に必要なことと、余裕があったらほしいこととをきっちり分けて考えたい。

コツ3|部屋探しの内見の際はポイントや注意点を押さえておく

内見時には見るべきポイントがたくさん。隅々までチェックしよう
ここでは内見の際のポイントや注意点について見ていく。ただし、すべての条件が整う部屋探しは難しいため、優先順位を決めておくことが大切だ。

部屋の間取りを見る際のポイント・注意点

まずは、間取り図と実際の部屋が合っているかどうかを確認しよう。まさか間取り図が間違っているはずはないと思うかもしれないが、実際に間違っている場合もある。また、運び込みたい大型家具の大きさを事前に測って書き留めておくと、部屋に置くイメージがしやすいのでおすすめしたい。部屋の大きさだけではなく、ドアの開く方向や窓・収納の位置によっては、思うように家具を置けない可能性があるため注意が必要だ。

部屋の大きさだけではなく、入り口のドアの横幅も測らなくてはならない。ドアの横幅によっては今使っている家具を搬入できない可能性もある。また、横幅はクリアしても、ドアの開き具合やちょっとした金具の出っ張りなど、些細なことで搬入できないケースもあるので気をつけよう。

部屋の設備を見る際のポイント・注意点

さまざまな人が暮らす賃貸物件で多いトラブルが、騒音トラブルだ。内見時には上下階や隣室から音漏れがないかチェックしよう。音が聞こえるなら、自室からの音も漏れるということだ。また、日当たりや風通しのよさは、日々の生活の質に関わってくるもの。帰りたい部屋になるかどうかにも関わってくるので、ぜひチェックしてほしい。

住む人のライフスタイルを彩るマンション「ZOOMシリーズ」は安全性・実用性・センスという3つのコンセプトを大切にしている。「ZOOMシリーズ」のコンセプトの1つ「安全性」は、モニター付きインターホンやオートロック、鍵の形状、ドアの建付けなど、住む人の安全を細部にまで追求している。安全性の高い賃貸住宅は、自分らしい生活をして生活の質を高める、いわゆるQOLの向上にも貢献する。

部屋探しの際は実用性にもこだわりたい。たとえば「ZOOMシリーズ」に見られるような、バルコニーや浴室乾燥設備の有無、水回りの使いやすさや動線のよさなどのポイントをチェックしよう。また、自分らしく暮らすためには、壁や床の部材の種類や質感、手持ちの家具との相性も重要だ。「ZOOMシリーズ」なら、安全性、実用性、センスを兼ね備えた、理想の部屋が見つかるかもしれない。

共用部や周辺環境で注目したいポイント

共用部の清潔さや明るさは重要なポイント(ZOOM渋谷神山町)
住居部分だけではなく、共用部や周辺環境にも注目したい。住居部分はあとから改善できるものもあるが、共用部や周辺環境は改善できずに、自分が我慢しなければならないことが多いからだ。

たとえば、壁に落書きやへこみなど、荒れている様子がないかどうかはチェックしておきたい。あわせてエントランスホールの鍵の有無や、建物の廊下や入り口、周囲の明るさなど、防犯面も見ておこう。また、宅配ボックスや専用のゴミ捨て場、入居者向けの施設があるかどうかは生活の質に関わる項目といえる。ライフスタイルにあわせて必要な設備の有無を確認しよう。

さらに、静かな生活を望む人は、近くに騒音が発生しそうな施設はないかどうかも調査しておきたい。内見時には静かでも、時間帯や曜日によって起こる騒音もある。たとえば線路や踏切、大きなイベントスペース、学校などの有無には要注意だ。

部屋探しのコツを押さえて、理想の住まいで快適な新生活を

いつでも帰りたくなる快適な部屋を見つけよう(ZOOM吉祥寺EAST)
部屋探しにはコツがあり、特に初めての一人暮らしの場合は見落としがちなポイントが多く存在している。さまざまな条件に優先順位をつけて自身の生活に最適な部屋を検討するとよいが、何より大切なのは選んだ部屋に毎日帰りたくなること。居心地のよい環境で生活している自分の姿が想像できることも大切だ。

ZOOM物件には、安全性や実用性を兼ね備えた快適でおしゃれなマンションが数多くある。一人暮らしを始める際には、ぜひZOOM物件を部屋探しの候補にしてみてほしい。