1LDKの二人暮らしが成功するレイアウトに必要なこと
1LDKで二人暮らしはできる?1DK、2DKとの間取りの違い
また、二人暮らしで検討する間取りには2DKもある。2DKは、2部屋+ダイニングキッチン(6~10帖)の間取りになっているため、はっきりとパーソナルスペースを確保したい二人に向いているだろう。
1LDKの二人暮らしで気を付けたいポイント
1LDKの二人暮らしでは、レイアウトの仕方によっては自分専用の場所を確保したり、お互いの友人を部屋に招いたりすることも可能だ。しかし、基本的にはすべての部屋を「二人の部屋」と割り切ることも大切にしたい。また、家族が増えた場合には、スペースの確保が難しくなるだろう。
1LDKの部屋には備え付けの収納スペースが少ないことがあるため、ものを減らしてすっきりと暮らす工夫も必要になる。このとき、たくさんの収納家具を置くことはおすすめしない。収納家具を増やすと部屋が狭くなるだけでなく、必要以上にものを増やしてしまいがちになる。必要なものだけで賢く暮らすことがポイントとなる1LDKは、ミニマリストの生活に憧れる二人にとって、ぴったりの住環境といえるだろう。
最初に決めておきたい、「1部屋」を何に使うのか
たとえば、慌ただしい暮らしのなかで食事の場所と休息の場所を分けたい場合は、LDKではない1部屋を寝室にしたい。片方が在宅ワークで作業スペースを確保したい場合は、1部屋を書斎として使ってもよいだろう。
レイアウトを先に決めておかないと、住みはじめてから大型家具の配置し直しが必要になる。また、間取りによってはあとから「こうしたい」と思っても難しい場合があり、家具を買い直すことになるかもしれないので注意しよう。
二人の場所にするためにインテリアにはこだわりたい
家具の色やテイストを統一してすっきりとまとめよう
また、持ち込む家財同士のテイストだけでなく、部屋の内装と家財の色合いもマッチさせることでよりおしゃれに演出できる。悩むときは、グレースケール+ワンポイントカラーの配色がおすすめだ。グレースケールとは、白と黒の中間色であるグレーのグラデーションでの表現のこと。洗練された印象にまとめやすく、どんなカラーにも合わせやすいのが特徴だ。
家具の高さと視線誘導で「部屋の広さ」がぐっと変わる
また、広くスペースの空いた壁には、お互いの趣味を考慮しながらお気に入りのアートを飾ったり、壁掛けの鏡を設置したりしよう。アートにはリラックス感や幸福感、満足感をもたらす心理的効果があるといわれており、鏡には部屋に奥行きを感じさせる効果がある。賃貸なら壁を傷付けないような軽いものを選び、壁に貼ってはがせるフックで固定しよう。
1LDKはベッドのレイアウトが二人の暮らし方を決める
自炊メインの二人なら寝室とLDKを分けて暮らしたい
この設置方法のポイントは、食事スペースとくつろぐ場所を分けること。食事スペースには必要に応じてマルチに使えるように大きめのダイニングテーブル、または天板を折りたたんだり伸縮できたりするタイプのテーブルを置きたい。リビング部分にはローテーブルにソファや座椅子などを置いて、くつろげる空間をつくろう。
食事スペースを広く取って寝室と分けることで、お互いの友人を部屋に招きやすくなる。カウンターキッチンタイプの間取りなら、さらにおしゃれなダイニング のレイアウトも可能だ。壁付キッチンの場合は、散らかったキッチン部分が見えないように工夫するとよいだろう。
外食メインの二人ならリビングをホテルライクな空間に
とはいえ、キッチン近くにはカウンターテーブルセットを設置し、軽食やちょっとした晩酌を二人で楽しめる空間をつくりたい。ローテーブルに一人掛けソファやチェアを合わせて、ラウンジ風インテリアにするのも洒落ている。
ただしLDKにベッドを置く場合は、キッチンや食事スペースが近くなりがちなので配置に注意しよう。食事スペースとベッドの間には、目隠しとなるような収納家具やパーテーションを設置することが欠かせない。
このレイアウトにすれば、1部屋を寝室以外の用途に使うことができる。在宅ワークをしている人や、夜遅くまで趣味にいそしむ人などは、相手の生活サイクルを邪魔せず作業に集中できるだろう。お互いにストレスを感じにくくなるレイアウトなので、二人の生活スタイルに合うと感じた場合はぜひ実践してみてほしい。
レイアウトにこだわって、二人で暮らす1LDKを快適に
ZOOM物件には外観・内装ともにおしゃれで安全、快適なマンションが数多くあり、今回紹介したレイアウトが可能な部屋の取り扱いが十分にある。二人暮らしをご検討中なら、ぜひ物件探しの候補に加えてみてほしい。