Vol.148

FUNCTIONAL

17 JUL 2020

小回りの利くおろし器で、食卓を豊かに。AUX「おろしスプーン」

一人暮らしをしていると、仕事やプライベートの用事に追われて、つい食事が疎かになりがちだ。毎食とはいかなくても良い、凝った料理でなくても良い。自炊をして体を労る食事を摂ることは、日々の暮らしでも大切にしたい。そんな時に見直したいのが、キッチンツールである。包丁やフライパンなど、基本的なアイテムは揃っていても、おろし器はどうだろうか?もし持っていないという方は、“小回りの利く”おろし器をひとつ持つのもいいかも知れない。なぜなら、食事の幅がぐっと広がるからだ。今回は一人暮らしの食卓を充実させてくれる、AUX(オークス)の「おろしスプーン」を紹介する。

ちょっとしたひと手間が、一人暮らしにはハードルが高い

夏に食べたい冷奴も、おろしたてのショウガを乗せれば一段とおいしくなるのだが...
「薬味に、すりおろしたショウガを少々乗せて」
「ニンニク1片をすりおろして、タレに加える」

料理サイトを見ながら料理をしていると、こういったすりおろしを指示する文言がたびたび出てくる。しかもその多くが、少量しか必要とされていない。わざわざ大きなすりおろし器を買って、少しだけおろすのはなんだか無駄な気がするし、一人暮らしのキッチン収納も圧迫してしまう。おろし器の刃に絡みついた食材を取るのも、想像しただけで少し面倒だ。小回りが効かない窮屈な暮らしをイメージしてしまい、「だったらやっぱり、チューブでいいや」と、筆者はおろし器を買わないままでいた。

しかし家での自炊が増えると、そうはいかない。味覚はフレッシュな薬味の香りを求めはじめた。「冷奴も、おろしたてのショウガと一緒に食べるとおいしいんだよな・・・」「パスタやトーストにすりおろした柑橘類の皮をかけたら、おしゃれな味になりそう...」といった具合に。

ならば必要な分だけおろせる、小回りの利くおろし器を使えば良いじゃないか。そこで見つけたのが、AUXのUCHICOOK「おろしスプーン」である。

少量すりおろしたい時に。AUXの「おろしスプーン」

AUX「おろしスプーン」¥1,500(税別)
AUXは、「ちょっとした感動」の提供を目指し、斬新でアイデアにあふれたキッチンツールを中心に商品開発している日本国内の会社だ。手掛ける商品は多岐にわたるが、どれも使い手側の目線に立ち、快適な暮らしを実現するための工夫が凝らされている。

メイド・イン・ジャパンの確かな品質
おろしスプーンの形状は、レンゲの形に似ている。スプーンのつぼにあたる部分におろし刃がついているという、ありそうでなかったシンプルな形だ。必要な分だけおろして料理に混ぜることができるので、すりおろしすぎて余るといった無駄も生まれない。

例えば生姜焼きをつくるときも、醤油や料理酒、砂糖などにすりおろしたショウガを入れてタレを作るのだが、おろしてすぐにタレに入れて、そのままスプーンとして混ぜられるので、料理の下準備もスムーズにできるのだ。

国内外に名を馳せる金属加工のまち、新潟県・燕三条地域の職人によって作られている
スプーンとおろし刃を掛け合わせた形状というだけでも斬新だが、「おろしスプーン」は本来必要なすりおろす機能にもこだわっている。切れ味を良くするためおろし刃の角度に着目し、斜め60度に鋭く起こすことによって、食材の繊維が絡みにくく、洗いやすさも向上させた。素材は丈夫なステンレスを用いて、熟練した職人が丁寧に作りあげた、質の良いプロダクトだ。

「おろす」以外にも。「運ぶ」「混ぜる」ができる

では、実際に「おろしスプーン」を使ってみよう。クーラーの風に当たって冷えた体を温めるため、ホットのハニージンジャーを作ることにした。

柄じりの部分が深めに曲がっているため、持ちやすさも抜群だ
まずはショウガをおろす。おろすときは台の上で行うか、スプーンの柄をなるべく短く持ってしっかりホールドした上で行うのが良いだろう。歯の角度が計算されているからか、そこまで強い力をかけなくても簡単にすりおろすことができる。もしショウガがスプーンのつぼの幅よりも大きい場合は、使う分をカットしてからおろすと良いだろう。

おろしたてのショウガの香りがたまらない
スプーンを取り出してから、ものの数十秒ですりおろしは完了。チクチクとするおろし刃からショウガを取って、わざわざ容器に移し替える必要はない。そのままカップまで運ぶだけだ。

すりおろしたショウガを運んだら、カップの中へ
カップに入ったお湯にたっぷりのはちみつを加え、すりおろしたショウガを乗せたスプーンを入れると、ふわりとショウガが広がる。そのままはちみつも溶けるように混ぜたら、あっという間にハニージンジャーが出来上がった。ショウガの舌触りが苦手な方は、一度こしてから飲むと良いだろう。香りを楽しみながら、体を温めることができた。

収納するまでを考えることで、暮らしの充実につながる

キッチンツールというものは、ただ目的に沿って便利に使うことができれば良いというわけではない。本当に便利なキッチンツールというのは、往々にして収納面においても便利である。

スプーンは縦型の形状なので、他のツールと一緒にまとめて収納もしやすい。高さも容量もないので、トングや菜箸などのよく使うキッチンツールと一緒に、取り出しやすい場所にすっきりと収納できる。そして再び使う時もすぐに取り出せるのだ。

「おろしスプーン」によって料理の幅がもっと広がるかもしれない
料理のための様々なツールが置かれているキッチン。その中には、場所だけ取ってなかなか出番がないものもある。料理のレパートリーを充実するためとはいえ、ツールでキッチンスペースを圧迫してしまっては、暮らしを不自由にさせかねない。自分の暮らしのサイズ感に合うモノを選ぶことで、一人暮らしも食生活も、より豊かにすることができるだろう。

AUX UCHICOOK 「おろしスプーン」

材質:18-0ステンレス
商品サイズ:全長16.5×幅4cm
原産国:日本

公式サイト:https://www.aux-ltd.co.jp/products/uchicook/orosispoon.html